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これからシンペンの話をしよう

  • ジャンル:日記/一般
ゲンマのレビューでもしようと思ったら割とガチなシンペンの話になった。


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この写真みて、どういう順序でシンペンが並べられているかすぐにわかった人は相当なシンペンのヘビーユーザーだと思う。



シンキングペンシルというジャンルの創始者といっていいのは写真中央の列の上から三番目にあるルアー、ワンダー80.



ワンダーはもともとはバスルアーだったんだけどシーバス釣りで非常に効果的って事でシーバスの世界でブレイク。



ワンダーの何がそこまで素晴らしいのかというと、個人的には「バチパターンとイナッコパターンの両方で使えるルアー」だって事。つまり、シーバスが流れの緩い場所で上を見ているシチュエーションであれば大体ワンダーで釣れてしまう。そのためリバーシーバスのナイトゲームにおいては信じられない素晴らしいオールダウンダーとなっている。さらに頑丈でフックがラインを拾うこともない。完成度が本当に高いのだ。やっぱり名作オブ名作。結局シンペンはワンダーに戻ってしまう。そんなルアー。ただし、バチ抜けではスリム型シンペンのほうが釣りやすいし、イナッコパターンではリップ付きシンペンのが釣りやすい。落ち鮎パターンではフロミノ使うわけで、湘南河川では冬のサーチルアーとしての使用がメインになっている。


さてシンキングペンシルの有効性が広く知れ渡るにつれてオールラウンドタイプでなく、シチュエーション特化型といっていいタイプのシンペンが出てくる事になった。



このシチュエーション特化型として出てきたのがスリム型シンペン。上の写真だと中央の列の上二つ。カーム80とカーム110だけど、これらはバチ抜け特化タイプのルアー達。イナッコパターンではまるっきし使えないルアーなんだけどバチ抜けの時の爆発力はワンダーを凌駕している。


そして次がリップ付きシンペンというジャンル。シンペンにショートリップをつけたタイプなんだけど、これはイナッコパターンですごく強い。中央の列の5番目のガルバと7番目のパンチラインがこれに当たる。リップがついた事で水押しが強くなった為、ワンダーより巻き抵抗が増した。これには利点と欠点があって、利点としてはワンダーよりも「ルアーが何しているかわかりやすい」って事。欠点としては水押しが強くなった為、水押しが弱いルアーのが好ましいバチパターンではワンダー以下の釣果しか望めないって事。




外洋特化型なのが右の列のヘビーシンキングペンシル達。サーフや磯などでの使用を目的として作られていて波があって流れが速い場所でもしっかり泳ぐようにデザインされているルアー。


左の列はシンペンといっていいのかは微妙のもあるけど、いわゆるスラローム系シンペン。寸胴型のシンキングペンシルでコノシロパターンとかみたいに流れの緩い場所で中層ボトムを流すこと必要なパターンに特化したルアー達だ。湘南だとコノシロパターン専用機みたいな感じはある。



ちなみにシンキングペンシルというのは基本的に「巻くと浮き上がる」性質をもっている。そして上の写真では列の上のほうにある奴ほど浮き上がりが良い。つまりデッドスローでも簡単に浮き上がる。


さてこっからは湘南河川でのシンペンの話になる。



湘南河川の場合、オールラウンダー、そしてサーチルアーとして使いやすいのがワンダー60、ワンダー80、スタッガリングスイマー100、スタッガリングスイマー125。


理由は浮き上がりが良いためにシャローをデッドスローで引きやすい。そしてシーバスがイナッコ食ってる時でもバチ食ってる時でも上見ているときならこれらで反応取れるからだ。



ちなみにスタスイってルアーは一度シマノで廃盤になっている。



スタスイ80は今も廃盤のままなんだけど、ワンダー80が8センチ11.5gでスタスイ80は7.5g。ちなみにワンダー95が21gでスタスイ100は14gとなっていた。



