高校からの友人達と毎年恒例の元旦フィッシングへ。

本来は四人だが、1人は海外へ行っているので、今年もKとSの三人で釣行。

今年の元旦は天気予報を見る限り、寒波が襲来しかなりヤバそうな天気だった。

潮も普段ならコブダイ狙いではあまり行かない感じの潮だったが、とりあえず１月１日は逝くしかない。

雪ダルマのように着込み、淡路島へ向けて出発。

ＢGMはプロディジーがかかっていた。



やはりカッコヨス。

今回も狙うのはコブダイ。

前回、ボウズをくらってしまったコブダイ釣り。

ここ最近、簡単に釣れるようになっていた為、あまり何も考えず、惰性でやっていたような感じになっていたが、久しぶりにコブダイ釣りに関して、真剣に色々と考えてみた。

その結果、今回は仕掛けやラインシステム、餌のつけ方などを全て変更。

前回筆下ろしに失敗したタマンアルティメットの為にも、今回は釣らなくてはならない。

虚弱体質の小生が朝の5時に出発。

本気と書いてマジである。

2015年１月１日。

ポイントに着くとまだ暗い。

そして寒いを通り越して痛い。

SとＫは明けてきてから釣りを開始すると言い、ヌクヌクの車内から出ようとしない。

小生1人、ヘッドライトをつけポイントへ向かう。

本気と書いてマジである。

とりあえず用意してきていた雷魚タックルの仕掛けを、暗い中ぶっ込む。

そしてヘッドライトをつけながら、タマンアルティメットの準備にかかる。

少しづつ明るくなってきた時、雷魚タックルにつけていた鈴がいきなり鳴り響く。

すぐに駆け寄り、渾身のフッキングからゴリ巻き。



サイズは小さいが2015年のファーストフィッシュ。

タックルは三本用意してきていたが、ここからはタマンアルティメットの筆下ろしの為に、タマンアルティメット一本だけで釣りをすることに。

本気と書いてマジである。

ただ、この頃になると風がビュービュー吹き荒れ、竿先につけた鈴は振られる度に鳴り続け、あまり意味をなさなくなっていた。

そんな強風が吹き荒ぶ中、新年早々に海を見ようと思ったのか、女子グループが水辺にやってきて、写真撮影等を始める。
強風の中、スカートというなんともボランティア精神に満ち溢れた、ナイチンゲール女子の姿も。

風はビュービュー。

小生とSは顔を見合わせ、生唾を飲み込む。

後は念じるだけ。

念、念、念、念・・・

本気と書いてマジである。

だが、ギリギリの所でスカートを手で抑えられ、見えない・・・

その歯がゆさたるや、筆舌に尽くしがたいものがあった。

そんな女子グループが去って行った後、風で常に鳴っていた鈴の音に変化が。

見るとタマンアルティメットが絞り込まれている。

急いで駆け寄り、渾身のフッキング。

魚はトルクフルな引きをみせるが、頑張るタマンアルティメット。

竿を立てて、突っ込みに耐える。

沖縄からやってきた、タマンアルティメット。

6800円のタマンアルティメット。





筆下ろしに成功。