【緩々なボートシーバスライフ】嫌になって放り出す前に...

先週末は風は強いものの、天気も良く。さぞや多くのボートがコノシロの上を行き来（右往左往）してるのではないかと。

ここ数年、完全に一つのジャンルとして多くの方が認識したと思われるボートからのビックベイトによるコノシロに付いたシーバス狙う釣り。

多くのメーカーさんが専用を謳った商品を出して、ガイドさんの予約は満杯。

まあ、盛り上がってるよね

プレジャーボートの方も参戦して、今日みたいに風が強い日は場所も限られるから、ある種カオス状態（笑）。

ホント、盛り上がってるところ恐縮ですけどね、こんなんで良いのかなあと思うんですよ。

業界的には商品は売れるし、ガイドさんは予約を捌くのが大変なぐらい。でもお客さんはどうなんだろうね。

僕はSNSはfimoぐらいしか見ないから、実際のトコどういう風に言われてるのかよくわからない。果たして参戦した皆さん

釣果には納得してますか？

と言うのもね、やっぱりお客さん皆さんの期待値って結構高いと思うんだよね。目につきやすい情報はいい話が多いじゃない！？

僕は動画とかはほとんど観ないけどね、延々八時間キャストしたけど一本二本しか釣れませんでした、みたいな動画はないんでしょ？

釣りビジョンの一時間番組だって、朝から晩までの釣りを一時間に編集してるのだから、そりゃあ釣れてるような感じになるよね。

ショップの店員さんだって、今まさに新規で全部揃えるなら五万も六万するタックルを買おうってお客さんに

甘くないですよ

とは、言わないでしょ！？　訊かれもしないのに（笑）。
でも八時間で浮いて一本二本の釣りって、実際にやってみると覚悟していてもかなり

キツいよ（苦笑）

以前、ソル友さんにどっかのテトラで15時間投げ続けてるって方が居たけど、陸っぱりの方々でもそんなに釣りし続けてる方は少ないでしょ？　まったく居ないとは言わないけど。

一般的には釣れやすいと思われてるボートに乗ってそんな目に遭うのだから、

心中お察しします

僕はあの釣りが数あるボートシーバスのメソッドの中で一番苦手（笑）。だからいくら書いても説得力ないかもしれないけど、あの釣りは、

ホントに甘くないよ。だってね、

シーズン初期からコノシロの群れには毎日何艇ものボートが引っ切り無しに、前後左右からビックベイトを投げてる。

プレッシャーの掛かり方は陸っぱりの激戦区i以上じゃない？。

シーバスの寿命を考えたらデカい奴は十年ぐらい毎年頭の上をあんなデカいルアーが行き来してるのを見てるのだからね。

そりゃあシーズンの最初の頃は忘れてるかもしれないけど、しばらくすれば反応が悪くなるのは当然。

ルアー釣りもスポーツフィッシングって言われるぐらいだから難しい状況に立ち向かって、苦労した上での一本に価値を見出す、みたいな考え方も否定はしないけどね。

でも、釣れないで諦めちゃう人も結構多いと思うんだよね。

僕が見ていてしぶといと言うか、一度や二度釣れなくても我慢して通って魚を手にする人って、年配の男性が多い気がする（笑）。

逆に若い人とか女性って極端で、最初に当たりを引いていい思いが出来るか、釣れねえって言って早々に諦めて揃えたタックルをメルカリなんかで

さっさと売っぱらっちゃう

、みたいな。いい目に遭えるまで頑張れるベテラン勢は、おそらくこれまでも釣りに関してはメディアや業界の戦略に乗せられた経験がある

猛者

の面々。釣果なんて釣れなくても最後は全部状況のせいに出来ちゃうからね。

潮がどうだ、天気がどうだと。そんなんで片付けられたことを散々経験してるから貧果に耐性があるんじゃないかと。そうとしか思えないおじさん達、いっぱい見たもん（笑）。

逆に若い人達はシビア。それはしょっちゅうボートに乗りに来るおじさん達に較べたら時間もお金も限られてる人が多いからだと思うんだ。せっかく揃えたタックルを売り払うことにも抵抗がないだろうし。

でね、何を言いたいのかと申しますと、

勿体ないなあ

と。いい魚に出会えないまま止めちゃう人も、将来の常連さんを逃がしちゃうショップやガイドさん達も両方とも。

スポーツフィッシングとは言え、別に真向からブツからなくても良いと思うの。ホントのスポーツじゃないんだから（笑）。

コノシロ喰ってるシーバスってホントに見事な魚体で。しかもビックベイトで喰わせたら、僕だって今でも興奮する。

だけど、コノシロの群れに乗っかるだけが、そういう魚に出会う方法じゃないってこと。乗っかるにしても、朝から何時間も乗っかるんじゃなくね。

ガイドさんって未だに開業する人が後を絶たない、もしかして成長産業なのって思うぐらい。当人たちに訊くと、必ずしもそんな話にならないけど。

そんだけ居れば、魚に出会いやすいように工夫してるガイドさんも一杯いる。むしろ、一日中コノシロに乗ってるのはお客さんの希望だったりする。

コノシロ付きの魚を狙いたいって言われたら、そりゃ乗りますよ、ドコのガイドだって。コノシロの群れをの上を行き来するだけなら燃料費も掛からないし（笑）。

そうせずにどう工夫してるかは、各々のガイドさんの飯のタネだから、こういうところでは書けませんけどね。僕の知識は伝聞が多いし。

だけど、ビックベイトでコノシロを喰ってるシーバスを釣ることは、狙い方によっちゃあソコソコの努力でなんとかなるレベル。

釣れねえじゃないの

と、放り出す前にもうひと頑張りしてみたらいかがかと。

これはヒントになるかわからないけど、この時期でも2～3名でチャーターを受けてるガイドさんに相談してみたらいいと思うな。コノシロ云々はおいといて、ビックベイトでシーバスが釣りたいんだと。

それで「お任せあれ」って返事をくれるガイドさんに世話になれば、少なくとも八時間ノーバイトなんてことにはならないと思うよ。

コノシロ云々はおいといたって、結果的にビックベイトで釣れるシーバスはコノシロを喰ってたり意識してる魚が多いから。格好いい魚が多いよ。ただし

結果は自己責任でお願いします。

だって、僕が言ってることなんて、まさに戯言だもの（笑）。

P.S　これまでで二度だけ、まったく人的プレッシャーが掛かってないと思える、コノシロに付いてるシーバスの群れに遭遇したことある。

あれは凄かった...

あんなの、もう遭えないだろうなあ。