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ひだりみどる

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ちょっと怖いお話3

  • ジャンル:日記/一般
黄昏時(たそがれどき)、なんて言いますよね。

日没直後のうっすらと明るい時間帯。

たそがれの語源は昔、夕暮れで薄暗く人の顔の識別がつかない時間帯に、「誰そ彼」誰ですか?あなたはと尋ねていたという意味合いだそうです。




たそがれどき
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今回はそんな、たそがれどきのお話。


たそがれどき、ダム湖に消えた親子



ちょうど2年前の夏。

まだまだ暑さも厳しい時期ですから少しでも涼しい時間帯に釣りをしようと夕方から山奥のダム湖へ。

このダム湖、山深く小規模ですがそれ故に人も少ない場所。


狙うのはブラックバス。
ベイトが少ないので数は出ませんが釣れればランカーといういい場所です。


その日も、いいサイズのお魚釣れまして喜んで早めに釣り終了♬

と言いますのもこのダム湖、明かりがないんです。
大き目な駐車場はありますが、その他は自然豊かで(草ボーボー)湖一周出来る小道がありますが、そこも日没後は真っ暗。

そんな場所ですから早上がりしたというわけです。


まだ暗くなる前に駐車場の車に戻り、スマホで釣れた魚の画像をニヤニヤしながら見てますと~、、、、、


前から親子が歩いてくる。


年の頃で言いますと、30代くらいのお母さんと小学校1年生くらいの坊ちゃん。
母親に手を引かれながら駐車場の入り口から歩いてくる。

車は私のだけしかありませんでしたので、ちょっと離れた集落から夕涼みのお散歩にいらしたのかな?と。


だんだんと私の車のほうに近づいてきます。


クーラーの効いた車の中から2人の歩く姿を微笑ましく見つめる私。
母に手を引かれ、時折バンザイしておどけたりしてる子供。


たそがれどきですから、顔は見えないんですが子供の方は昨今珍しい?坊主頭で、昔よく居た丈のかなり短いタイトなズボンにTシャツにスニーカーというよりもズック。


80年代かよ! とツッコミたくなるような容姿です。


なぜか母親の方は今思い返しても、容姿はおぼろげです。


たそがれどき にその微笑ましい親子がこちらに向かって歩いてくる。


車にずいぶんと近づきましたから、かるく会釈をしますと、
それに気づかなかったのかそのまま脇の道をダム湖の方へと。


おや、もう暗く なる、いや真っ暗になるダム湖。

今から暗く草深いダム湖へ行くのか?
ちょっと危ないなぁと思いました。

そうこうしている間に、案の定あたりは真っ暗。

何かあったらいけないとしばらく車で様子見を。


あの親子 大丈夫かなぁ?と心配になり、暗闇の中ヘッドライトをつけてダム湖周辺を見て回りました。


しかしそこにあるのは、真っ暗な暗闇だけ、、、、、

親子の声も姿もありません。



ん、どうなってんだ?



まさかダム湖に落ちるってことはないだろう、そんな音もしなかったし危険な崖があるわけじゃない。
暗闇の中をダム湖を一周?いやいや草ボーボーの小道を真っ暗な中歩くか?



ぞわっ



ちょっといろいろな可能性を模索したんですが、


見ちゃったのかな?と



そ~んなことを思い、少し心配もあったんですが駐車場を後にしました。


後日、なにか事故でもあったんじゃないかと新聞やニュースを気にしてましたがそんなことはなく安心しました。



もしかしてあれは、昔の幸せな親子のダム湖の記憶を垣間見たのでしょうか。


夏のたそがれどきの幻の記憶。


なのかな?




ではでは☆彡
















 

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