狙ってボラを釣る

学生時代、ダウンショットを漁港で使っていたら
偶然口を使ってきたのが初めてルアーで釣ったボラだった。

それから事あるごとにボラにルアーを投げてみるも
あのちいさい口では中々食いつききれず弾かれる日々。
しかし、確かに口は使ってくるのだ。

次にルアーで釣れたのは、メタルジグによるサイトフィッシング。
明らかに何かを探すような行動をしている大きな個体を見つけ、はるか彼方にジグを投げた後、ボラのそばまでゆっくり手繰り寄せて、ヒラを打たせた瞬間のバイト。
狙って釣った初めてのボラ。
ガッツリ口の中にジグが入り、上唇にちゃんとフッキングしていた。

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で、先月宮崎市内の某河川で釣ったのがこれ。
見ての通りしっかり口にフックがかかっている。

鯉や鮒がルアーを襲ってくる場合やチヌが小魚を襲っている場合の説明として、どんな魚も大型になると魚食性が出てくるという説がある。
ボラもそうだと思う。
事実、この場所には小魚が集まり、それを襲っているとみられるボラが相当数いた。
そして、ミノーやシャッドをジャークした直後にバイトがあった。
釣れたのはこの1本だけだったが、ノせきれない当たり、というか咥えたまま走られるというのが十数回あった。

今まで偶然の釣果として片付けられていた魚種が、
生態や食性の解明から新たなゲームフィッシュとなるケースが増えてきているが、ボラも案外そのうちに……と密かに思っている自分がいる。

口元に掛かっているルアーは、ラパラのハスキージャーク。
同じくラパラのCDは動きが綺麗過ぎて完全に無反応だったが、ジャークベイトとして狙って作られただけあって、動きを崩して誘う釣りにはこちらの方がいい仕事してくれます。
 

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