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小川健太郎釣りペイジ


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泣ける(嶋田さん応援歌)

最近fimoはじめブログを回れていなかったのですが
昨日twitterから、藤沢さんの日記(投稿直後)を見て、
気になっていたことがようやく判明!


おっさんでも出来る!
 ↑
嶋田さんの日記

もの凄く嬉しいです。

ワタクシは元々全ルアー対象のメディア側だったので
特にバスとかトラウトとか仕切ってはいなかったのですが、

釣り人としては、たまたまソルトデビューでした。

その後ほぼ同時に全ジャンルの誌面に書いていたため、
ジャンルで決められることはなかったのですが
カラーPで出るのは圧倒的にソルトでした。

2002年から事情があって、ソルトの露出を減らし
バスやトラウトをメインにしてきました。
なのでGijie誌がない今はほぼバスの人になってます。
ですが、これは全部が本意ではありません。

単純に個人的な目標は子供達に釣りを通して
「傷つけるから守ることが出来る」という
単純な原理を教えていきたいだけなんですが、
それは現状ボランティアにしかならない、
という金銭的障害があるためこの体たらくです。

基本ノースポンサーにしているのもこのため。
将来的にスポンサーがこちらの信念から外れた道に動いたとき
どうしても裏切ることになるかもしれないからです。
今回は関係ない話ですが。


で、話を戻して、バス釣りの周囲の動きというのは
正直今の環境はかなりつらいことが多いです。
ご存知のとおり外来魚であるがゆえに、
様々な問題を抱えている世界です。
しかし、内陸で釣りをする子供達も、もしバスがいなかったら
池に目を向けることもほとんどないでしょう。
埋め立てたほうが安全です。
個人的な意見かもしれませんが、コイやフナ釣りでは
今の進化するテレビゲームに勝てません。

勝たなくとも、テレビゲームに競り合える高揚がありうる野外ゲームがあるとすれば
釣果の評価が全国的にある程度統一されたバス釣り。
エサが触れない子でも魚に触れられるバス釣り。
ビッグバドみたいなヘンテコなものですらパターンとして確立できてしまうバス釣り。
だと思うわけです。

元来釣りは終わりのない遊びですが、

子供の面白い発想を、『的外れ』に終わらせない。

それが野外のリアルな世界で、金銭や精神的リスクがほとんどなく楽しめる。
これがバス釣りの面白さの一面だと思っています。

今の子供たちの周囲には
三平くんみたいにいろんな釣り場なんて揃っていません。
大人は引率リスクがあって子供たちを連れて釣りに行けません。

池を埋め立てたほうが安全。川にダムを造ると安心。
原発のほうが資源リスクが少ない。こんな
キレイごとは極論となり、暴力にもなります。

振り返ってみて、キレイごとが何を生んだでしょうか。
意見が異なる相手との戦争を生んでませんか?

世の中、妥協と中庸でいいと思います。
子供は遊んだらいいんです。イバラを掴んで傷ついたっていいんです。
誰かが傷ついて、それを見て学ぶから、
妄想ではないほうの想像力と危機回避能力を生むんだと思います。

昔の遊びは大切ですが、未来に合っていないものを強制することはないと思います。
バス釣りが悪なんて、それも一面でしかないと思います。

オオサンショウウオやヤマネコは絶滅する道にある生き物だと思います。
それを食い止めるのはもちろん重要ですが
今身近にある生き物が変わりつつある中で
それを無理に公費投入して駆除とかキレイごとで済まそうとするのはどうかと。
アユやオイカワの類なんて、東から北、ほとんどの河川に居なかったはずです。
コイやフナもほとんどの池に居なかったはずです。
その池の元の環境を、という話であれば、居てイイわけがない。
ブルーギルどころではないエッグイーターですから。
しかし、古来の生き物だと思い込んでいるがゆえに
そのことへは言及しない。
しょせんこれがキレイごとの正体です。
※だからといってどうと言うこともないですけど(笑)。

もっと妥協して、今ある環境を最大限に利用して
子供達をテレビ画面から引き剥がさないと
何かを傷つけたことのない人間が量産されることになります。
小さな傷をつけたこともないから、
与えてしまう傷の深さがわからない。

そういう目で見れば、池を埋め、たくさんダムを造り、
新たに原発を設置するのもよくわかります。
簡単で利益につながり、大きな自然の繋がりに気づくのは次世代ですから。
それでいい、っちゃあいいんでしょうね。なにしろ死んだあとの世界ですから。

バス釣りは簡単に楽しめて、こんなことまで考えさせられる。
あの問題のおかげで幸か不幸か
今の若いバスの子はみんな妥協中庸の大切さを知ってます。
ビックリしました。
こうやって自身で考えて得た経験はテレビゲームで生めるでしょうか。
ヘドロの映像を見てニオイがわかるのは釣り人なら当たり前ですが
そうじゃない人でそのニオイがわかるのは何人でしょうか。

今回の嶋田さんの表明は
転向ではないにしてもソルトからバスへの表明です。
立場的に、これを公にされる姿勢。
その意味とリスクたるや相当な覚悟をお持ちだとお察ししました。


この機会に便乗したようで申し訳ないですが、
できればソルトオンリーの皆様も、
バス釣りから目を背けるのではなく
もっと見て欲しい。
できればビッグバド(笑)で一瞬でも楽しんでみて欲しい。
続けなくてもいいです。いつやめても、いつはじめても。
釣りはそういうもんですから。


切にそう願っております。

共感いただけた方はこちらも是非。
マナーのことについてうるさく言わない理由なども書いてあります。

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