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▼ ダイワのスピニング、ハンドルが逆転する現象を考える(^_^;)
- ジャンル:日記/一般
- (リールメンテナンス)
何時もトラブルのは師匠のリールと言う、、、(^_^;)
メンテナンスしたリールでトラブルが起きてしまいまして、、、
ダイワのスピニングリールでよく聞くトラブル
ハンドルが突然逆回転する
今回は此の現象を考えてみます(^_^)ゞ
逆転が起きたのは、尺アジを掛けた時だそうですので急激に負荷が掛かった時に突然起こったのだと思います。
よくイカ釣りで竿を杓った瞬間にいきなり逆転するそうですからこれも同じだと思いますね。
ローターに逆転方向の負荷が急に掛かった時にクラッチがロックしきれなくてスルッと逆転方向に回ってしまい止めれなくなるのでしょう。
それが〜
現物を触って症状を確認しているのですけど全く悪くなる様子が無いんですよ。
どんな感じに成るのか体験してみたいんですけどね〜
ならない時には全く問題無し状態なんだな〜(^_^;)
現象を確認出来ない以上中身を見ながら逆転のメカニズムを推測するしかありませんか、、、
ちょっと昔のスタンダードなダイワのクラッチユニット。
上下をベアリングで挟み込む造りです。
左のプレートでハウジングを固定。
右のプレートでロック、オープンを制御します。
クラッチ本体です。
外枠のハウジングは幅の広い所狭い所があって中のローラー部がスライドして幅の広い所にローラーが有るとフリーになってどちらにも回ります。
狭い部分には傾斜が付いていてこの部分にローラーが来ると正回転時ローラーは回転しますけど逆転時はロックするんですな。
リングはローラーユニットに填まっていて、左右に動く事によってクラッチをオンオフするんですけど、、、
この動き幅ってのが小さいのね〜(^_^;)
飛び出した輪っかが填まっているのは逆転レバーです。
今の状態はロック(^_^)ゞ
解りにくいかな、、、?
リングは左に動くとロック、右に動くとオープンでクラッチフリーになります
見ての通りリングは目一杯左にスライドしている訳ではないんですよ。
輪っかの填まっているピンの先端部は1部が平面に削られていましてね。今まさにその部分が輪っかと接している所です。
調べてみると、、、
クラッチのハウジングの切り欠きの真ん中位ではクラッチは既にフリーになります。上の写真では中央から右がフリーです。
中央からほんのちょっとだけ、
角度にすると1°〜2°位でしょうかね?移動量で言ったらせいぜい0.5mm程です。左に傾くとロックするんですよ。
もっと左にガチッと移動すれば良いのに、、、
って思いそうなんだけどそう単純には行かないんですな〜
左に目一杯スライドさせきると今度はローラーが内側に出過ぎでしまってピニオンギヤの動きが重たくなってしまうんですよ、、、
ダイワのクラッチロックの位置ってのは凄〜く微妙なバランス状態なんですな。
ただしロックはガッチリします。
ロックしたローラーは左向きにテンションが掛かりますので廻ろうとする程にユニットは左に引っ張られより堅固にローラーはハウジングに挟まれるんですよ。
さてと、ここですな。
この時何故逆回転するのか、、、?
考えられるのは、、、、、、、
ロックが緩くて逆回転してしまう(^_^;)
でもですな、緩くてもローラーは回ればハウジング側に食い込んで行くので滑るって事は無いはずなんですよ。
私が推理するに、、、
不意の逆転現象の時、ローラーは回転して無くて中のピニオンギヤ部だけが滑ってるのじゃなかろうか??
可能性は有ると思いますよ。
グリスが効き過ぎててロックしてるローラーの中をピニオンギヤだけが滑ってしまう。
現に此のリール、クラッチ部にグリスがかなり廻っております。
ローラーが回転しないから軽くしかテンションが掛からずハウジング側に食い込まないから滑るピニオンギヤ側には力が加わらないため滑りを止める事が出来ない。
同じような事が起きる可能性は油分が全く無い場合も有りです。
前のログでコメントを頂いたmtnさんの指摘なんですけど、油分が全く無いのも同じく滑りの原因に成りうるんですよね。
この現象を回避するにはプレートがより左側にスライドすれば良いんだけど、、、
逆転レバーを動かしただけでは最大此所までしか動かないんだ。おまけに各部のガタを考えると場合によっては完全ロックするまでスライドしてない事があるのじゃないかな〜?
そんな時に急激に逆転負荷が掛かるとピニオンギヤだけがスパ〜ンと滑る、、、
あくまでもとーさくさんの勝手な推理でありますけどね(^_^;)
以上の事から考える今回の対処方は、、、
クラッチユニットの清掃で一度油分を完全に落とし、再度ほんの少しだけ低粘度のオイルで潤滑してみます。
これで様子を看て貰いましょう。
それでも駄目ならクラッチユニットの交換ですな
対策してみました。
これまた早速アジ釣りに行って貰いましょうかね(^_^)ゞ
確か〜月下美人メンテの時にベアリングにグリスを詰めたんだけど、
シマノの純正グリスを5#のオイルで溶いてユルユルにした奴を詰めたんだよな〜
緩すぎて回転してるうちにだら〜っと流れ出したみたい(^_^;)
次からは此処に詰めるグリスは考えないといけませんな、、、
- 2018年4月4日
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