先日、自分の住む関東北部も平年よりも大分早い梅雨明けとなった。結局この時期としては上流域でも平年に比べ７５％の降水量しかなく事実上今年の梅雨は”空梅雨”となった。
支流域では既に取水制限まで行なわれており今後の”純淡水域川鱸遊戯”に与える影響も気になってきた…

地元の大河周辺もここ数週間はほとんど雨は降らず、気温も日中は常に３５℃近くまで上がる猛暑日が続いている。

そんな日曜の夜勤明けの夜。節電対策で平日休日となっている釣友とお決まりの”大河釣行”。

とりあえずは先日手応えのあった定番メジャーポイント付近に到着。車を降りて準備に取りかかりながら川の様子を見るとどうみても先日より水位が高い。夜勤明け寝起きでそのまま水位データも見ずに来たのでちょっと驚く。どうやら上流の支流域で連日激しい雷雨があったようで増水傾向にあるようだ。

ちょっと期待をして水面を確認すると予想外のかなり強い濁り。
かなりのシャローでも底が確認出来ない状況だ…

とりあえずバンクから攻めて反応が無い為、その後入水するものの明らかに水位が上がってきており、堰の赤色回転灯も頻繁に回転している為、危険と判断してバンクに撤収…

開始後一時間くらいしか経っていない為、ポイント移動する前にバンクから下流へ釣り下って行くことに。

岸際の大岩周辺には小型のベイトが溜まっているが濁りとゴミで微妙な雰囲気だ…

そんな中、岸寄りの瀬をダウンで流していたミノーに軽いバイト。ニゴイと思いファイトを始めるがなかなかアグレッシブな動きの魚だ。岸に寄ってきたと思うと沖に走って行きジャンプをする。鰓洗いはしない為、本命では無いようだ…

もしやとは思っていたが、上がってきた魚はやはり…






この時期としては難しくなってきた”桜鱒”だった。


５５cmの比較的良型。慣れていない魚のせいかランディング＆ブツ持ち写真に少々手こずった…
長年、夜の大河に通っているが”夜桜”を上げたのは初めてだ。

先日、ソル友であり故郷の大河に精通しているMegaceryleさんからのコメントで”この時期は夜に狙える”とのコメントを頂いたばかりだったので正直驚いた…。

その後は反応も無い為、ポイント移動するがもちろんそちらも同じ状況…

良型ニゴイらしきバラシと小鮒の口掛かりスレ？のみで終了。


釣友も全く反応無しとのことで次回に期待して納竿。

本命の反応は無かったものの夏の大河に咲いた”夜桜”の奇麗な魚体に癒された釣行となった…