最後の1投で釣れたことはありますか?

 雨だからこそ 

2月のバチ抜けで1匹釣って以来ボウズが続いております。
あまり川に立てていないとはいえ、いい加減このボウズの迷宮から脱出したいものです。

この日は生憎の雨でしたが、オッサンは多少の雨は大歓迎です。
雨が降るとポイントが空くので、伸び伸びと釣りができるのです。

早めに帰ってきてねとの家族の言葉を背に、いそいそとカッパと長靴を装備して川に出ました。
今日こそは1匹は釣ってやるぞと気合十分、普段はあまり行かない河口部からスタートです。

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 ベイトは沢山いるのに・・・ 


雨のせいなのか、水は茶色に濁っています。
足元にはハクが大量に泳いでいました。
白い鳥がダイブして小魚を捕食しています。

これだけベイトがいるなら釣れそうな気がします。
さっそくキャストを繰り返します。
ルアーに驚いて岸辺のハクがバシャバシャと波を立てます。

そのうちオッサンは気づいてしまいました。
ルアーを引いてくるだけで逃げまどうベイトが、何かに追われている雰囲気が一切ありません


至るところベイトだらけなのにザワついてすらいないというのは、これはシーバスは入ってきていないんじゃないでしょうか?

それでも1時間ほど投げましたが成果無く、結局次のポイントへ移動しました。



 黄金の魚が 

次のポイントは少し水深があるところです。
例によってベイトはのほほんとしていますが、深い所にはシーバースがいるかもしれません。
それを信じてバイブレーションを打ち込みます。

バシュ!と大きな音とともに黄金の魚体が垂直にライズしました。
遠目でよくわからなかったのですが、黄金の魚といえばコイですよねぇ。
コイって魚体出してライズするんですね。
びっくりしました。


3か所目はよく釣り動画で出てくる場所です。
沖にカキ瀬があるとかないとか・・・とにかく人気ポイントで一度も入れたことが無かったのですが今日は貸し切りです。
一度ここで投げてみたかったんですよね。

長靴でいけるところまで行ってルアーを投げました。
カキ瀬もなにもわかりませんでした
ウェーディングしないと届かないのかも。




 釣れなくても満足 

最後の場所に選んだのも、いつも誰かが入っているポイントです。
信頼のエリテンを結んでひたすら投げます。
日が暮れ、雨も強くなってきました。


もうこれで本当に最後にしよう、そう思ってエリテンを遠投し、丁寧に巻いてきましたが奇跡は起きず、何事もなくルアーは手元に戻ってきました。


結局、1バイトも無かったのですがオッサンは満足です


いつもは入れないポイントに全部入れましたし、色々なルアーを試すこともできました。
ストレスも吹っ飛んで明日からまた仕事を頑張れます。


 おや、リールにヒゲが 

満足したので帰ろうと思い、ふとリールをみるとヒゲが出ています。
気が付かないうちにエアノットができてしまっていたようです。

できればほどいておこうと思い、エリテンを適当にキャストしてラインを出しました。

それだけではまだ足りず、手でラインを何メートルが引き出しました。
案の定エアノットができていたのですが、がっちり結び目になっていて、その場ではほどけそうにありません。

仕方ないとルアーを回収すべくリールを巻き始めた直後です。
 


ゴゴン!


「おいおいおい、ちょっと待ってよ」

これまでさんざん投げまくって全く当たらなかったのに、これで当たりますか!?



そういえば、村岡さんがなにかの動画でスローリトリーブを「置いておくだけでいい」と話していたことが頭をよぎります。

本当に置いておくだけでも釣れるんですね。

今日5時間の釣行は何だったんだろうと雨の夜空に問いかけながらゴリ巻きしました


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 だから釣りは面白い 

『諦めたらそこで試合終了』、という名言がありますが
『試合終了の後でもワンチャン』 という名言が(オッサンの中で)誕生した瞬間です。


ようやくボウズ迷宮を脱出できました。
とはいえ、迷宮脱出を諦めて座り込んだところが脱出のワープポイントだったようなものです。

どうして釣れたのかオッサン自身全くわかっていません。
次回、スローリトリーブを意識して頑張ります!!

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