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14'純淡水域川鱸 ”水面爆発…”

  • ジャンル:釣行記
台風一過の青空は何処へ行った…
中一日で再びのどんより空に一日纏まった雨が降り続いた昨日の休日。

夏休みの子供達の宿題の面倒を見ながらPCでテレメーターと睨めっこ。
見る見るうちに再び増水していく大河に今回の休日も厳しい展開になりそうだと大袈裟だが絶望感を覚える…



河川での鱸釣り。
自分は完全淡水域専門の為、汽水域の事については良く解らないが、釣果を左右するキーポイントの一つに増水がある。河川で鱸を狙うアングラーなら同じ増水でも”良い増水”、”悪い増水”があると感じる事があるのは一緒だろう。
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増水といったら基本降雨による影響が殆どだが、エリアによっては上流ダムや堰の放水による増水もある。春先などは上流ダムの放流による増水は水温低下により後者の”悪い増水”というイメージしかない。
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そして初夏から盛夏の増水のメインはやはり降雨による増水が殆どだ。この時期の増水は前者の”良い増水”というイメージが強い。勿論、ほどほどな水量&水位というのが条件だが…
その降雨による増水も近年多くなったゲリラ雷雨による突然一気に増える増水と、長く降り続いた雨によりゆっくり増えていく増水では同じ水位の場合でも魚の活性の差を感じる事がある。
そして同じ水位&水量の増水でも”増え方向”と”減り方向”では確実に魚達の活性の違いを感じる。しかしこの時期良いイメージの増水も先日までのような高温水から増水により一気に水温低下となるとまた話は別に感じてしまう。
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そして秋から晩秋の増水は”良い増水”、”悪い増水”のどちらにも転ぶイメージだ。それは一般的に秋〜晩秋のメインベイトと言われる”落ち鮎”と晩秋〜冬に向かっての水温低下が原因と感じる。第一番にこの時期は本命である鱸が海へ帰って行くと言われる時期。完全淡水域の居着きを信じて時折足を運んでもその姿を拝んだ事は一度も無い…

そんな訳で長々と書いてしまったが、増水については大河の純淡水域に通い続けた事で他にも色々と感じる事が沢山あるが、専門家でも無いので本当の答えは分からないのが正直なところだ…



そんなこの時期に関してはどちらかと言ったら歓迎な増水パターンも梅雨後半からイマイチ結果が出ていない状況。
そんな訳で今晩の増水も厳しいだろうと思い”目が覚めたら様子を見て来るか…”程度の軽い考えでベットで横になる。
しかし日々繰り返される大河釣行によって体に植え付けられた体内時計は疲れていても寝不足でも目を覚まさせる…

テレメーターを見ると水位は下降傾向だがまだまだ高い状態。
駄目を承知で梅雨時期好調だった増水ポイントへ向かう…
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そして大河に到着し水辺に立つ。
流れの強弱による水面の変化も分かり辛い程ひたすら図太い流れに翻弄されながらも何処から何で撃つか迷いながら水面を良く観察する。
そして選んだのはチャート系の120mmフローティングミノー。
それを若干だが対岸に向かって斜めに流れる筋と本筋の間のヨレの間にアップクロスで撃ち込む。
そして流し込んだミノーが自分の正面に来たくらいのタイミングで”ドスンッ”と引ったくられた。

”居ればやはり一投目だ…”

図太い流れを考え予めドラグをいつもよりも締め込んだスタイルで一気に寄せて来る。一度だけドラグを出されるが冠水ブッシュからも強引に引き剥がし砂泥エリアに一気にズリ上げる。
ズリ上げ直後に上顎から下顎にフッキングしていたフックが両方外れ危うくオートリリースという状況だったが急いでグリップランディング。



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出遅れた八月の一本目。

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細身だが平鱸のような美しい刃金色…

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75cm、3.1kgの純淡水域川鱸。
自分達的スズキサイズ。

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久々の本命に喜びもひとしおだった。

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相変わらず蘇生無しで元気に大河へ帰って行った。


増水パターンの開始一投目からの反応に久々に良い釣りが出来ると期待をしながら攻め続ける中、再び同様の流しで”カンッ”と金属的バイトに魚の重みが乗る。図太い流れと同調し下流に下る中”フッ”とテンションが抜けた。感じからして先程ど同サイズの本命だったが、こればかりは仕方無い。

これは梅雨時期同様の好調なパターンに違いないと思い、必ずボイルが起きると信じて気になる流れを撃ちながらその時を待つ…

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そして一気に夜が明けて来た。

すると期待通りに沖で一発激しいボイル。
普段であれば沈み岩によって流れが砕けている場所だが今日の水況では増水により見える流れはフラットそのもの。其処へミノーを何度も撃ち込むがバイトは無い。
そしてミノーを回収し立ち位置を上流に移そうとした途端、同位置で再び一発全身曝け出しのボイル。
直様115mmのペンシルポッパーにルアーチェンンジ。
そしてボイルが起きる上流側に撃ち込みスプラッシュアクションをさせながら沈み岩上部に流し込んだ途端”バッコーン”と全身曝け出しの派手なバイトに重みが乗った。沖で繰り返される激しい鰓洗いに見える魚体は先程同様のナイスサイズ。
その後は手前に向かって泳いで来た所を一気に巻き上げブッシュエリアで繰り返す鰓洗いを利用し砂泥エリアに抜き上げグリップランディング。



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完全淡水域”水面爆発”最高の瞬間…

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74cm、3.5kgの純淡水域標準体型。

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何回味わっても感無量…

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全く弱る事無くパワー全開で増水大河の流れに帰って行った…

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そして夜も明けた為に潔く納得の納竿。

終わってみればこのエリアでは上出来なスズキサイズ二本獲り。
こうなると暗いうちにバラした同サイズの一本が悔やまれる。
しかもサーフェイスゲームで仕留めたのは久しぶりということで最高の増水ゲームとなった。

期待はしていなかった今回の増水パターン。
やはり現場に行って実践してみなければ分からない…

そして釣りは能書きを垂れているだけでは始まらない…

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