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▼ Fishman成功に見る釣りのプラットホームの話
- ジャンル:日記/一般
※始めに断っておきますが、この記事は釣りに関するものではありません。非常に読みにくい部分もあるかと思いますのでご注意を。
旅ログが続いてくるかと思いきやの、爆弾投下。笑
さて、題名のFishman といえばこのFimoではお馴染みの存在ですね。

あるいはベイトロッドに興味を持たれた方であれば一度は見たことがあるのではないでしょうか。
さて、今回は何故Fishman というメーカーが成功したのかについて考えてみたいと思います。
それは今後の釣り業界において、一つの指針となる気がしているからです。
ま、何を以て成功かという点は置いておいて。
ちなみにこの記事の発想は「The Platform」というIT系のビジネス書から来ています。
純粋に僕だけの発想ではないということで、悪しからず。
僕は次の2つの点が今Fishmanの成功に繋がっていると考えています。
・コンテンツではなくプラットフォームを作ったこと
・ベイト専門メーカーという純粋想起
製品を作ることは大概の場合においてコンテンツを作るということだと思います。
例えばシーバスで言えばシマノがエクスセンスというロッドを作ったり、ダイワがモアザンというロッドを作ったり。
これをプラットフォームとコンテンツの概念に分けるならば、シーバスフィッシングというプラットフォームの上に各シーバスロッドというコンテンツを作った訳です。
プラットフォームとはつまり、何かが乗っかる土台というわけですね。
対してFishmanはベイトロッドという、コンテンツというよりプラットフォームを製品で提供しました。

ま、釣りというプラットフォームで考えればベイトロッドもコンテンツの1つなのですが、シーバスロッドやバスロッドというコンテンツに比べればより包括的です。
プラットフォームの提供は、それが優秀であればあるほど、多くのコンテンツが乗っかっていきます。
ITならモバイルアプリならApple storeやGoogle Play、SNSならFacebookやTwitter、ハードウェアならGoProが良い例でしょう。
正確に言えばお金儲けのためにコンテンツ屋さんが集うアプリ市場とユーザー自主参加のGoProは違います。
Fishmanは後者のタイプなので、まずGoProについて。

あそこの社長の人はサーフィンが好きで、でもサーフィンの動画を格好よく撮れるカメラが存在しなかった。
そこで並々ならぬ情熱を注いでGoProを作り出しました。
あれって技術的に凄い新機能を求めたものじゃないんですよね。
ついでに言えば動画を確認する液晶もなければ手ぶれ補正もズームもない。
でもエクストリームな環境で使うことを考えれば、液晶なんか要らず、ズームなしの広角が良くて、激しい振動で役に立たない手ぶれ補正なんぞ要らないという選択をしたわけです。
そして出来上がったGoProはサーフィンだけではなくてあらゆるスポーツの場へと活躍の場を広げました。
そしてユーザーが「こんな動画撮ったぜ!」
とyoutubeにアップし、メーカーが作るまでもなく勝手にコンテンツが増加していきます。
結果は今の状況を見ての通り。
ソニーなんかの既存形状のビデオカメラがどんどん売り上げを落としていく中で、逆にGoPro は販売数を増加させ、確か2013年辺りで抜き去りました。
ではFishmanはどうはなのか。
Fishmanは物凄くユーザーフレンドリーなベイトロッドを世に送り出し、そしてそのほとんどが特定の釣り物に向けて作られた訳でもありません。
圧倒的な軽さや感度を持つわけでもありません。
ただただ、キャストとファイトにおいて超絶高性能だった。
(ちなみに断っておきますが、僕は大のFishmanファンです。笑)
そしてそこにロッドを買ったお客さんが「乗っかり」、こんな釣りをしてきたよ!、とか、こんな魚釣った!と赤塚さん(代表の人)に報告し始めるわけです。
勝手にお客さんがコンテンツを増やしてくれるわけですね。
きっと中には赤塚さんすら予想もしなかった使い方があったかもしれません。
そして赤塚さんはそれをブログで「こんな人がいる!」と紹介します。
それを見て「お!」と思った人がそれにまた乗っかり、どんどんと増殖していきます。笑
そしてFishmanはお客さんから「勝手に」入ってくる情報を元に様々な用途や嗜好性を掴むことができ、それを次の開発に活かすことでプラットフォームが更に進化していきます。
そしてもう1つ。
コンテンツを広げてくれる人の中にはとてつもない凄腕がまじっていたりします。
今のFishmanスタッフの人たちとかですね。
探さずともそんな彼らをゴッソリとスタッフに抱え込むことが出来るわけです。笑
しかも、コンテンツを作っていってくれるお客さんというのは大概にしてメーカーに好意的です。
プラットフォーム←→コンテンツという相互の流れの中に自分達が参加できるんですから、そりゃー楽しいのです。
そしてコンテンツを作っているのはお客さん自身ですから、そもそも批判が発生しにくいのです。
さて、もう1つの成功要因である純粋想起についてお話ししましょう。
皆さんはバンドエイド、知ってますよね?
実はあれ、ジョンソンアンドジョンソンの商品名なんですよ。
ホッチキスなんかもそうですね。
iphone もAndroidが出るまで商品名自体がその分野の名前になっていたはずです。
そう、これが純粋想起です。
ベイトタックル専門メーカーというものは何処にもありませんでした。
もしかするとあったのかもしれないけれど、それを全面的に押し出してアピールしたメーカーは皆無でしょう。
Fishmanはベイトタックル専門メーカーという純粋想起を取ったのです。
その結果、ベイトロッドというくくりでロッドを見るときにかなりの確率でチェックされることになったと思います。
さて、長くなりましたが、文章の量通り僕がメインで考えていたのは前者のプラットフォームの方です。
では最後に、何故こんなことを書いたのかを記しておきましょう。
始めに書いた通り、僕は釣り業界においてプラットフォームになりうるモデルの展開が一つの指針となると考えているからです。
日本の釣り業界はすっかり成熟し、各コンテンツの細分化がとことん進んでいる印象を受けます。
そんな世界において、技術的なブレイクスルーがない限り、メーカーは細分化されたコンテンツ内での熾烈な競争に必ず疲弊するでしょう。
行き着く先は模倣合戦、あるいは価格競争。
体力ある大手メーカーとオリジナリティの無いパクりメーカーばっかりの世界なんざ、僕は嫌です。
しかしお客さんがコンテンツを作るプラットフォーム型にはまだまだ可能性があるように思えてなりません。
Fishmanのロッドラインナップを見れば分かりますが、価格帯はハイエンドで安いモデルはありません。
でも売れています。
プラットフォーム提供も含めた付加価値競争の勝者だからです。
ちなみに多分誤解される方は居ないとは思いますが、僕が言うお客さん参加というのは、ちょっとどうにかしてるモニター公募型の狂ったモデルとは根本的に違います。
以上、乱筆になりましたが、思ったところを書いてみました。
もしかすると気分が悪くなった方が居られるかもしれませんが、それはそれ、あなたは自由意思で最後まで読まれたのですから、是非ともご了承ください。爆
ま、現存のモデルから理論を取り出すなんざ楽なもんで、そこから応用して次のモデルを作ることが難しいのは百も承知でございます。
ちなみになぜこんな記事を書いたのかというと、大人の事情によりもう外野じゃなくなってしまうか、、、おおっと口が滑った。笑
4月になる前に言いたい放題言っておかないとヤバいのです。爆
いやーしかし、結構これ残しておくのもヤバい気が、す、る。。。な人からの投稿でした。
旅ログが続いてくるかと思いきやの、爆弾投下。笑
さて、題名のFishman といえばこのFimoではお馴染みの存在ですね。

