奥深きルアー製作の世界④道具あれこれ

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セルロースのドブ漬けに最適な容器を探して様々な店舗やネットを探してみたものの、なかなか自分の気持ちにフィットするものがない。ガラスかブリキ缶で、高さが20〜25cm位、径がΦ40〜60mm位の、細長くて無駄なくディップできる容器が欲しいんだが、どうやらそんなニーズは世の中にはないらしい。仕方ないので勢いで作ってみた。



Φ50mm厚み2mmのアクリル円筒パイプを20cm位にカットし、底面には正方形のアクリル板を専用の接着剤でくっつけ、一晩寝かせてから水を入れて漏れないことを確認、水を計測しながらマジックで目盛りを入れたら自作メスシリンダーの完成!確かに売り物では見ないバランス感になった(↑いま入ってるのは水)。

セルロースを入れてみたらこんな感じに。


180ml程度で15cm程のリップレスとダイペンのディップが出来た。一応ゴム栓も購入したものの、さすがに長くは入れておけない気がするので、あくまで一時的な容器として使用後はシンナーで洗うことに。アクリルがシンナーでやられないか、残ったセルロースが悪さをしないか、1クール回してみたがどうやら今のところは問題なし。これしばらく続けて試してみようかと。
(※これらはまだ実験段階で接着が不十分だったり劣化したらセルロースが漏れる可能性あり、時間をかけての確認が取れていないので、皆さんにはまだおすすめ出来ません。何かあっても責任取れませんので。継続観察と改良を続けます。)

こんな風に製作過程をイメージしながら悩んで試して、自分なりの答えを探して行くプロセスがたまらなく楽しい。ルアー自体は釣りの道具だけど、道具を作るための道具を作ってるってのが、何だかちょっとシュールな気もするが、とにかく時か経つのを忘れてしまう位に没頭している。お陰で釣りに行く時間が無いってのもこれまた本末転倒だが、もはやどうしようもない。

他にも100均やホームセンターの力を借りつつ、自分なりに幾つかの工夫を。

手元ルーペ

アーム部分(ホムセン)は両サイドがクリップになっていて、作業台とルーペ(100均)を固定。細かい作業に重宝する。

黒いトレイ

何ゆえ黒かといえば、これも物がよく見えるから。A3程度のトレイ(ホムセン)は作業用に。縁があるので床に木屑や小物が落ちるのを防ぐことができる。小さいトレイ(100均)は入れ子ができるモジュールになっていて効率良く仕分け整理ができる。いつもは素材、工具、製作物、廃棄物を区分けして作業している。

アイス棒ヤスリ

アイスの棒が50本位の束で100均に売ってたので、それに両面テープで紙やすりを貼り、番手を書き込んで使っている。細かいところの仕上げにとても重宝している。よく使う番手を表裏で変えたりもできるし、フックを研ぐのにも良さそう。棒自体はセルロースの撹拌なんかの用途にも使える。

近場で手軽に、かつ安価に手に入るものの組み合わせで、こんなにもルアー製作環境や道具が整うのが驚き。まだまだ製作上いろんなハードルはあるけれど、何となく前進している感じがする。
(つづく)

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