ワンダー95は人気がない。理由は自分で使ったからよくわかる。重量のせいだろうがシャローをデッドスローで引きにくいのだ。ワンダー80で通せる場所が通せないって事がかなり多いのだ。だから使い勝手が悪い。



スタスイ80はワンダー80より浮き上がりが良かった。軽いからだ。しかし、その代償として飛距離が犠牲になった。デッドスローでの浮き上がりの度合いについてはワンダー80でほぼ完成されていて、それ以上に浮き上がりの良いシンペンというのはシーバスでは必要とされていないんだろう。だから今も廃盤のままだし、自分としても必要なルアーではない。



一方でシマノから復刻されたスタスイ100とスタスイ125はサイズの割に重量が軽い為、湘南河川みたいなシャローでは素晴らしく使い勝手が良い。他の10㎝シンペン、12㎝シンペンは軒並みスタスイより重い為、デッドスローだとシャローのボトムを擦ってしまう事が多いのである。しかしどうしようもない欠点がある。



スタスイ125に顕著なのだがフロントフックが前すぎてフロントフックが結構頻繁にラインに絡むのだ。ARCシステムのおかげで重量の割には飛ぶ。しかしフロントフックがラインを拾ってしまう。評価の難しいシンペンである。復刻された理由、根強いファンがいるのもわかる。ルアー論評サイトとかでも絶賛される理由もよくわかる。だが廃盤に追い込まれた理由もよくわかる。そんなルアーだ。


スタスイってルアーはシャローのサーチルアーとしての能力は群を抜いている。特に冬場のシャローを探るときは重宝する。だけど冬のシャローを探る釣りってやる奴は物好きしかいないよねっていうね。冬のシャローなんて、そんな魚おらんしね・・・・。



その点でダイワのガルバは水面直下20センチをキープできるよう上手く作らているので9㎝20gのシンペンとしては浮き上がりが良く使いやすい。自分がこのルアーを溺愛しているのは頑丈かつ浮き上がりが良いからだ。しかもスタスイみたいにフックがライン拾うこともない。ただ欠点がない訳じゃない。このルアーはどうしようもなくイナッコパターン専用機だ。ワンダーやスタスイみたいにベイトがよくわからない時でもシーバスが上みてさえいればバイトがでるサーチルアーとして汎用性はないのだ。



パンチラインがそんなに好きでない理由はガルバの裏返しである。このルアーはまず脆い。橋脚にぶつけたら真っ二つになる。そしてリップがついてる割に浮き上がりもそんなに良くない。なので流れがあるオープンエリアの釣り位でしか使えない。使える場所がかなり限られる上にサーチルアーとしての汎用性もない。



でもってここからがゲンマの話になるんだけど、写真の奴なんだが、こないだ橋脚にぶつけてしまった。そしてボディにひびが入ってしまった。パンチラインほど脆くはない。しかしガルバほどの頑丈さはないのでストラクチャーのある場所では使えない。それから11㎝21gのシンペンで浮き上がりは普通。マゴチが釣れてしまった事からもわかるがデッドスローで使うとかなりレンジが入るシンペン。飛距離は出るし、イナッコパターンでもバチパターンでも使えると思う。思うのだが・・・・個人的にはもうちょっと浮き上がりが良い方が使いやすかった。ワンダー95よりは使いやすいしし浮き上がりもよい。フロントフックがライン拾うこともない。


どうしても気になるのはスタスイ125と比較すると浮き上がりが悪い為、流れが緩いところでの使い勝手が悪いのだ。ランカー狙うなら流れが結構ある場所狙うからゲンマで良いんだけど。。。湘南河川ではバチ抜けはそんなに出来ない。だからああいうデザインになってるんだろう。魚食系のシーバス取るシンペンという感じ。バチ抜けには寄ってない。


結局、ゲンマは流れが緩いシャローやストラクチャーのある場所では使い勝手がさほど良くない。そういう場所での使用を目的としてはいないのかもしれないが、自分がよく行く場所はそういうところが多いため、二本目を買うか迷っている所。


どーしよーかなー。



 

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