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▼ 春磯釣行
- ジャンル:釣行記
車を降りるとすぐ、強烈に鼻をつんざく“栗の花”の臭い。
この春特有の、鼻栓をしたくなる様な臭いに混じって、いつもの磯の香りが香る。
そして何度聞いても高揚する気持ちを抑え切れない、辺り全ての音を掻き消す轟波の音。
約束通り、また来たぜ南紀!
2014年4月27日。
盟友ごっさんと共に、今季二度目となる南紀の地を踏んだ。
逸る気持ちを抑えながら、早速タックル準備に取り掛かる。
この時期の南紀は、キビナゴ、または稚アユがメインベイトとなる為
、ルアーサイズは9cm~12cmクラスのミノー、シンペンを軸に、トップ、バイブレーション等を用意した。
ロッドは『AIMS Black Arrow 126MH』。
いいかげんコイツにも魂を注いでやらなければ・・・。
ごっさんの手には『APIA BUCCANEER 120M』。
三年前、TOMMYが磯ヒラを初めて仕留めた記念すべき名竿。
使用するタックル、装備は違えど、二人が馳せる思いはただ一つ!
『今日こそこの手に銀鱗を!』
水平線に浮かぶ、いくつもの船灯。
空は満天の星空。
気温15℃。
風もほとんどなく過ごしやすい夜だった。
もちろんこれからヒラスズキを狙うにはモノ足らない状況だ。
しかしTOMMYには、どこか張り詰めた様な・・・何とも形容し難い空気が辺りを漂っている・・・そんな感じがしていた。
不思議と昔からこういう空気に包まれている時は、何故か釣果に恵まれた。
それが湿度や気象等による体感的なものから来るものなのか、それとも六感が働いているからなのかはわからないが、とにかくこの日もたしかにそんな感じがしていたのだ。
更に、磯場を歩きポイントへ向かう途中、今度は磯の香りに混じって“ふわり”と魚の匂いまでも香ったのである。
これもまた、そこにいるベイトの匂いなのか、あるいは本命の匂いなのかはわからない。
しかしどちらにせよ、目の前の海から運ばれるこの匂いは、“そこ”に何かがいる事を教えてくれた。
「ごっさん・・・今日は釣れる・・・釣れるぜ。何だかそんな気がする。」
AM2:15、実釣開始。
まずはセオリー通り、闇夜に浮かぶ白いサラシ部分にルアーを撃ち込んで行く。
が・・・、開始から二時間半、何の反応も得られない。
すでに東の空では、徐々に黒から青へと薄まり始めていた。
今回、移動はとりあえず頭にない。
このまま朝マヅメ、そして干潮を迎えるまで丹念に探るつもりでやると決め込んでいた。
へたに移動して裏目に出た、前回の二の舞だけはごめんだ。
AM5:00。
小休憩がてらしばらくポイントをオフった後、ルアーをJa-do「NI-SAN」に替えた。
前日、「大橋の兄貴」がこれで釣ったと、Facebookに写真をUPしていてくれたからだ。

その一投目。
沖の磯際で「ゴン!」とアタリが出た。
「当たった!ごっさん!当たったぞ!」
すぐ隣の磯で竿を振るごっさんの士気を上げる。
そして二投目。
今度はもう少し手前のコースをトレース。
カレントの中でNI-SANをゆっくり漂わせてやると・・・
「ガツン!」
「よっしゃ!食ったぁ!」
引き波の中、激しい抵抗を魅せるヒラスズキ!
沖のセットと、足元、そしてランディング場所を常に確認しながら、寄せ波で一気にブッコ抜く。

サイズは50cmクラスと、決して大きくはないが、久し振りの嬉しい一本。

続けざまに同サイズをもう一本追加した所で、どうにかごっさんにも釣ってもらおうと、一級ポイントへ。

模索する楽しみを奪うのは心苦しいが、とにかく初めての一本を釣らせてやりたい。
タイミング、コース、カレント、魚の着き場を事細かく伝える。
(後はリーリングとロッドワークで“食わせの間”を演出してやれば必ず食う。)
そう心で呟き、しばらく固唾を呑んで見守る。
しかし、そう簡単には磯の王者は振り向いてくれない。
ならばと、TOMMYはここでトッププラグ「ポップクイーン」にチェンジ。
遠投して沖から漂わせ、セット波にルアーをサーフィンさせる。
そしてサーフィンでいうところの、“ドルフィンスルー”から抜けた一瞬!その一瞬だけ、横にスライド・・・
すると真下のシモリから、突然ヒラスズキが姿を見せ、ルアーを激しく襲った。
ルアーは弾かれ、惜しくも針には掛からなかったが、針に触りもしなかった。
(針に触れていなければ、まだチャンスはある・・・)
「ごっさん!たぶんまた出るから見てて!」

なるべくごっさんにわかりやすい様に、ロッドワークとラインメンディングをしつつ、カレント先のシモリへルアーを送る。
(ここだ!)
“フッ”とルアーをスライドさせた瞬間!
今度は体半分を水面から出してヒットしたヒラスズキ!

「おっしゃ!」
「うぉ~!!」
横で雄叫びを上げるごっさん!(笑)

こっちは必死!(笑)

初めて掛けた場所だけにランディングに少々手こずったが、カツオの一本釣りの如く抜き上げ、何とか磯に横たわったヒラスズキ。
盟友に一部始終を魅せる事が出来た、自身最高のヒラスズキとのファイトだった。
(かっこええ~俺!(笑))

天を仰いで最高の瞬間を噛み締める。

その後、再び目の輝きを取り戻したごっさんも、震える瞬間を欲して頑張ったのだが、次第に海況が悪くなり魚からの反応がなくなってしまった。
ちょうどそんな頃、TOMMYの携帯に一本のメール・・・
『寝坊しちゃいましたが、もうすぐ着きまっせ!』
心強い相棒!
和歌山のマブダチ、“ミスタータフマン”のご到着だ。
後半へ続く・・・。
- 2014年4月30日
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