【釣れなきゃ、のんびり読書でも…】いよいよ発売間近、フリッド125S‼️‼️②ニュージャンル系ルアー・フリッド完成！

です。

前回のログで

村岡さんに、
こういうシンキングペンシルを作りたい！
という私の理想を伝えたことを書きました
(詳しくは前回の【フリッド誕生の夜】をご覧下さい)

あの夜から

1か月後…

BlueBlueのルアーデザイナーである

工場長の泉さんから

突然、連絡が来ました

『宮本さんが面白い構想を持ってる！って、村岡さんから言われましたけど具体的に教えてくれますか！？』

おおおおおおおおおおおおお！！

キタァァァァァァァァァァァァァァ！！！！

工場長に、あの夜村岡さんに伝えた

ルアーのイメージを伝えた

『あ、なるほど！いまいちイメージが沸かなかったんですけど、今聞いてなんとなくイメージ出来ました！！作ってみます』

で、この時

《後方重心なのにリトリーブした時にできるだ

け水平姿勢で泳ぐようなシンペンにしたい！》

と、理想をさらに上乗せし

無理難題を工場長に押し付けた(汗)

『わ、わかりました。や、やってみます、、』

そして2週間後、、、

届いた！

それが、本邦初公開のコチラ！！！

これが

私が手にした

記念すべき、最初のフリッドである！！

この時、まだフリッドという名前はなく

背中には

サーフシンペン 2019 1.8 3rd test

と書かれていた

すぐに私はテストを開始し

1本だけのプロトを

大切に大切に

投げ続けた

飛距離は半端ない！！

が、しかし

『後方重心であるにもかかわらず

水平姿勢でしっかり泳ぐシンペン』

という点では、正直言って

クリアしてなかった…

どちらかと言うと

水面スキッピングで青物狙いに適している

ルアーに感じた

どうしても

尻下がりになり

浮き上がりが早くなってしまう…

これが後方重心ルアーの限界なのか、、、

理想を形にするのは

やはり一筋縄には行かないんだな、、、

うーん、厳しいか、、、

と、感じていた

それから数ヶ月が経ったある日

工場長から連絡が来た

『宮本さん！面白いモノが出来そうです！！』

とてつもなく斬新な

今まで見たことないシェイプをしたルアーが

送られて来た…

へ？？？

な、なにこれっ！？！？

さすがの工場長でも

この無謀すぎる私の理想を形にするのは

無理なんだろうなぁ

このシンペン企画も

おそらく暗礁に乗り上げていて

お手上げ状態なんだろうな…

そんなことを思っていた自分…

ほんとに恥ずかしいと思った

工場長には申し訳ないなと思った

これを見てください

2019 4.29 『12th test 』

最初に渡された3rd モデルから約4ヶ月

工場長は、地道に

ひたすらテストを重ね

私の理想に

ルアーを近づけてくれていたのである！！

さっそくテストを開始したいところだが

赤丸で囲った部分にある２つの特殊なリップ

この意味を工場長に尋ねた

ルアーをデザインした人が

いったいどういう意図で

そのルアーを作ったのか…

パーツをつけたのか…

そういったことをしっかり把握しなければ

そのルアーの性能を100％引き出すことは

出来ない

『頭のトサカ状のリップは、頭を下げさせるためで、腹部にある突起状のリップはお尻をあげさせるためです！これで水平に近い姿勢で泳ぐはずです』

なるほどーー！

この意味ある二つのリップが

後方重心でありながら

水平姿勢に近い形で泳ぐ役割を

果たすわけである

工場長の意図を理解し

いざ、初めて泳がせてみた時は衝撃だった！

飛距離は3rdモデルとほぼ同等

特殊な二つのリップは

極力水平に近い姿勢でのスイミングを

しっかり実現させていた

さらに驚いたのはアクション！

まるでメトロノームのような

ピッチの早い尻振りアクションで

今までにないルアーに仕上がっていた！

まさに、ニュージャンル系！！！！

スゴッ！！

これだっ！！！！

決まった！！！！

そして１ヶ月後の5月には

シール目からBlueBlueの目が入った

13th モデルが届きました

12月には15th モデルが届きました！

【SSKM】というコードネームで

呼んでいた時期ですね

この時期

13〜15th モデルの間でのテストでは

ウェイト位置をずらしたり

微妙にバランスを変えてあるフリッドを

合計10パターンくらい渡され

どれが一番理想に近いかを

絞りこみました

このテストが、めちゃくちゃ大変でした

なぜなら、どれも良いから(笑)(笑)

どれも甲乙つけがたい…

最終的には

魚からのウケ(反応)がいいものを

いくつか選び

微妙なウェイト調整を繰り返し

さらに絞り

少しずつ最終形態に近づいていきました

そして

【フリッド125S】

という正式なルアー名も決まり

制作開始してから

かなりの時間を要してしまいましたが

ようやく

完成しました！！！！

お待たせ致しました

まもなく発売となります！！

サーフ特化型シンペンとして

開発して来ましたが

BlueBlueテスター陣が

磯で、リバーで

様々な魚を、このフリッドで

仕止めています！！

可能性は無限大と言えるかもしれません

ご期待下さい！

【フリッド125S】
全長:125mm
重さ:本体35g(#5フック3本装着時37g)
価格:未定

工場長には

ほんと苦労をかけました

最初、こんなルアーが作りたい！と

理想を伝えた時は

内心、そんな神がかり的なルアーなんか

出来るわけねーだろが素人がっ！！！！

って思ったに違いありません(笑)(笑)

私のわがままで

何度もプロトモデルを

作り直してもらったりして(汗)

たぶん、大嫌いなテスターの一人に

なってしまったかもしれません(爆)

でも、文句一つ言わずに

自信を持って世に送り出せる

納得の行く素晴らしいルアーに仕上げてくれた

工場長には

大大大感謝してます！！

ほんと、改めて

BlueBlueには

素晴らしいルアーデザイナーがいるなぁ〜

と思い知らされました！

そんなわけで

工場長、これくらいで許してね(笑)(笑)

第二回
【ニュージャンル系ルアー・フリッド完成！】

終わり。