プロフィール
ショータ
栃木県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:6
- 昨日のアクセス:45
- 総アクセス数:240200
QRコード
▼ これからパイクを釣る人へ(ヨーロッパ、イギリス)
一度まとめようと思ってたヨーロッパのパイク釣りの記事。特にイギリスに関しては、コレを見たらとりあえず釣り出来るな、みたいなのを前から書きたかったのです。以前にブログでも書いたのですが、ここ数日二人の方に具体的な質問のメッセージを頂いたので改めて。

少し前まで、一体何人の人が実際に竿を持ってヨーロッパへ、世界へ行くんだろう?と思ったこともあったけど、今明らかに本当に海外へ行く人が増えているのを肌で感じます。特に大阪のFショーではすごく具体的な話もたくさんしました。「ポイントを教えてください」は、また違った話になりますが、僕は釣り以外の要素も多いヨーロッパは、海外釣りとしてもっとたくさんの人が楽しめるし、楽しんで欲しいと思っています。そこで最近のイベントでよくお話ししたことをまとめてみました。決して難しい釣りではなく、大それたテクニックを語れるターゲットではないですが、ヨーロッパでパイクを釣りたいと願う誰かのために。

パイクは最大で1mを有に超える大型の肉食魚で、ヨーロッパオオナマズなどの規格外を除いて、食物連鎖の頂点に君臨する淡水の暴君です。そんな魚が、水のあるところならどこでもというぐらい、ヨーロッパ全土に幅広く分布していて、エサ釣り・ルアー釣り共に人気のターゲットです。日本には生息しない魚ですし、その見た目の恐ろしさ、カッコよさから、釣り人なら一度は釣ってみたい魚なんじゃないかと、僕は考えています。釣り自体は決して難しくなく、バス釣りの様な奥の深さがあるかと問われれば疑問も残りますが、パイクにはやっぱりパイクの魅力があります。釣りが趣味、そして出張や旅行などでヨーロッパに出かける事があるなら絶対に狙わなくては絶対損な魚なのです。
タックル

まず一番質問が多いタックル面ですが、5ftから7ftぐらいのH~EHぐらいのロッドがあればパイクから大きめのパーチまで相手にすることが出来ると思います。硬いロッドを使えば魚はその分抵抗して暴れますが、僕が釣り慣れているカナル(運河)では基本的に水深は2m以下、そこに様々な障害物が沈んでいるので一気に魚を引き剥がすパワーが欲しかった。しかし沼などで特に沈み根もない場合、MHぐらいのロッドの方が危なげなく釣れたりします。まあヨーロッパの市街地だけにとことん絞り込んだロッドがエルアルバーノ180ですが、例えばTULALAだったらピメンタとか、エルホリ75、スピニングのパックならイヌクシュク(ポルタメント73)あたりがオススメで、実際に僕も使いました。パイク釣りとロッドの関係性に関してはこれまでも飽きるほど書いているかもしれないのでこれぐらいで。今後もう少し旅を煮詰めたシリーズも、現在開発中なのでリリースできると思います。

リールはPE4~5号を巻ければ大概のものでOKです。僕はクイックファイアというスコーピオンの古いやつを使っていて、現行のシマノで言えばCURADO 200とかがオススメです。巻きの釣りが基本なので、ノーマルギアの方が僕は好みです。ハイギアだとグライドベイト(S字系などのジャークベイト)の動きが硬くなりやすいのと、パイクは一定の距離で詰めてきて後ろからズドン!と捕食することが多いので、リトリーブスピードが安定しやすい方が良いと思います。ランガンで足で稼いでいく釣りですし、キャスト制度はそのままバイト数に直結しますので、僕はベイトタックルをオススメしてます。

先ほども書いた通り、ラインはPEか、フロロでもナイロンでも構いません。PEなら4~5号前後、ナイロン・フロロなら最低でも18lbぐらいはあった方が安心です。カバーの脇をビッグベイトを投げるバス釣りを想像してください。ただ一つ絶対に忘れてはいけないのがワイヤーリーダーです。イギリスで買う場合はWire traceと言えば伝わります。僕は自分でかしめて作っていますが、ヨーロッパの釣具屋でルアーを扱うお店なら大概スナップやスイベルが装着されてすぐに使用出来るものが買えると思います。ショックリーダーを間に使用すればなお良いかもしれませんが、僕はPE〜ワイヤーリーダーに直結。
ランディングツール

