週末の風予報は皆さん翻弄されたようで。僕らも御多分に漏れず前日相談。一度は暗いうちに出ることになったものの、諸事情によりいつものように7時出船。

自分の体力のことを考えればたまには午前中に終わってもいいんだけど、朝のビックバンディットタイムは、いつもよりプレッシャーが（苦笑）。ケツが決まってる以上、早めに決着付けなきゃならないからね。

その焦りが余分な力が入ったのか、いつものようにあっさりとは出て来ない。1箇所目は何事もなく、2箇所目は誤爆が1発のみ。

ストラクチャーが絡む一等地でも反応を得られず、一旦バイブレーションゲームへ。したらば、





3本ぐらいまでは割と簡単に喰うも、後が続かない。バンディットタイムといい、やっぱり1週間で大分様子が変わったみたい。

ここでRYU君は大きく移動することを選択。予報では上がってくる風は南向き。南に下る分には帰る時には風を背負えるので、まだマシって判断なのかな。







岸から突き出た2本のバースの空いてる方からスタート。RYU君はミノーがメインにたまに封印してたビックベイト。僕はバイブとジグで先端から探っていくことに。

潮は利いてるし、めちゃめちゃ喰いそうに見えるんだけど、先端はの反応はイマイチ。

そのまま陸に向かって流していき、柱と柱の間に辿り着いたところで様子は一変、入れ喰いタイムに突入。ストラクチャーの際ってより潮が抜けてくところの反応がやたらいい。ただし、サイズの方は...。

まだまだ喰いそうな雰囲気だけど、後から来たボートに先にバースの本体を撃たれそうな感じだったので、先回りするもここもイマイチ。先端も本体もイマイチでその間が入れ喰いなんて




変な感じ（笑）




そうこうしてるうちにさっきはバースの本体付近に居たボートが、タンカーが停まってる方のバースに回ってウロウロしてたら、警戒船に追い立てられ、こっちのバースへ。

僕らが出た本体の方の様子を伺ってると今度は別の船に追い立てられる。RYU君によると海保や警戒船じゃなく、警察の船らしい。

僕らは君子危うきに近寄らずで、先にバースから離れてたんだけど、追われてるボートが僕らの方に向かって逃げてくるもんだから、まるで




僕らも追われてるみたいな感じ（笑）




やや興醒めして、追われてるボートが南に逃走（！？）するのを横目に港内に入ってストラク撃ち。

最初のバースでは色気たっぷりにダウスイで流すもチェイスもない。次に入ったバースではバイブを入れるも早々にミスキャストで久々に災害レベルのバックラ（苦笑）。

しばらく格闘するも諦めて、適当なところでラインをカットして解いてからリーダーを結び直す。

2～30分は格闘してたと思うんだけど、その間RYU君は見切られまくってるとのこと。やっとこさリーダーも結んでバイブを入れてみると、確かに




ゾロゾロ




付いて来る。やっぱり入ってるところには入ってるんだねえ。ただ、喰うトコが丸見えな分合わせのタイミングが...。

早過ぎたり、待ち過ぎたり（苦笑）。僕はブラインドの方が得意かも。で、バイト数の割には数は伸びず。そうこうしてるうちに停泊してた船が警戒船とともに去っていくのが見えて、すかさずそちらに移動。








ここの魚はさすがにフレッシュで。反応は頗る素直。僕はバースの中、RYU君はバースの外を攻めたけど、ぶっちゃけドコでも喰ってくる。サイズはアレだけど（苦笑）。

そうそう、先日のグリップのログの中に書いたフックがネットに絡まった状態って





こんな感じ。こうなっちゃうと外すのは結構時間が掛かるんだよね。なので





外してる間は海の中に待機して頂くと。この魚はここまでのこの日最大（つっても65ぐらい）だったので、ボートの上で写真撮ろうと思って待機してもらったけど、結局撮らずにこのままリリースしましたけどね。

実釣に話を戻すと、この後に目を疑うシーンが。バイブで良型を喰わせたRYU君。残念なことに船縁でバラして、天を仰いでる。

ところがバレたバイブにはいつの間にか小サバが喰っていて。バレた瞬間、別の魚が喰うってのはたまにあるけど、驚いたのはこの後で

天を仰いで拍子に水面付近をチョボチョボ泳いでた小サバにさっきフックを外した良型が再びバイト！

小サバと同じく1度外れたルアーに全然別の魚が喰うのはよくあるけどね、一旦外れた魚がもう1回喰うなんてね（苦笑）。意図してなかったとは言え




ライブベイト




の効果かね。あんなの初めて見たよ（笑）。








そんな感じでこのバースをくまなく撃ってから、デカ系で1本獲ろうと良さげなストレッチを一流し、も誤爆1発のみ。で、午前中撃ってた隣のバースへ。

ここでバイブレーションのタマが尽きる。結構用意して来たつもりだったんだけど。このバースって調子がいい時はアバウトにやってもそんなに根掛からないんだけど。

駄目な時はボートの流され方とか、自分が目の前の状況に合わせられないと気を遣っていてもやたら根掛かる。この日は序盤からロスト続きだったから。

やむなく（？）タイスラ投入。ここまでバイブを優先して投げてたのは飛距離を重視してたから。ところが潮が変わって魚の活性が上がった今は




飛距離は不要

 

取り敢えず1本目の柱の先まで入れば





入れ喰い。一通り探ってからもっと奥まで突っ込むと





また入れ喰い（笑）。結局、そよそよと風が上がり始めるまで入れ喰い状態を堪能。

引き上げる前にもう1個所、ビックバンディットで流すも、またも誤爆のみ。

今日は早上がりの可能性もあったから、ビックバンディットは新品を卸したんだけど新品は




キレが良すぎるのかも（笑）




普段使ってるヤツは例外なく壁とかストラクチャーにブツけてるから、なんか動きがへんな気がするんだけど、何故か釣れる。

でも動かしてて気持ち悪く感じることも多いから、この日は新品を卸したのに。で、新品は見てるとやっぱり動きはいいように見えるんだけど、何故か誤爆ばかり（苦笑）。

まあ、あんなもんで毎回釣れる方がおかしいのかもしれないね、なんて言いながら近場まで移動。








戻ってみるとすっかり爆風が吹いてる。相変わらず判断いいなあ。そのまま上がってもよかったんだけど、せっかくだから1本のバースの中とその周りだけやって終了。

キャッチ61本。勿論、RYU君艇での僕のレコード。これじゃさすがにサイズは出ないよね。でも、これも秋のボートシーバスの




スタイルの一つ




むしろ、こっちが王道と言ってもいいかも（笑）。その王道をたっぷり堪能させて頂きました。