先日までの日照不足と肌寒さが嘘のような真夏日が続く中、日勤帰りの川残業。

日に日に水位が下がっていく大河中上流域で川残業初日に荒瀬で掛けたのは例年この時期の減水時にチャンスがある”夜桜”。
掛けた途端に伝わる独特の動きの後は結構良い突っ込み。
一般的なシーズン中に釣り上げた一本よりも何故か元気に感じた。
５０cm無い位のサイズだったがズリ上げランディング寸前でフックアウト。
急いで手掴かみで一瞬掴んだがスルッと滑って逃走。
この魚はやはりネットが無いと難しい…

翌日も何か一本と期待をして浸かるがニゴイと思われる良型二本を瀬の中でバラシ…
そして帰り掛けのエントリーポイント付近でシャローの淀みに悠々と泳ぐ真鯰を発見。しかしその真鯰の頭付近のシルエットが何かおかしい？急いで逃げる様子も無い為、ゆっくり近づいて良く見てみると何と口にネズミかモグラ？のような物を咥え込んでいた。
ちょっと衝撃的なワンシーンを見た後は手掴かみで”幼虎”を捕獲しただけで終了…


そして昨晩は前日同様のポイントを攻めるが更に水位が下がって魚っ気も感じぬまま次のポイントへ。

そこでミノーで真鯰を一本。

久しぶりのウネウネ系ファイトを楽しんだ。

結局、夜の大河で本命の気配を一度も感じなかったということで、早朝のボイルチャンスに賭ける。

しかし寝不足続きということで勿論寝坊…

既に明るくなり始めた東の空を見ながら焦る気持ちを押さえ大河を目指す。

急ぎ過ぎて一回転倒しながらのエントリー。

予想通りの渇水にボイルポイントも消滅といった感じの中、目の前でセイゴ〜フッコサイズの銀鱗が体丸出しのボイル。
直ぐにペンシルポッパーを撃ち込みボイルのあった真上を通過したと同時に”パッコーン”と激しいバイト。しかし一瞬重みが乗っただけでフックアウト…


その一本の後はボイルもバイトも無くあっという間に夜が明けた。

カゲロウのハッチも全く無く静かな水面に魚の気配も感じないので、納竿しようとエントリーポイントに戻りながら先日釣友が水面遊戯で虎を二連発した流れにペンシルポッパーを撃ち込むと着水直後に”ジュボッ”とバイト。


レギュラー〜小型サイズの虎柄が相手にしてくれた。

次もありそうだと思い同位置から撃ち込み流し込むと”バシュッ、バシュッ”と追い食い。そして瀬にペンシルポッパーが飲み込まれた直後に重みが乗った。瀬の中で連発の鰓洗いを魅せた魚は少しサイズアップ。


レギュラープラスサイズ。


瀬の中でのファイトはやはり面白い。


その後も投げれば水面が割れる状態。
落パクもあれば何度も追い食いしてくるような高活性。


しかしサイズは徐々にダウン。


残っているのはこのサイズばかりのようだ。

サイズはイマイチだが合計６本の虎柄が相手にしてくれた。
そして時合いも過ぎたのかバイトも遠のき納竿。

本命どころかゲストフィッシュもまともに釣れない今季中盤戦。
そんな中、時期的に成り下がってしまうターゲット”虎柄”だったが水面遊戯で楽しめたということで多少のリハビリにはなっただろう。

そして本命を獲れない今季の修行はまだまだ続きそうだ…