今使っている2台のリールのお話しです。

上段がシマノの17ツインパワーXD 4000XG。
下段がダイワの16セルテート 3012H。

最近の主機はツインパワー。
交互に使っている訳ではない為、2つのリールの使用時間は違いますが、時間の経過と共にどのような変化があったか、また現時点で両リールにどのような差があるか、個人的な感想をレポートしてみます。

1.比較リール
◎シマノ 17ツインパワーXD 4000XG
2018年11月購入
◎ダイワ 16セルテート3012H
2017年10月購入

2.用途
いずれもサーフからのルアー釣りのみ。

3.メンテ方法
リールのメンテ方法は以下の通り。
①釣行直後、現地でドラグを締めて水スプレーで洗浄。
②帰宅後、各所を綿棒等で清掃し、少量のグリスアップ。

ただし、釣行直後の現地洗浄は、ツインパワーの利用開始時からはじめたので、セルテートは帰宅後にシャワー洗浄していました。
よってメンテ方法はツインパワーの方が丁寧になっています。

4.事故履歴(潮被り、水没)
◎17ツインパワー
潮被りは数回あり。
完全水没は1回あり(2秒程度)。
◎16セルテート
潮被りは数回あり。
完全水没は無し。

5.実使用時間
釣りに行っても、歩いていたり、休憩したり、と常に竿を振っている訳ではないので、万歩計の歩数も見ながら、おおよその実使用時間(移動時間・休憩時間を除いたもの)を毎釣後記録していました。

で、現在の実使用時間は以下の通り。
◎17ツインパワー 125時間40分(27釣行)
◎16セルテート 195時間10分(39釣行)

6.初めてゴリ感が出た実使用時間
◎17ツインパワー 未だゴリ感無し
◎16セルテート 107時間(21釣行後)

ちなみに以前使っていた15ルビアスは、実使用時間107時間(20釣行後)、そしてOH後も109時間(26釣行後)でゴリ感が出ました。
機種は違えど、ダイワリールはゴリ感が出るタイミングが同じだな、と感じてます。

7.巻き心地の変化
◎17ツインパワー
変化無し。
◎16セルテート
107時間でゴリ感が出て以降、ゴリゴリ、シャリシャリという音と共に、その振動が手元に伝わる為、巻き心地も悪く、重さを感じる。ただし、症状が悪化している感覚はなく、同じ状態。

2つのリールを巻き心地を比べると、ツインパワーの方が圧倒的に軽快。

8.動画
百聞は一見にしかず、なので動画も載せてみます。
ハンドルの回転数は、動画再生スピードを×0.1にして数えてみました。

◎17ツインパワー
力一杯回した際のハンドル回転数 16.7回転


◎16セルテート
力一杯回した際のハンドル回転数 15.7回転

「シャラシャラ」という音がいわゆるザラザラ感です。音では伝えられませんが、この裏にゴリ感があります。
そして、ツインパワーとの回転差は1回転ですが、この数値以上に抵抗感を感じます。
ちなみに動画上の「チリンチリン」という音は、リーダーとスプールの接触によって出てしまった音です。
この音は無視して下さい(^_^;

9.ドラグ性能
ドラグ性能を語るほど魚を釣っていないw
しかし、17ツインパワーは初期から全く変化無く、スムースにラインが出ていく。
16セルテートもドラグ性能が悪くなったようには感じない。
「走る魚を止める」「一度設定したドラグのままで魚を釣り上げる」という意味では、セルテートの方が良い気がする。

10.目視確認出来るサビ
◎17ツインパワー
無し


◎16セルテート
メインシャフトにサビは見えないが、ハンドルを外すとこんな感じ。
内部は結構サビていると思われる。

・・・こりゃ、OHなんでしょうね。

11.防水性能
バラしてないので内部の状態は分からないが、17ツインパワーは潮被っても、水没しても、なにも変化無し。
一方、16セルテートは潮被りした翌日にゴリ感が出ていた。
このことから、ツインパワーの方が防水性が高いように感じる。

12.総評
いずれのリールも4万円弱で、金額的には同レベル。
しかしながら、防水性、耐久性(＝初期性能の維持)という視点でみると、17ツインパワーの圧勝かな、と感じています。

ツインパワーの実使用時間がセルテートと同じになった段階で、またレポートしまーす。