東風(コチ)で釣れなくたって

前回のナンヨウチヌに気を良くし、
「いつもの防波堤でもイケるでしょ?」
って事で、週末に乗り込んだ。

潮はスパームーンを引きずってたんで、非常に良い。
こんなに良い潮で挑むのは始めてカモ。

ウキウキ気分で渡し舟に乗り込んだのだが、
ここで漁師が一言。

「今日は東の強風だから釣れんよ。」

漁師すら漁にでないと言う。
そんなバカな。
この潮で釣れないなんて。

防波堤に着き、ロッドをセットしたのが午後7時過ぎ。
マズメを逃したが、大丈夫でしょ。

まずはカサゴが捕れた。

ソコソコ大きいサイズだったんで、キープ。
この位のヤツがあと2~3匹釣れたらウレシイな。

しかし、ここから大苦戦。

深夜過ぎるも釣果に恵まれない。
チャイロマルハタやナンヨウチヌと思われる当たりがあったのに
それらのチャンスを度々逃す。

バイブレーションでクロホシフエダイがでた。

満潮時には所持クランクがゴロタを打たない程
水位が上がったので、バイブレーションを使った。

その後も撃ち打ち続けたが、
午前3時頃に疲労でギブアップ。

寝袋に入り、深い眠りに。

目が覚めたら既に日は昇りきっていた。
朝マズメは過ぎていた。

漁師の言った事は本当だったのか?

この夜は電気漁以外の船を見なかった。
漁師からも後ろ指を指されるようなヤツは
漁師の居ない日に動くのだろう。

友人のラオリーが興味深い事を話してくれた。

なんでも、養殖池ですら東の風が強いときは
通常の1/3位しか餌を食わないそうだ。

また、SATさんからもFB経由で面白い話が。

諸説はあるが日本でも東風(コチ)で魚が捕れないとの事。
東に風って書いてコチって読むのも知らなかったボクは
おかげで、チョッとだけ偉くなったかも。

迎えの船が来るまで、まだ時間があったが、
釣りを控えて明るい時間にポイントを見直す事にした。
丁度、干潮で底の様子が判るしね。

明るいポイントはこんな感じ。

水位が①の辺りだと通常は休憩タイム。
浅すぎて根掛りが連発するからね。
明るければ岩を避けながらミノーなどを早巻きで攻める程度。

②付近まで潮があがればクランクゲーム成立。
ボクが最も得意とする水位だ。

大潮の時じゃなければ③まで水位は上がらない。
表層から中層をバイブレーションで攻める事にしてる。

アップしたら判ると思うけど、捨てられた網などが多々あるんだ。

ポイントを写真に撮り、良い場所と悪い場所を記憶した。
東風で釣れなくたって、ヤル事は沢山ある。
釣竿を出すだけが、釣りの楽しさじゃないからね。

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