逃した魚は大きい！

っていうじゃないですか？

めちゃくちゃデカかったです！

もしかしたらサイズはそこまでかもしれません…でもその一本の価値は相当なものでした…

しかも、そのシーバスを掛けたルアーは、ある方から授かったルアー…

絶対釣ってやる！っと心から誓ったルアー…

思いの詰まったK-太は僕のちょっとした不注意によって、川の深みに沈んでいきました…

この時の無念を晴らすため…今日こそは朝早く起きて行ってやる！！

と気合を入れたものの、前日の疲れが残っていて、アラームに目が覚めるも、その場でダウン…

そして気づけば7:00を過ぎていました。

朝マズメというのかはわかりませんが、そのまま準備して、支流へGO！しました笑

昨日バラしてしまった僕を可哀想に思ったのか、先輩は、

「水門周りはお前が全部やれ！」

と魚がつくであろう水門周りを僕に譲ってくれました！

ここまでされたら釣らなくては！！

そして到着した一ヶ所目の水門…

昨日失ったK-太とは別のカラーを水門の落ち込みの奥にキャスト…

そして、ジャークを繰り返し、K-太が落ち込みの中に入った瞬間…

ゴンッ！！

と強烈なあたり！！

すぐさまフッキングに持ち込んだが、凄まじいエラ洗いで運悪くフックアウト…

まただ…

ラインブレイクの次はバラシ…

ついてないな…

気を取り直して、もう一度同じ場所を通したが、反応を得られず…

帰り際にまた魚が入っていることを信じ、このポイントを去ることに…

そして二ヶ所目の水門に到着しました。

一投目はなんとなく、水門手前の際を攻めることに…

足元を丁寧にジャークしながら引いてくると…

ルアーの下で魚が反転…！！

銀色に光った魚体は確実にシーバスだった！

すぐに同じところを通すと、また反応がある！

しかしバイトまでは行かない…

「ここ絶対いますよ！！」

と僕は先輩に自信満々に言い、水門の落ち込みを通すようなコースにルアーをキャストしました。

さっき際を撃った時は、ステイがあまりにも長過ぎて、見切っていた気がしたので、リアクション要素を多めに入れてみました。

今までは、

チョン！チョン！ピタッ！

だったのを

チョン！チョン！チョン！チョン！チョン！ピタッ！

というリズムに変え、またステイを一瞬だけにすることに。

そして、ルアーが水門の落ち込みに到達し

(絶対食う！絶対食う！)

と言い聞かせ、水門を勢いよく横切る小魚を演出するかのように連続トゥイッチをして、水門の落ち込みを出る寸前にポーズを入れた…

すると、止まって油断をしているルアーを襲うかのような力強いバイトの感触が手元に伝わった！

そして、渾身のアワセを決める…！

竿に重みがかかり、絶対にフックアウトさせないように、追いアワセを入れる。

その瞬間確信しました。

「ほら喰った！」

と思わず口に出して言ってしまうほど…

流れから出てきたのは、美しいシーバス…そして僕のレイジーが美しい弧を描く！

「よっしゃあ！」

と喜びを言葉にし、先輩も嬉しそうに

「ナイス！しかもデカイ！！」

竿をへし折られそうなパワーで抵抗するシーバスは確かにサイズが良さそうでした。

日本海のシーバスは、掛けた後のファーストランが尋常じゃなかった。まるで鯉をスレ掛けてしまった時のようなトルクフルな引き…

ルビアスのドラグが悲鳴をあげていた…

しかし、絶対に釣ってやる！という気持ちからか一刻も早くランディングに持ち込もうと強引に魚を浮かせようとしていました。

「落ち着け！ゆっくり！慎重に！」

と先輩が宥めてくれていましたが、それでもなお焦りはおさまりませんでした。

そして、5分に及ぶファイトの末、上がってきたのは、ナナマルオーバーの立派なシーバス！！

新潟初シーバスにしては上出来ではないでしょうか笑

その日は、この一本の余韻が凄く、常にニヤニヤしてましたね笑

でもそのあとは釣れませんでしたけど笑

今回も長々とお付き合いいただきありがとうございます！