大阪湾ランカー捕獲〜バチ抜けを捨てた男〜

大阪湾(阪神)でのランカーは難しい...

そのために考え抜いた作戦とは…

どなたかがYouTubeで投稿してくれていた名古屋キープキャストでのバレーヌ160紹介動画内(21:45〜)でも, 濵本氏や大阪湾ホームの中井氏が語っていたが, 大阪湾のランカーって本当に難しい。

その中で, 私が今回のランカーを狙うにあたって手掛かりにしたことを日記兼、釣行記録として残したいと思う。


同じエリアの同朋や, 他エリアのアングラーの参考になればこれ以上の事はない。
一般人の憶測も混じるので, お手柔らかに見てほしい(笑)

今回のキーワードは, 「
バチ抜けを避けろ」だった。

ここ最近の大阪湾は, バチ抜けやマイクロカタクチの接岸によって数釣りが楽しめている。
人によっては1日2桁釣果を出している。
しかし, その中に混じるランカーはほとんど聞く事がなく, 60㎝までがアベレージで, 70台がたまにいるかな?...という事が常であり, ランカーなど事故的な遭遇でしかなかった。

恐らくランカーの口元に届く前に群れにアプローチしてしまっているのだろう。どうにかこの群れを避ける事は出来ないだろうか。考えの始まりはそんな所だった。


そこで私は,  徹底的にバチ抜けを回避することにした
バチが抜けているタイミングでもバチを意識した中型の群れをどう避けるかということを意識し, よく動くルアーや2oz台までのビックベイトをセレクトし続けた。小さくても目の前のボイルを打ちたい!!!それが釣り人の性であるが, 
一人頑なにそれを避けた。

本当は投げたかったマニック!!!

その中, とある阪神間のドブ川(川幅は10mもない)で70後半はあろう個体を3匹ほど見かけた。

水深は30cm もなく, 見つけた日は釣り具も持っておらず撤退した。その翌日, もう一度その個体を発見してルアーを投げ込んだが見事に逃げ去っていった。その後も観察を続けた結果, ある行動パターンが見えてきた。それは「ボラと行動を共にしている」ということだ。
2kmほどの範囲を探索していたがこの推論のおかげでその個体が今日どこにいるのかはすぐに探すことができた。

これが塩分濃度の関係なのか, 大型のボラの群れに混ざるイナっ子狙いなのかは分からない。
しかし, その頃を境に, 私は2つ目, 3つ目のキーワードとして
「居着き個体」,「ボラ」を手掛かりに魚を探すことになった。

銀色の個体が釣れる度に移動を繰り返し, 黒色の個体とボラの群れに混じるイナッ子を探した

最上流部ではハクにナマズがボイルするシーンも見られたがその近くで鱸を観測した事は今期一度も無かった。


その後, 別河川でスネコン130を流している時にランカークラスを掛けた。しかし, その時はキャッチまでいかなかった。ただ, この出来事で仮説が確信へと変わったのである。


そして, その時は訪れた。その日もバチは抜けていたが, エントリーはバチが多すぎる時間を外した。

1投目をキャストした瞬間違和感に気が付く。

ベイトが騒がしいのに小, 中型のスズキがいない。

以前も経験した事がある。

これは手前に大型が居て警戒しているに違いない。大型が釣れる日に感じる違和感を頼りに次の1投を10分ほど吟味した。
候補は「blooowin110!」か「setupper97s-dr」か, 足元に「アイスジグ(ラパラ)」をいれるか。
○アイスジグは繊細な居着き個体を警戒させる可能性があるため排除。また混合のマイクロベイトに着く小型や他魚種を避けたかった。

○bloowinはタングステンウェイトのため遠くでの姿勢は良いが, 足元でウェイトが後方に返ってしまった際に立て直しが難しく, 見切られる可能性があるため排除。


結果, 消去法的に足元まで水平姿勢で泳ぎ切る

セットアッパーに決まった。

1投げ目完璧なコースで流し巻くも反応無し。
2投げ目はよりスローに見せる。すると...
 

ピックアップ寸前で巨大な顔が現れる

軽い衝撃と共に, テールフックにかかるがフックアウト。
ここで, 散々居着き個体を探すために投げたビッグベイトのおさらい。
焦らず, すぐさまエイトトラップ。スズキがいつ食おうかと足元でグルグル。
そしてルアーを一瞬止めた瞬間...

ドッカン!!!

まずは確実にフッキング, 水中で激しく口を開ける鱸。

頭の大きさでランカーを確信。
足元への激しい突っ込みと首振り。

擦れるPE。

リーダーも3.5号のため無理はできない。
自分のフッキングを信じて一旦ベールをフリーにする。
出てきた瞬間に一気に仕掛ける。結局なんやかんやで10分格闘。
やっと出た。痩せているし, ギリギリだがちゃんとランカーあった。


49odkgezxnn2fpm5winm_480_273-0eb948e5.jpg
* なんて見やすいメジャーなんだ!!!

この見やすさに加えて、速乾性の良い、洗いやすいメッシュ素材なんかがあったらなー笑

 

余談はさておき, 今期の魚探しは数釣りの欲との戦いだった。

自分の求めた道で結果がでて良かった。まさに答え合わせが完了した。

無事に大阪湾、阪神エリアにて今年2本目のランカーサイズをキャッチできた。

6dj6szauwj7ork5b5hc7_435_340-2faea94f.jpg
使用タックル
Rod : Foojin'RS VIVOGUE 96ml+(Apia)
Reel: 22EXIST4000XH (Daiwa)
Line: Roots×8#1.2 (Gosen)
    グランドマックスFX3.5号(シーガー)
Tool: 鉄腕スナップ#000


インスタグラムはこちら
 

コメントを見る

めーめーさんのあわせて読みたい関連釣りログ