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▼ 九頭男
- ジャンル:釣行記
2013年2月1日。
今年も“九頭竜川のサクラマス”が解禁された。
TOMMYは満を持して、福井県に乗り込んだ。
寒風吹きすさぶ中での厳しい闘い。
そいつに向けた完全装備、タックル、そして釣魂・・・
全てを装填し、いざ!
AM5:30にセットしたアラーム。
何故勝手に止まっていやがったんだ・・・
起きたら6時半だった。
仮眠を取る前は一台も止まっていなかった、JR北陸本線鉄橋下。
ここ数日間の空模様から、解禁のポイントをここだと決めた。
これならポイントに安心して入れるだろうと、気を緩めた結果がこれだ。
既に二台の車が止まっていた。
「何やってんだバカ!」
自分に叱咤しながら慌てて準備をし、凍てついた土手の階段を幾度も滑りながら駆け上がる。
東の空が照らす“九頭竜川”を眼下に見た瞬間、先程までの焦りはどこかへ消えていた。

AM7:00。
二人の先行者に混じり、実釣開始。
堰下の一番上流側ながら、何とか釣りになりそうな場所は確保する事が出来た。
対岸の右岸には4人のアングラー。
皆、黙々と竿を振っている。

まずTOMMYは、ポイントをじっくりと観察し、魚が着くであろう場所を隈なく探す。
ここの所、二日間程は雪も降らず暖かい日が続いていたとの前情報。
ならば既に魚は、下流にあるポイントよりも、ある程度登った場所にいる筈だと読んだ。
そして、海から登った魚が最初に溜まる場所。
それがこの小さな堰を携えた、「JR鉄橋下」だとTOMMYはふんだのである。
水位は若干少ないものの、朝一の水温は4度とまずまず。
魚が着きそうなヨレは大きく見て三ヶ所。
その中から、適度な水流を受けた“ヨレ”を探って行く。

ミディアムダイバー、ディープミノー、バイブレーション、スプーン・・・
ルアーの種類やカラーを変え、アップ、クロス、ダウンと、持てる引き出しを全てを使って、川の地形を少しづつ頭に描いて行った。
そして実釣開始から3時間45分が経った、AM10:45。
思い描いた地形のど真ん中、水中に潜った、レンジバイブ70(グリーンゴールド)がフワリとヨレに入った瞬間に「コン!」とアタリが伝わった!
バイブを遠投し、流れに乗せてフォール。
二度、鋭いジャークを入れた直後の事であった。
合わせるまでもなく離されてしまったが、やはり魚はここにいた。
それから釣り下りながらしばし粘るも、魚信は得られず。

昼食がてら一時間程の休憩を挟み、今度は「JR鉄橋」のすぐ上流にある、「九頭竜橋」下流の“トロ場”を攻めてみる事にした。
と言うのも、先程のアタリがあった場所には既に右岸、左岸合わせて、10人程のアングラーが竿を振っており、とても自分の釣りが出来るとは思えなかった。
ただでさえ、数の少ない「如月櫻鱒」。
余分なプレッシャーは感じない様にしたいし、与えたくもない。
ならばと、目先を変え、激流の堰を超えた魚が一旦、このトロ場で“止まる”のを期待し、再びTOMMYは誰もいないポイントで竿を振った。
そしてそれから程なくして、待望の瞬間が訪れた。
対岸の本流筋にバイブを放り、流れを受けさせながらのフォールに『ドスッ!』
間髪入れず竿が弧を描き、ラインが水面に半月を描く!
「ヒュッ!」とした風切り音と同時にラインから水霧が弾かれ、その先のフッキングをたしかに手元に伝えたのだ!
「よっしゃあぁぁ!! あぁぁぁ・・・あ!?」
動かなかった。
ナイロン12lb、リーダー20lb・・・
トロ場と言えど、太い九頭竜川の流れから強引に引き剥がしたそれは、たしかに重かった。

2013年、TOMMYの“初物”は、幾多のアングラーのルアーを呑み込んだ『軍手』であった。
今日日、マンガでも長靴や軍手なんて中々釣れませんぜ・・・。
それからも幾つかポイントを撃って回ったが、不発。

西日を背に受け、軍手に絡んだラインとルアーをしっかり回収した『屑男』は、PM5:00、静かに竿をたたんだ。
本当の『九頭男』になる日はまだ遠い・・・。
諦めずに、今年も行ける限り通ってみます。
- 2013年2月6日
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