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2013落ち鮎を求めて~秒読み段階の河川~

やりきるって重要と言う話を今本当の意味で理解したかもしれない。

2シーズンに渡って、同じ場所で落ち鮎とシーバスの関係性について考えた結果、かなり色々な事が自然と身についた気がする。





安心を捨てる


おそらく前年の場所に行けばまた釣れるだろう、まだまだ時期が早かったのだが、前回ログにて紹介したが、マグナムを気分で投げてみたおかげで、それは解った。

ここで、フィールドに立てる回数と言うものが限られる中で、選択をする必要があった。

安牌でお茶を濁すのか、それとも妄想の実験に費やすのか。


鮎の情報収集をしたおかげで目星をつけてしまった場所が沢山出来たのですが、今度はその場所がお祭り状態になっていたらどうしようと言う強迫観念が沸いてきた為、今年は妄想の旅を開始する事にしました。




状況


先ず今年の関東における鮎の情報として、遅い傾向があるようです。

まだまだ銀ピカ、若い魚、そんなフレーズを10月に入ってからも結構聞きます。

もちろん川におけるポジションは下げつつあるかもしれませんが、本格的な産卵行動は今週末に迫る次の台風以降と思われます。


つまり、鮎がいないと成立しないよね、と言う場所に行くに辺り、せっかちさんを期待して行くというが、今回釣行における状況です。


終了後撮影の現場景観 


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ブリーフィング


場所は今回初めて行った川で、現場は当日の水量で川幅弱10m。


鮎の産卵床は1.6キロ程上流の予定だが、まだ着いてないと思われた。

シーバスは連続したゴツイ瀬がある為、おそらくこの辺で物理的に遡上限界と思われる。

以上を加味し、一番下の瀬にて、じっくり時間をかけて待つ釣りをせざるを得ないと判断した。





今年から①


春前くらいから使ってるのですが、秋に向けてベイトタックルに変更しました。

振り込みで届けばいいんですが、どうしてもそう言う場所だけとは限らないので、ピッチングをするのに断然やりやすい、という理由のみでベイトタックルを使っています。

フィッシングショーでたまたま触ったエクスプライドが、アホみたいに先端までキンキンで好みにあった為、173H、リールは昔最初に買ったベイトリールがスコーピオンだった為、発売時に懐かしくて買ってはみたが埃をかぶっていたスコーピオンDCを使いました。


ラインはリール推奨のパワープロPE2.25号を使ってますが、ザラザラ感があるのであまり好きでは無いですが、トラブルなどはなく、いい加減な人間向きに持ちもいい気がします。

ロッドは正直、もう少し長さが欲しいのですが、仕舞寸法的に限界なので、普通に2本継ぎで作りましょうよと、アピールしたいです。





今年から②


ジョイクロの主要な使い方を変えました。

昨年後半からそうなんですが、アップに投げてそのままほっとけ的に使っていましたが、真っ暗でワケがワカラン、という事もあり変えました。

正面ややアップに投げて、そこから早めにロッドを立ててヘッドが水をかみ過ぎないようにしてテンションをかけます。

かみ過ぎると流れに揉まれるのでバタバタしてるのが直ぐに解ります。


それでダウンクロスになったら放置します。
ジョイクロはそれで、その場でステイします。

ジョイクロがステイする程度の流れがシーバスが出る場所だと思います。

基本的に、鮎釣りのイメージで囮(ジョイクロ)を操作してよさげな場所を泳がせておけばOKです。


上の写真の様な瀬のど真ん中はほとんど確率ゼロです。

流された落ち鮎食いたいのに、そんな中いる必要ないですからね。
これはバチとかと考えは同じじゃないでしょうか。





人類の名誉をかけた戦い


打てる点、コースは限られているので数投して休憩のローテーションを繰り返し、魚が上がるのを1時間以上待ちました。

1時間以上も釣りをするとイヤになってくるのでリフレッシュが重要です。


製品名は控えますが、試しに買ってみたリンゴとみかんのブレンドジュースが、リンゴ酢とみかん酢のブレンド酢ジュースだったので、不味くは無いのですが、心は晴れず、後悔をしました。


もしも、と思い、休憩中に岸際の浅瀬を見ていましたが、鮎は確認できず、おそらく産卵床にもまだいないでしょう。

これは、せっかちな釣り人はせっかちなシーバスに出会う事が出来るのか、というせっかちさん対決です。

もし釣れなかったとしても、人類の勝利を高々に宣言し、胸を張って帰りたいと思いました。






せっかちなターポン?


数回、やるうちに、ジョイクロの使い勝手からピンが見えてきました。
上から全部やり直すのも面倒なので、ピンだけ打ちました。

ここまで178しか使っていなかったので230から入れます。


狭い所を何度も繰り返し打っても仕方ないので、そこにルアーが入ってる限りはずっと置きっ放しになります。

ずっと置いておいても魚がバイトしてくるルアー、それがジョイクロが持つ卓越性、スペシャリティと考えています。



尻尾の辺りに小さな炸裂音がした気がしますが、コイに突っつかれている恐れもあり回収しました。



同じ場所に、今度は178を置き、数10秒待ちました。


ルアーを中心に水面が盛り上がり、水上のラインが水を切って闇に光の線を引く、せっかち野郎による開戦のシェイクハンドが交わされる。


顔の横に立てたロッドからギリッという音が漏れるや否や、何か長くて白いものが飛ぶ。

ロッドをほぼ真上に立てたエラ荒いどうぞどうぞ的な対応をするのだけど、上へのテンションがかかり過ぎてる、どうこうと言う感じじゃない。

よく解らないけど、とにかく飛ぶ、しかも白くて長いから怖い。


正直、シーバスじゃない、これは釣ったらアカン何か、ではないかと寄せるのが怖かった。




まぁ、妙に長細いシーバスでした。

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今回は結構、ベイト的に厳しい条件だったと思う。

それでも妄想の実験としてこうして魚をキャッチ、この後、1バイトあったので、この場所に2匹はいる事が解った事は大きい。

そして、おそらく一瞬しかないその時に、ここがどうなるのか、出来ればもう一回は行ってみたいと考えています。

その分、他の出るかもしれない場所を捨てる必要があるので迷う所ですが。


ただ、やりきったおかげで、鮎絡みなら、他所に行っても、結構一発でいい場所に、いいタイミングで入れる論理の様な物を自分の中で構築する事が出来たのでは無いかと思える、よい釣行でした。



 


凄い釣れるのではなく、凄いバイトが出るジョイクロに魅了されて
2年位の間、ひたすら投げ倒した段階で書いた記事です。

ジョイクロに興味や関心がある皆さんの参考になれば幸いです。

ジョインテッドクローでシーバスを釣る基本
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfcrdmog6

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