重心移動の改良と秋の魚たち

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夏の暑さと仕事のやりくりに奮闘しつつ、秋の離島遠征を目標にこの2ヶ月ほどはダイビングペンシルの調整を進めてきた。
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そもそもアクションの原理をまだよく理解できてないので、数打ちゃ当たる方式で長いの短いの、ストレートとカーブ、丸いの平たいの、フックはシングル、ツイン、トレブル、仕上げはホログラム、アルミ、メッキフィルムなどなど手当たり次第に。

ウェイトの位置やら重さもいろんな情報を見ながら調整を繰り返し、少しずつ自分の欲しい形とアクションに近づいてきた。そして満を持して遠征まであと数日という矢先のニュース速報…

「台風12号が発生」

ええーっ⁈
まじか。そんなの昨日までなかっただろ?

本当に声が出てしまった。それからは1時間ごとに風速や進路予想や運行情報をウロウロと。なんとか上陸は避けられそうだがどうだろう。ソワソワ…

しかし願い虚しく
頼みの船が早々と欠航に…。

今年は本当にいろいろです。

予約していた宿やレンタカーにキャンセル連絡。なんかただでさえお客さん少ないだろうに本当に申し訳ない。そのまま1ヶ月先の日程で予約を取り直すこととした。




目先の目標を失ってしまったためしばらくはぼんやり過ごしていたが、秋シーズンも始まりつつあるので近場にヒラメやシーバスの様子を見に行くことに。

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サーフでソゲちゃま。

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磯では可愛いアコウちゃま。

いずれも可愛すぎて即リリース。
まだ早いのかな。

自作ミノーもあれこれ投げてみるも反応なし。
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仕上げはそこそこ進んできたが、アクション面でのフィーリング部分でまだしっくり来ないところがあり、アイを調整したりウェイトを追加したりフックを変えてみたり、いろいろ手当てするも改善に至らず。

そこで重心移動を一度見直すことに。
これまでこんな感じに長く経路を設けていたのだけど
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もっとクイックレスポンスをイメージし、ウェイト部屋を2つに分けて経路を短くすることにした。ワイヤー加工もよりシンプルに改良。
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ウェイトの移動距離が短くなった分、飛距離は縮まるのかもしれない。これでいいのか?やってみないと分からないが、何でも思いついたら実行あるのみ。

メッキシートは以前より薄型のものをとある業者から手に入れることができた。個人で購入するにはためらわれる価格と量ではあったが使ってみたらとても良い感じ。下地をきちんと整えないと拾ってしまうのが難点だがそこは丁寧にやればいいので。
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アクション目的なのでひとまずカオナシで完成。

そしてまた近場のサーフへ。
一投目。距離はそこそこ、アクションは以前より改善された。これなら続けられそう。しばらく投げ続けてみる。
午後の満潮からの下げ時合い、磯とサーフの際を引いてきたら足元でヒラメがチェイスするのが見えた!

バイト!
しかしフッキングせず。

さあもう一度!
小さくトゥイッチしたら
2度目のバイト!
今度はがっちりフッキング。
そしてずり上げ成功。
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ヒラメ49cmキャッチ。
この秋の初物が自作で。たまりません。

外がかりではあったものの、3フックがきちんと働いていることを実感。いい感じだ。
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そして翌週は磯へ。狙うはヒラスズキ。
朝からいいサラシ出ていたが、目当てのポイントは青物狙いの先行者。幸いサラシ打ちをしている様子はないのでその人が帰ってからポイントに入る。
こないだヒラメを釣ったメッキミノーを結び一投目…

「ドン!」

出た!すぐにジャンプしてエラ洗い。
目測60cmくらいの磯マル。
ウネリとサラシで足元はガチャガチャ。
どこから上げる??

どうにかランディング位置まで誘導。
よしよし。もう半身陸に上がってる。
手を伸ばして最後の仕上げの瞬間大きなウネリ

あっ‼️

と思った瞬間に

「ブチッ!」

ラインブレイク!
同時に魚が暴れて魚の口からルアーが外れた!

とっさに両手で魚を押さえつける。
と今度は波がロッドを襲う!

…もう大パニック

ずぶ濡れの中片手で魚のエラに指を突っ込み、もう片手でロッドティップをかろうじて掴んで海から救出。
ルアーはどこ???

とにかく高所へ魚とロッドを移動して一息。
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ふうー。
磯マル 63cm スマホも海水まみれでピンぼけ。

その後ルアーを必死で探すも見つからず。
仕方ない。この魚を連れてきてくれたことに感謝。
またすぐに同じのを作ろう。

てんやわんやしながらその後も市販ルアーで73cm頭に計4匹のマルをキャッチ。ヒラスズキは出なかったものの秋シーズンの本格化を確認し満足の釣行となった。

ダイビングペンシルもミノーもようやく一軍入りへの光が見えてきた。製作を続けることでしか気づかなかったことも多いし、何より釣りの楽しみ、1匹の重みが格段に違う。これからまたどんなドラマが起こるのか自分でも楽しみだ。










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