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13'純淡水域川鱸 ”悔しくて泣きたい夜…”

  • ジャンル:釣行記
立冬も過ぎた海から約〜150km上流の大河中上流域。
十月の連発台風による増水も落ち着いてこの時期らしい水位、水温、水色となってきた。

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一般的に終点と呼ばれる堰の魚道のライブカメラにも大量の秋の遡上魚の姿が見られるようになってきており実際フィールドに出てもあちらこちらに役目を終えた亡骸の姿が見られる。
本命”純淡水域川鱸”を狙い続ける自分にとってはまだ清流鱸のハイシーズンと信じたいが、流石に晩秋の装いは隠せない…

そんな中でも同じエリアを攻め続ける釣友やソル友は貴重な清流鱸をここにきてしっかり獲っている。自分に関しては十月半ばを最後に本命の姿を見ておらず、五日前に確実な本命のバイトを一回感じただけだ…

そして焦る気持ちもある中、昨晩も小雨が降ったり止んだりする中、深夜の大河へ…

まずは気になった近所のテトラポイントへ寄り道。
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時折、雨脚が強まりながらのテトラの釣りは危険…

ようやく平水〜減水的な状況に沖のシャローのヨレとテトラ沿いも見た目良い感じになってきた。

最初に沖のシャローをミノーで攻めていくと開始早々の”クンッ”という小気味良いバイトに魚の重みが乗るが水面を割った途端にバラシ。
再び同じ筋を流すと同様のバイト。それなりの手応えを感じながら寄せてきた魚は”ニゴイ”…
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ゲストフィッシュだが久々の魚の感触は嬉しい…

その後も同様の筋に魚が溜まっていたようで二回バイトがあったがバラシも含めて全てニゴイといった感じだった。

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久々の生命反応に期待をして引き続きテトラ沿いのヨレを攻めるがこちらはノーバイト。


そして次のポイントに移動。

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こちらはこの時期執着して通っているいつもの最終決戦ポイント。

実績の筋まで一直線で入水しいつものシンキングペンシルをアップクロスでフルキャストして流し込むいつも通りの攻めでの一投目。

流心向こうのシャローに若干飛距離が届かなかった為、図太い流心の流れに乗ってしまったシンキングペンシルは水中の情報を殆ど伝える事無く一気に下流に流されて行く…
撃ち直しが必要だと思い回収を考えたその時”ゴッ、ゴンッ”と僅かに感じた生命反応と共にロッドに重みが乗ってきた。

”来たっ!”

一気に巻き上げ渾身の合わせを入れる。
乗った重みはそれなりの魚のようだがこちらに向かって泳いで来る為にハッキリとした重みは感じられない。テンションが緩まないように注意しながらのやり取り。引きも殆ど感じる事無く魚は釣られている事を分かっていないような状態に感じる中、魚は上手くランディングポイントとして考えていた流心外の大きな淵の強い反転流に自ら入ってくれた。
水面を一度も割る事無くようやく近くに寄って来たであろう魚はサイズどころか魚種さえも怪しく感じてきた…
全く見当がつかない為にヘッドライトで水面を照らすと澄みきった水色の強い反転流に大きな影と銀鱗が照らし出された…

”デカい…”

反転流を岸に向かって悠々と泳いで来るのは本命”純淡水域川鱸”
明らかなランカーサイズ。正面斜め上から見ても魚体の太さがわかる程だ。

自分の中で”ようやく今季も終わらせられる…”
そんな清々しい思いを感じながらも大きさの割には呆気ないやり取りで終了だなと少し余裕を感じたその時、魚は豹変した…

何かに気付いたように大きな尾鰭を叩いて派手に水面を割りながら魚体を反転させ反転流隣の一番の激流に突っ込んだ。そしてドラグを唸らせ一気に激流に乗って突っ走る。
自分の立ち位置を全く移動出来ない状況に腰を落としてひたすらその走りに耐えていると”フッ”とテンションが抜けた…

この時期、この状況で今季最大と思われる魚をバラした瞬間、流石に頭の中は真っ白になって暫く呆然と深夜の大河に立ち尽くしてしまった…

泣きたい程の状況の中、昨年の最終決戦は複数本の本命が出た事を考え再び気を取り直して攻めるが精神的ショックは相当な物でミスキャスト&ライントラブル&2ロストと散々な結果に諦めて納竿。

自分の中でのゴールが見えた瞬間に再び振り出しに戻ったような悪夢。
魚体を反転させた時の極太ボディが今でも目に焼き付いて忘れられない…

そんな訳でもう少し終わりを決められない悪足掻きの日々が続きそうだ…

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