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村田貴紀
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▼ 握手は最後に
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- (香港釣行)
もう、3月半ば過ぎ。
春っぽい感じがしない。
今日も日本からアフリカンクララ狙いでゲストが来る。
前回のガイドは1月だった。
その時が寒くて厳しいのは当然。
3月なら余裕でしょ?
と、タカを括ってたが、まったく暖かくならない。
それでも1月よりはネ~
まったく青味が混ざらない空を見て、自分にそんな事を言い聞かせる。
待ち合わせ30分前。
メチャ早く到着してしまった。
どこかで時間を潰して、待ち合わせ場所に向かおうと思ったが、
ゲストの魚屋宮田さんは土地勘がないだろうから、早めに来るかも知れない。
なので、待ち合わせ場所のベンチで座っていたら、
予想通り、魚屋宮田さんが30分前に現れた。
さっすが、日本人。
時間厳守は世界一じゃ。
初顔合わせの握手をと
手を伸ばそうと思ったが、
チョッと考えがあって、止めた。
ここからミニバスに乗って、ポイントへ向かう。
釣り好き同士、ポイントまでの会話って絶対盛り上がるよナ。
あっと言う間に、麻婆川に到着。
とりあえず、ターゲットを見てもらう。
魚影はバッチリ。
問題は水温と風だ。
このポイントの特徴として、
魚影が濃い上に、常にクララの好む水深が保たれてる。
水がクリアで、小規模な為、サイトで狙うのも面白い。
だけど、足場が高いので、ドッグウォークの操作が難しく、
風が吹くとその難易度が一層増す。
今日はその風が特に強い。
寒いので、活性も低い。
一ヶ所でルアーをネチる事が必修なのだが、
今日は特別難しい。
やばいな、1月の時より厳しいゾ。
風に晒され続けてるんで、鼻水が垂れる程だ。
ボクは風下に向けてルアーを落とし、
少しでもドッグウォークの移動幅を短くする作戦に。
こんな僻地に珍しく、対岸で日本人カップルがボクの釣りを眺めてた。
その声が聞こえた。
「うっそ~、おっきなのが居るよ~」
ボクの角度からは見えなかったが、ルアーに反応してるのカモ。
アクションのペースを更に落とした瞬間、ドーン!
来たぜ、デカいヤツが。
70アップ?いや、確実に80はある。
こりゃラインを掴んでも抜けるサイズじゃね~や。
川に入って、なんとか捕獲。
とりあえず、釣れる事は証明できた。
そして、続行中にヤナギさんが現れた。
近くの釣り堀の帰りに寄ってみたとの事。
ヤナギさんは凄腕だが、クララならまだ負けねぇ~ぞ。
と、宣言したんだが、上をイカれてしまった。
まさかのプレコとな。
良く写真を見てくれ、ワームでバッチリ食わせてるんだぜ。
しかも、デカくて綺麗な状態じゃないか。
ヤナギさんはコレを釣った後、帰途についた。
ヤラレタ感いっぱいで残されたボク達。
その後も夢中でクララを追ってたが、
ドンドン時間だけが過ぎていく。
魚屋宮田さんはコレまでテラピア2匹。
ボウズじゃないが、本命でもない。
ボクもアレ以降、ヒットすらない。
邪魔な風は収まらない。
活性も上がらない。
確実に過去最悪の状況だ。
とうとう、街頭が灯り始めた。
タイムアップまで、あと僅か。
ここで、魚屋宮田さんがルアーをチェンジ。
中華ルアーをセレクト。
どっかで見た事ある感じのシケイダーだった。
コンパクトなボディの割りに比重があり、
柔らかい羽素材が、良い音とネチり具合を演出してる。
そして、ヒット!
これは残念ながらバレてしまったが、
まだチャンスはあるよ。
再チャレンジだ!
コポコポコポ。
シケイダーが誘う。
「お、追ってきた~!」
食え、食うんだ、食ってくれ、頼む!!!
よかった~
この為にわざわざ日本から遊びに来てくれたんだ。
正直、涙がコボレそうになった。
心の底からウレシかった。
クララ臭い手でガッチリ握手。
コレがやりたかった。
よくよく思い出すと、初回でクララを釣ってもらった方と
握手の儀式を自然と行っていた。
握手の儀式を自然と行っていた。
ボクの手を仲介してだけど、
この時、魚屋宮田さんは何人ものクララアングラーと通じたんだ。
香港クララ釣りの歴史は浅い。
だけど、ボク達がその歴史のスタートだ。
- 2016年3月20日
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ご存知の通り、ブログにでてる川の名前は全て偽の名前なんすが、
この「麻婆川」は特に気に入ってます。
発掘者のMaboさんが完全にかかってるし、モロ中華っぽいし。
最近、検索エンジンで「女囚川」って検索してる人もいるんですよね。
「麻婆川」もメジャーになりますよ!
村田貴紀