あるいはベイトロッドに興味を持たれた方であれば一度は見たことがあるのではないでしょうか。
さて、今回は何故Fishman というメーカーが成功したのかについて考えてみたいと思います。
それは今後の釣り業界において、一つの指針となる気がしているからです。
ま、何を以て成功かという点は置いておいて。
ちなみにこの記事の発想は「The Platform」というIT系のビジネス書から来ています。
純粋に僕だけの発想ではないということで、悪しからず。
僕は次の2つの点が今Fishmanの成功に繋がっていると考えています。
・コンテンツではなくプラットフォームを作ったこと
・ベイト専門メーカーという純粋想起
製品を作ることは大概の場合においてコンテンツを作るということだと思います。
例えばシーバスで言えばシマノがエクスセンスというロッドを作ったり、ダイワがモアザンというロッドを作ったり。
これをプラットフォームとコンテンツの概念に分けるならば、シーバスフィッシングというプラットフォームの上に各シーバスロッドというコンテンツを作った訳です。
プラットフォームとはつまり、何かが乗っかる土台というわけですね。
対してFishmanはベイトロッドという、コンテンツというよりプラットフォームを製品で提供しました。

ま、釣りというプラットフォームで考えればベイトロッドもコンテンツの1つなのですが、シーバスロッドやバスロッドというコンテンツに比べればより包括的です。
プラットフォームの提供は、それが優秀であればあるほど、多くのコンテンツが乗っかっていきます。
ITならモバイルアプリならApple storeやGoogle Play、SNSならFacebookやTwitter、ハードウェアならGoProが良い例でしょう。
正確に言えばお金儲けのためにコンテンツ屋さんが集うアプリ市場とユーザー自主参加のGoProは違います。
Fishmanは後者のタイプなので、まずGoProについて。

