只今、病床に伏しております。
病名は肺炎。
大したことはないと言えばそうなのですが、体温が突発的に上昇する数時間の間が一番辛い。
まさに今がそう。
その辛さ故、ここ数日の間、夜間の熟睡がないほどであります。

そんな時にフト思いました。

各地の大名が、その勢力を拡大しようと隣国を中心に虎視眈々と狙っていた戦国時代。
その頃は人生50年と言われていました。

みなさんもご存知だと思いますが、三英傑のひとりである織田信長は、50年と言われている人生の中で自力による勢力拡大に最も成功した武将であります。
日本をほぼ統一したと言っても過言ではないでしょう。
その信長が没したのは49歳と伝えられています。
かの有名な本能寺の変ですね。
(ちなみに三英傑で事実上天下をおさめた豊臣秀吉は62歳、豊臣秀吉から天下を奪った徳川家康は75歳でそれぞれ長生きしています)

時は大きくとんで、現世の平均寿命(男性)は約80歳を数えます。
僕は40歳なので、丁度折り返し点です。
人生50年の時代なら既に人生が終っていてもおかしくない年齢です。

サラリーマンとして60歳あるいは65歳まで働いたとしても残り20～25年と先が見えています。
つまり、この先に得る収入や会社的地位、立場など、これからの自分の成長度合いも含め(絡め)、限界が見えていると言うこと。

釣りに至っては、現在のスタイルでフィールドと向き合うことに終止符を打つのは定年を迎えるより早く訪れると思います。

そう考えると病床に伏しているこの時間が凄く勿体なく感じます。

週末に入りますので、本来なら釣りを楽しみ、こんな湿気た内容のログではなく、今週末もやったぜ、的なログになっていたはずです。
釣りにも行けなかった2週間を考えると、何だか虚しくもなります。(仕事と釣りは別物ですが)

だけど、この時間の無駄使いもある意味人生の勉強だと思って真摯に受け止め、元気なら必要としない治療と言う無駄な時間を徹底的に過ごしてみようと思います。

人生80年はあくまで指標。
何時どうなるやら分からぬこの人生。
1分1秒を大切に生きていきていかねば…と、恥ずかしながら真剣に思った次第です。

ちなみに村岡さんは、天下人・徳川家康だな。