さて、ここからが意見の別れるところ。特にヨーロッパでは反対・賛成派がはっきりと存在し、議論されるのがボガグリップやオーシャングリップなどの、フィッシュグリップの存在です。ギリング(エラを掴むこと)でのハンドランディングももちろん可能ですが、初めてパイクを掛けた日本人がいきなり上手く出来るかというとかなり疑問です。魚にダメージを残してしまうことにもつながりますし、指が入りすぎてしまうと喉の奥のギザギザ(?)で指が結構ザクザクになります。さほどスピードがある魚ではないですが、首振りのパワーはもちろんサイズに比例して強いです。思わぬ事故にも繋がりかねないので、僕はグリップをオススメしてます。

ただ「郷に入れば郷に従え」ということで、最近はグリップではなくランディング用のラバーグローブを使用することも多いです。フランスのメーカーのものを現地のアングラーからもらったもので、非常に重宝しています。指がエラから入りすぎても指を切ることもなく安心。でもこのグローブを使ってもバス持ちみたいなことはもちろん無理ですので、あくまで片方のエラ蓋から指を入れる様にして。ネット、アンフッキングマットという大荷物を抱える現地アングラーも見かけますが、そんな装備を準備するのはちょっと現実的ではないです。
鼻先の長いペンチ・プライヤー等はもちろん必需品です。魚を置いた状態で、エラから手を入れて軽く首を曲げる様にすると口が開きます。そこは雷魚などと違ってずいぶん楽ですね。
フィッシングライセンス
これで準備完了です!あとは現地に行って釣るだけ?
違います。一番重要なものがひとつ、フィッシングライセンスです。正確にはフィッシングロッドライセンス。これに関してはTULALAの動画や過去のブログでも書いていますが、ここで再度おさらいです。基本的にヨーロッパではどの国でもフィッシングライセンスを買う必要があり、ルールや値段は国によって様々なので、釣りをする場所の制度をしっかりと調べてください。イギリスに関して説明すると、ライセンスはPOST OFFICE(郵便局)、または郵便局が併設されているOFF LICENCE(オフライセンスと言って、酒屋や売店みたいなもの。コンビニ的存在)で直接買うことが出来ます。またはオンラインでPOST OFFICEのページから購入可能です。

過去のFIshing Rod Licence
1日券、8日券、またはFull Licenceと言って年度で買うことが出来ます。ちなみに年で買っても27ポンド(2016年現在)で、同じ年に2回以上渡航出来るならこちらがオススメです。いちいち郵便局に行くことになると朝マヅメや到着してすぐに釣りに行けなくなってしまいますし、しかもFull Licenceはカードが届きます。予めネットで買ってホテルに郵送したり、滞在先などに届くようにしておくのが一番効率が良く経済的、しかも良いお土産にもなりますね。1日券、8日券はただのレシートみたいなものをもらうだけ。オンラインの場合は買った証明となる番号が記載されたものをプリントアウトして持ち歩くようになります。正直、そう滅多にライセンスの提示を求められることはありませんが、これはルール。マナーではありません。この制度があるおかげで、釣り人は胸を張って釣りを出来るし、市民権を得ている見習うべきシステムでもあります。海外に行ってまでここをケチってビクビクしながら釣りをするのは何よりかっこ悪いので、必ず購入しましょう。
いや〜偉そうに語りましたね(笑)書き始めたら意外と長くなってきたので、今回はこれぐらいで。次回は気が向いたらオススメのルアーや具体的な釣り方、ポイント選びなどを紹介したいと思います。
- 2016年8月1日
- コメント(2)
コメントを見る
ショータさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 名称不明
- 1 日前
- ichi-goさん
- たけのこのこのこ2025 #6
- 2 日前
- はしおさん
- チョットした工夫で使い良いルア…
- 3 日前
- papakidさん
- 『キャッチバー改を改?』
- 4 日前
- hikaruさん
- 記憶に残る1本
- 6 日前
- 濵田就也さん
本日のGoodGame
シーバス
-
- やっとシーバス釣れました!
- TEAM9
-
- 貴重なバイトをモノにできるか⁉︎
- JUMPMAN
最新のコメント