あそこの社長の人はサーフィンが好きで、でもサーフィンの動画を格好よく撮れるカメラが存在しなかった。
そこで並々ならぬ情熱を注いでGoProを作り出しました。
あれって技術的に凄い新機能を求めたものじゃないんですよね。
ついでに言えば動画を確認する液晶もなければ手ぶれ補正もズームもない。
でもエクストリームな環境で使うことを考えれば、液晶なんか要らず、ズームなしの広角が良くて、激しい振動で役に立たない手ぶれ補正なんぞ要らないという選択をしたわけです。
そして出来上がったGoProはサーフィンだけではなくてあらゆるスポーツの場へと活躍の場を広げました。
そしてユーザーが「こんな動画撮ったぜ!」
とyoutubeにアップし、メーカーが作るまでもなく勝手にコンテンツが増加していきます。
結果は今の状況を見ての通り。
ソニーなんかの既存形状のビデオカメラがどんどん売り上げを落としていく中で、逆にGoPro は販売数を増加させ、確か2013年辺りで抜き去りました。
ではFishmanはどうはなのか。
Fishmanは物凄くユーザーフレンドリーなベイトロッドを世に送り出し、そしてそのほとんどが特定の釣り物に向けて作られた訳でもありません。
圧倒的な軽さや感度を持つわけでもありません。
ただただ、キャストとファイトにおいて超絶高性能だった。
(ちなみに断っておきますが、僕は大のFishmanファンです。笑)
そしてそこにロッドを買ったお客さんが「乗っかり」、こんな釣りをしてきたよ!、とか、こんな魚釣った!と赤塚さん(代表の人)に報告し始めるわけです。
勝手にお客さんがコンテンツを増やしてくれるわけですね。
きっと中には赤塚さんすら予想もしなかった使い方があったかもしれません。
そして赤塚さんはそれをブログで「こんな人がいる!」と紹介します。
それを見て「お!」と思った人がそれにまた乗っかり、どんどんと増殖していきます。笑
そしてFishmanはお客さんから「勝手に」入ってくる情報を元に様々な用途や嗜好性を掴むことができ、それを次の開発に活かすことでプラットフォームが更に進化していきます。
そしてもう1つ。
コンテンツを広げてくれる人の中にはとてつもない凄腕がまじっていたりします。
今のFishmanスタッフの人たちとかですね。
探さずともそんな彼らをゴッソリとスタッフに抱え込むことが出来るわけです。笑
しかも、コンテンツを作っていってくれるお客さんというのは大概にしてメーカーに好意的です。
プラットフォーム←→コンテンツという相互の流れの中に自分達が参加できるんですから、そりゃー楽しいのです。
そしてコンテンツを作っているのはお客さん自身ですから、そもそも批判が発生しにくいのです。
さて、もう1つの成功要因である純粋想起についてお話ししましょう。
皆さんはバンドエイド、知ってますよね?
実はあれ、ジョンソンアンドジョンソンの商品名なんですよ。
ホッチキスなんかもそうですね。
iphone もAndroidが出るまで商品名自体がその分野の名前になっていたはずです。
そう、これが純粋想起です。
ベイトタックル専門メーカーというものは何処にもありませんでした。
もしかするとあったのかもしれないけれど、それを全面的に押し出してアピールしたメーカーは皆無でしょう。
Fishmanはベイトタックル専門メーカーという純粋想起を取ったのです。
その結果、ベイトロッドというくくりでロッドを見るときにかなりの確率でチェックされることになったと思います。
さて、長くなりましたが、文章の量通り僕がメインで考えていたのは前者のプラットフォームの方です。
では最後に、何故こんなことを書いたのかを記しておきましょう。
始めに書いた通り、僕は釣り業界においてプラットフォームになりうるモデルの展開が一つの指針となると考えているからです。
日本の釣り業界はすっかり成熟し、各コンテンツの細分化がとことん進んでいる印象を受けます。
そんな世界において、技術的なブレイクスルーがない限り、メーカーは細分化されたコンテンツ内での熾烈な競争に必ず疲弊するでしょう。
行き着く先は模倣合戦、あるいは価格競争。
体力ある大手メーカーとオリジナリティの無いパクりメーカーばっかりの世界なんざ、僕は嫌です。
しかしお客さんがコンテンツを作るプラットフォーム型にはまだまだ可能性があるように思えてなりません。
Fishmanのロッドラインナップを見れば分かりますが、価格帯はハイエンドで安いモデルはありません。
でも売れています。
プラットフォーム提供も含めた付加価値競争の勝者だからです。
ちなみに多分誤解される方は居ないとは思いますが、僕が言うお客さん参加というのは、
以上、乱筆になりましたが、思ったところを書いてみました。
もしかすると気分が悪くなった方が居られるかもしれませんが、それはそれ、あなたは自由意思で最後まで読まれたのですから、是非ともご了承ください。爆
ま、現存のモデルから理論を取り出すなんざ楽なもんで、そこから応用して次のモデルを作ることが難しいのは百も承知でございます。
ちなみになぜこんな記事を書いたのかというと、大人の事情によりもう外野じゃなくなってしまうか、、、おおっと口が滑った。笑
4月になる前に言いたい放題言っておかないとヤバいのです。爆
いやーしかし、結構これ残しておくのもヤバい気が、す、る。。。な人からの投稿でした。
- 2017年3月17日
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