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椿原 弘將
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▼ 2023 春 オマーン釣行記 ②
- ジャンル:日記/一般
- (オフショア)
その①はこちら
4月某日
ブダペストはリストフィレンツェ空港に屈強な白人が2人そしてアジア人が1人
1人はブダペストでタトゥーショップを営む親友Ben
もう1人はハンガリー初のミシュラン2つ星レストランのオーナーシェフ、Tamas
Tamasはハンガリー国内では一番有名なシェフ、空港のロビーでは自分たち3人に時々小さな人だかりができる。ハンガリー人達は隣に立っている小さなアジア人を時々不思議な目で見ながら、「彼はアジア人の仲介エージェントか何かだろう」といった表情を浮かべている。
そんなアレコレを乗り越えながら、ブダペストから一路カタールへ。カタール空港で村岡&赤塚御一行と合流し、飛行機を乗り換えを行い、オマーンのサラーラへと向かう行程。
カタール空港で無事に御一行と合流。
ちなみに2人の姿が見えた瞬間にはマジでホッとした。なんせ、2人揃って無事に着くかどうか、心から心配した。
''嵐を呼ぶ'' 村岡氏&赤塚氏の二大コンビである。村岡さんはニコイチにされている事に不満を抱くかもしれないが、僕から見たらどっちもどっちだ。
空港でドルをオマーンリアルに交換。換金所も下準備済み。無事に交換を終え、ターミナルへと向かう。
うん、順調すぎる
お二方をご存知の方も多いと思うが
空港につかない事だってある
順調すぎるここまでに嫌〜な予感もしながら、飛行機に搭乗。2時間ほどのフライトで南オマーンに位置するサラーラ空港に到着。
サラーラ空港では中東らしく厳重な''軍人による''セキュリティチェックが待っていた。オマーンは中東の中ではトップクラスに治安の良い国。その理由も垣間見えた。兎に角厳しい。
ドローンは軍事目的の流用があるので一切持ち込み禁止。自分達が持ち込んだカメラの目的も事細かく聞かれた。法外な理由を持ちかけられ手荷物品を没収しようとして賄賂を要求される事もある(らしい)
かなり綿密に時間をかけて荷物を隅から隅まで開けさせられる。
しかもそのチェックを取り仕切っているボスと思われる軍人の態度がこれまた非常に横暴。いかにも映画に出てきそうな中ボスクラスの権力者って感じ。余りにも執拗。視界の端にケンさんがちらっと映った。
マズい。
かなりイライラされてる。
アメリカで警察に拳銃を手にかけさせたエピソードが脳裏をよぎった。(その時のエピソードはこちら)
ケンさん、ダメです。相手は軍人っす。ほら、腰についてるアレ、拳銃とかそのレベルじゃないっぽいじゃないですか。嗚呼頼むから早く終わってくれアーメン。
「君達日本人?サッカーは好き?」
唐突に検査官の中では下っ端に当たりそうな若い検査官が話しかけてきた。
「好きだよ、地元が広島なんだけど、サンフレッチェ広島ってチームをずっと応援してる」
「そうなんだ、俺今度日本に行くぜ。浦和との試合を見に行くんだ」
あぁ、ACL決勝か。
「AFCの浦和は強いぞ(リーグは勝負弱いけど) 良い旅になると良いね」
「ありがとう、君たちココに釣りで来たんだろう?楽しんでね」
そんな会話(8割意訳)の後、彼が荷物を顰めっ面で検査していた上司に耳打ち。するとそれともなくすんなりと検査が終わった。物を没収される事もなかった。良かった…。
普段は絶対好きになれないけど、ありがとう浦和レッズ。
保安検査所を脱出した後は空港で現地のSIMを購入。港へはタクシーで向かう。
砂漠のど真ん中に立派な舗装道路がドカン。
中東独特のこの風景。
誰の別荘なんだろうか、砂漠の中に白い壁に囲まれた立派な豪邸が固まって建設されている。中に人が住んでいる様子はない。
砂漠の中に場違いとも言える豪邸が並ぶ不思議な光景。それ以外は砂漠。砂漠のど真ん中を綺麗に舗装された道路が突き抜ける。道路脇には野生のラクダも沢山。車と同じくらいデカい。
中東に来たなぁ、としみじみと感じた。
冬に訪れたサウジアラビアのダンマーム、ジュバイルの景色とそっくり。
タクシーを走らせる事40分
No Boundariesのマザーシップ Notus Temppesが停泊する港に到着。
港と言っても超豪華なリゾート地に作られた巨大なラグーンといった形で、何処が停泊場所なのか分からない。
タクシーの運転手も場所が分からないみたいで、ウロウロと迷っていると
「おーい、こっちこっち」
確かに日本語が聞こえた。
日本語?声のする方向を見ると確かに日本人。
「船はあっちですよ、あの白いヤツ」
話をお聞きすると、自分達の一つ前の釣行に参加されていたらしい。しかも毎年このタイミングでNBに来られているんだとか。そんな日本人の方がいらっしゃったのか…。知らなかった。
「どうでしたか、先の釣行は」
「ヤバいですよ、特に今年は。ダントツで過去一。全部デカい。でも出る場所が浅過ぎて全然獲れない。本当にヤバいですから。頑張ってください。」
ワーオ、マジか。
続く。
- 2024年3月15日
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