ファッション性に乏しい釣り業界。
リールやロッドは機能性に加え、デザインも洗練され、高級感に溢れてきました。
これらは見ていて惚れ惚れします。

しかし、アパレルアイテムはどうでしょう。
機能性がどーのこーの言うてますが、厳しい自然の中に身を置く趣味のことですから、そんなの備わっていて当たり前。

軍服はミリタリージャケットやカーゴパンツ、登山隊はマウンテンパーカーやダウンジャケットやマウンテンブーツ、ヨットマンはポンチョやデッキシューズ、船乗りはブレザー、サーファーはサマーパーカーやムートンブーツ等々、各分野のユニフォームは、本来使用目的に合うような機能性が備わっています。

しかし、それら専門服は、そのカッコ良さ故ファッションデザイナー達が着目し、服飾としてストリートにおとし込まれました。
みなさんは知らず知らずの内に前述したアイテムのどれかひとつくらいは着用していると思います。

その点、釣りのユニフォームはファッションにまで派生するアイテムが未だかつてありません。
防寒着やブーツ、ライフジャケットは水辺での使用を前提とした特殊アイテムですから、デザイナーらにフューチャーされてもよいと思うのですが…。
ですからアパレルさんにはもっとがんばって欲しいと思います。

さて、大人に似合うスニーカーをご紹介します。

PHILIPPE MODEL／フィリップ モデル
フランス生まれのmade in italyです。
ユーロの上昇と共に買い付け金額があがり、販売金額の高いスニーカーなのですが、オシャレ好きには絶大な人気を誇ります。


この2アイテムは雑誌Leonに掲載されるや否や、即完売されました。
カッコイイとは、多くの脚光を浴び、たくさんの需要があるものです。


釣りの好きな方でファッションも好きな方はあまりいないかもしれません。
でも、ファッションの好き嫌いに関係なく、同じ金額を出して、同じ機能性のものを購入するのなら、格好悪いものより、格好良いものの方が需要のあるのが世の中です。

そう言う思考で業界のパイを眺めると、活性化の余地はまだまだあると思います。