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これは?

超久々に、家に直行で帰宅しました。

今回のログは長文になります。
読み進めて興味の無い方はスルー
しちゃってください。(*^_^*)

今日もお昼間に淀川を
見てきました。

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相変わらずのコーヒー色

じっと眺めていると、時折
何かが水面をスーっと泳いでいます。

そして、水を更によく見てみると



粘度が高く、ヌメーッとして
泡が消えずに漂っています。

あれ?


これって?




池や湖のターンオーバーと同じ?



淡水の釣りをされない方には
馴染みの無い言葉だと思います。

簡単に説明しますと、水は4℃が
一番重く、それよりも高くても
低くても軽くなります。

沸かしたてのお風呂の表面が
暑く下は冷たいとか、氷が浮く
事を想像していただければ
感じは掴めると思います。

そして、ターンオーバーですが、
冬が近付くと表面が冷たい風で
冷され、上層の冷たい水と
下層の暖かい水が入れ替わろうと
します。

その時、底にたまった汚泥も一緒に
掻き回されます。
水の透明度は下がり、とろみのある
場合によっては腐敗臭を伴う
死んだような水になります。

これの原因の1つに好気バクテリア
と嫌気バクテリアの存在もあります。


好気バクテリアは水中や底砂の表面で酸素を取りながら浄化作用を行い
嫌気バクテリアは、底砂の中や、
止水域で、浄化作用をしています。

普段は、無酸素状態の汚泥の中で
浄化活動をしている嫌気バクテリア
が水中の撹拌により、巻き上げら
れ、まだ浄化されていない物質も水中に溶け出します。
当然水中の生体にとっては好ましくない状態になります、。

自然のサイクルで悪くは無いことですが、一時的に生体の活性は著しく下がります。

で、今回の淀川ですが、もともと河川なので、水は絶えず入れ替わっています。

しかし、先日の豪雨により川底の嫌気層までもが流され、浄化されていない物まで流れ出している状態では無いでしょうか?

流れがあるので、極端な酸欠にはなりませんが、ワンドなどの流れの悪い所は、明らかに酸欠状態になっています。


浄化の途中のチッソや、リンも
大量に放出されていると思います。

なので、今の淀川はフォールターンオーバーの最中みたいな感じになっていると思われます。

嫌気、好気両者とも自然がもたらした偉大な浄化装置の一端を担っているのですが、ここは一番!

好気バクテリア頑張れ!


と、私は心の中で応援しています。

余談ですが、チッソやリンを吸収してくれるのは、植物で川に生える
水性植物はその一端を担っています。

だから、決壊を防ぐコンクリートの
防波堤も必要ですが、水性植物の
生きるエリアも残して欲しいものです。

私たちに出来ることは、水性植物の
生きれる環境を残す事!

私も好きですが(ソルトではまだしてない)ウェーディング時に(特に春先の新芽が出る時期)むやみに岸沿いを
歩かない事でしょうか。

アシ、エビモ、アナカリス等
富栄養化を吸収してくれる大事な
植物です。

大事にしていきたいものです。

話はそれましたが、今の淀川の
状態を見てきて思ったことです。






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