その問いかけは虚しいのか

  • ジャンル:釣行記
虚しくホゲたのである。
明暗のポイントにいる。
相棒に明暗は譲る。明暗にエントリーしながら、ちょっと離れたところにある足元のヨレが気になって気になって仕方がないのだ。いや、明暗を撃っても獲れる自信はないんだが。誰かに、お前はこっちに撃て、と言われるんだ。
立ち位置の約10mくらい上流を起点に本流が蛇行し…

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残滓

  • ジャンル:釣行記
どのタイミングで波が落ちてくれてもいいように、夜明け前から磯場の上に腰を下ろし、青物をとると意気込む気持ちを抑えつつ待った。
予報によれば朝マヅメには釣座に立てるはずだったのだが、やはりそううまくはいかないものだ。釣座にこそ波が被ることはない状況だとは言え、その足元を飛沫が浚っている。最干潮目前で、…

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当たり前にするには時間がかかる

  • ジャンル:日記/一般
ルアーでのシーバス釣りを始めてから3年と数カ月経つ。
基本的には夜に釣行することが多いから、度々星空を見上げる。
鳥取の夜空に散りばめられた星の間を縫う流れ星を幾つ数えただろうか。
シーバス釣りをする前までは、流れ星なんて何年に1回見るか見ないかのものだと思っていたのだが、そんなことはなかった。毎日のよ…

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徹しきれずに

  • ジャンル:釣行記
ホゲ日記。
久々に鳥取に来られる知り合いの方からお誘いを受け、磯へ行くこととなった。私自身、2週間くらいずっと河川でとれておらず、というかバイトすらも味わえてなく、久々に気分転換にいいかもな、と。
青物か、磯マルか。状況によってとれそうな魚を狙おう的な。
 
未明、良い感じのサラシを見て回り、2ヶ所ポイ…

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好きということ

  • ジャンル:釣行記
何か好きなものがあるとする。
 
釣りが好きだ。
シーバス釣りが好きだ。
ドリフトでのシーバス釣りが好きだ。
野球が好きだ。
バッティングが好きだ。
強振してホームランを狙うのが好きだ。
人が好きだ。
あの子が好きだ。
あの子のこんなとこが好きだ。
こんな感じだろうか。
好きにも種類や程度がある。好きなものが…

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1年

  • ジャンル:釣行記
自分はこの1年でどれだけ成長出来たのだろうか?
1月に掲げた年間100本にはとうてい及びそうにない。コンスタントに釣り切る力。状況の洞察力、テクニック、運。
それらを自分のものにできたかと聞かれたら声高らかに「できている」とは言えない。
釣行回数に対する釣果を考えたら火を見るより明らかだ。
しかし、それとは…

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ホゲ、ホゲ後ホゲ

  • ジャンル:釣行記
10/9~10/10にかけての釣行で2尾のシーバスを手にして以来、ほぼ毎日釣りに出ている。
磯、大河川、小河川、小場所、プチ遠征などなど。
様々なシチュエーションで1本出てくれと願うもバイトすら得られないことのほうが圧倒的に多い。毎日ホゲてはまた出動する日々です...!
○磯
地元の磯に立ち、マズメの30分だけ青物を狙…

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伝説の地磯 と人は謳う

  • ジャンル:日記/一般
その昔、この地では鱸の大漁が釣り人の勲章であり、一度その地磯へ向かえば、険しい地磯への道中と引き換えに、持って帰るのを躊躇うほどの大漁が約束されていたと言う。
その地磯は、こう呼ばれた。
「伝説の地磯」であると。
地磯へ1人で釣行する前には、必ず設けているルールがある。
竿を持たず、まず行ってみること。…

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釣りしながら考えた

  • ジャンル:釣行記
いろんな釣りの楽しみ方がある。
今日は、そのうちの1つの話。
友人が出来た。彼は、海なし県からやってきた。
山。
渓流、池、管理釣り場。
海。
河口、港湾、サーフ、磯。
見てきた世界は違うかもしれないけれど、
見えている世界は同じだった。
一緒にシーバスをとりに行くのに、時間はかからなかった。
自然の循環の中…

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いたわりと傷と

  • ジャンル:釣行記
「前々から言おうと思ってたんだけど...、もう、やめにしない?今ならまだ、傷の無いうちに終わらせられるから」
「まぁそういうな。俺はまだお前と一緒にいたいんだ。」
分かってんだ、そんな事は。
このままだと、お前に傷を負わせてしまうかもしれないこと。
それでも一緒にいたいということ。
そして結局、最後は黙っ…

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