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松原ムツミ

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魚の視軸と定位の形

いやはや、沖漬け用の子イカよりロックフィッシュの釣果の方が嬉しかった松原です。



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よく釣具屋さんでロックフィッシュコーナーなんてひとまとめにされてますけど、松原的にはロックフィッシュは大体3パターンに分かれてまして、メバル、カサゴ、ハタ類と、大まかにこの3つに分かれる訳です。
厳密に言えばそこからさらに分かれますけど。。。
まぁそりゃ釣り方違うんだから当たり前でしょってなもんですが、じゃあなんで釣り方が違うのよ?
ってのが今回の話です。


これって色んな魚に応用出来る話なんですが、まず障害物への依存の仕方が違いますよね。


釣り方から言えば、メバルは浮いてる事が多いので大体着水してからカウントダウンで上から刻みますよね?

ハタ類は障害物に乗っかって定位してる事が多いのでボトムをとってからの横方向の動きにかなり反応します。

カサゴはへばりついてる事が多いのでボトムをとってからスローに誘います。


定位の方法が違うのは、摂餌行動が違うからなんですが、摂餌行動が違うのは視軸に由来してるんじゃないかと考えれる訳です。
鶏が先か、卵が先かみたいな話ですけど(笑)

視軸ってのは僕ら人間で言えば両目でモノを捕らえる事が出来る範囲の事ですが、
ちょっと浮いてて自分よりも上のモノに反応してしまうメバルは、視軸は正面から上にあると仮定できます。
よくみる少し上向きに定位するメバルはそうすることでより広い視野を確保していると考えられる訳です。
シーバスも同じですね。

ハタ類の視軸は自分の正面にあって自分の前を通りすぎるエサを襲っちゃいます。
実際ボトムを横方向の動きで探っているとルアーを見つけたら追尾してきて捕食してます。
松原的にアカメはこのグループと考えてます。

カサゴは体の上に目がついていて明らかに視軸は上にありそうですが、ボトムのエサをついばんだりする行動を考えれば正面から下に視軸があると仮定できますよね。
チヌも視軸は下にあると言われてます。


これによって障害物に対する定位の仕方が自ずと変わって来ます。
まぁ人間と魚では目の構造上、薄い網膜か球体レンズかでモノの見え方が違うわけで、魚は片目でもモノが見えたりするんですが。。。
まぁこう考えればそりゃ釣り方も変わりますわね。


で、摂餌行動に入った時の射程も加味して釣りのスピードも決まります。
ハタ類なんかは特にそうなんですが、ターゲットの尾鰭の形で遊泳力の強い、弱いを判断して釣り方をそれに合わせていく訳ですな。
ガンガン泳いでるハタも居ますしね。


これはあくまで大まかな話なのでこれが全てではない事は頭に入れて頂いて、普段の釣りの参考になれば松原も幸いです。


とまぁこんな感じの事をタイミングがあればちょくちょくのたまって行きますので宜しくお願い致します。

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