インプレ 16’ DAIWA CERTATE 2510RPE-H 

  • ジャンル:釣り具インプレ
ダイワのリールで16’セルテート2510RPE-Hのインプレです

2016年の3月発売

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近所の釣具屋へ発売前に予約を入れて購入

購入してからはメインタックルとして1週間に1~2回の釣行で使用しています


今回のモデルチェンジで機能的に変更された所は

・マグシールドボールべアリングをドライブギアの両軸に搭載

・新型のエアローターの搭載

・ATD(新発想ドラグシステム)の搭載



マグシールドボールベアリングですが

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見た目では普通のボールベアリングです

カタログの画像のように赤色にしてほしかったですね

でも普段は見えない所なのでいいか

マグシールドは賛否両論ありますが、私は信頼しています

特に釣行毎に塩水にさらされ続けるラインローラが水洗いだけで不具合もなく使用できることがありがたい

ラインローラー内のベアリングは消耗品で、今までは海水の影響で交換サイクルが短かったがマグシールドの搭載により交換頻度はかなり減ると思います

しかしマグシールドの機能を維持するためには、自分でベアリング交換ができないのが欠点ですね


新型エアローター

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13’セルテートがないので同じローター形状の14’モアザンと比べてみます

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上から見ると同じような形状です

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アーチの独立した部分がなくなり、スッキリした印象に

落としてもローターのアーチ部分が割れることはないでしょう

カタログでは「アームホルダー側に機能を集約させた従来設計から機能の一部をベールホルダー側に配置したことで軽量化」となっていますが…分解しないと分からないですね

ダイワパーツ検索システムで確認すると…
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旧タイプはベールスプリングがラインローラー側にあるのに対し、新タイプでは反対側に移動

ベール反転機構がラインローラー側にあるので重量を左右に分散できカウンターウエイトが不要になり軽量化されました

またローター上部にはラインがメインシャフトに絡みにくいようにネズミ返しが付いています

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ダイワのパーツ検索で部品名を確認するとローターカバーでした

シマノも14’ステラにから同じ機能の部品が取り付いています

糸落ち防止形状ローターとカタログには記載されていました


他にもどこかで見たような…

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15’ソルティガにも付いています

形状が少し違いますが機能は同じでしょう

ソルティガのローターカバーは金属ですがセルテートは柔らかい樹脂製です

メンテナンスの時にタオルで拭きますがよく引っかかります

いつか割ってしまいそう…


ATDですが…

ドラグを出すような魚はあまり釣っていません(-_-;)

でも、ドラグの効きはじめは滑らかですね!

スマガツオやシイラなどのスピードのある魚の急な疾走にも追従しました

日中に70cm程のアカメもPE0.4号(5lb)のドラグ設定600gで挑みましたがトルクのある引きや激しいエラ洗いにもしっかりドラグが追従して安心してファイトができました‼

私の使用条件ではATDフィネスの方がよりマッチするかもしれないのでスペアスプールはフィネスを買ってみようかな

あと、色々と調べてみましたがATD対応のドラグワッシャー用グリスは補給が無いようです


使用感

ロッドをブリーデンのGRF-TR93”PE special”Houri-Islandとくみあわせて、ウルトラライトショアジギングや軽量なシーバス用ルアーやメバル用ルアーのキャスティングに使用

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ラインはPE0.4号(5lb)+リーダー2号(フロロ8lb)で釣れる魚は何でも狙います

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毎釣行5時間程度の使用でジグやバイブレーションをシャクって7ヶ月使用しましたが滑らかな巻き心地で初期状態を維持しています

耐久性を重視して3000番のボディーの2510Rに

20g前後のメタルジグを100mほどキャストするので回収の早いハイギヤ

ハイギヤといっても2510PE-Hのハンドル1回転90cmより6cm少ない84cm

ハンドルアームの長さは60mmで3012Hと同じ

見た目は「長いな~っ」と思っていましたが使用してみるとジグやバイブレーションのワンピッチジャークでも力強く巻き取れていい感じ

ロングハンドルと3000番ボディーのおかげでハイギヤなのに回転の初動もとても軽やかです

ハンドルはダイワRCSのパワーライトノブMに交換

私はエギング、シーバス用リールのハンドルはすべてラウンド型(丸型)にしています

力を入れて握りやすく、軽く握るときにも滑らずに使用でき安心感があります

しかしEVAのハンドルは使い込んでいくうちにテカリがでてきて握っている指が黒くなります

特に雨の日は真っ黒に…

ハンドル交換と同時にハンドルノブの樹脂カラーをSLPW BBハンドルノブキットでボールベアリングに交換

私はボールベアリング信者ではありませんが、ハンドルノブにはカラーでなく最初からボールベアリングを入れてほしかった

アルミボディーの最上位機種なのに…防錆の為に樹脂カラーにしているのでしょうか!?


使用後のメンテナンス

メンテナンスは釣行後にスプールとラインローラーを流水で1分程洗い塩分を抜きます

海水をかぶった場合は全体をシャワーします

次にスプールとラインローラーの水分をタオルを拭き取り、本体は濡らしたタオルで拭きます

陰干し後にハンドルノブのみ注油
(ダイワのHPにはハンドルノブを脱着してグリスを塗布と推奨されています)

ラインローラーは水洗いだけで軽く回ります!

これ以上のメンテナンスが必要な場合はメーカー送りになります


総評

デザインはハッキリ言って私好みです

逆テーパー大口径ABSⅡスプールにエアローター

そしてスッキリとしたボディー

釣りをしていてデザインは気になりませんが購入する時は気になります


実釣性能も満足しています

回転の初動も軽やかで巻き心地も滑らか

引き抵抗の大きなルアーのリーリングだけの釣りでもリールからのノイズは無く、ルアーの抵抗の変化に集中できます

ドラグシステムの変更は小物釣師の私には恩恵は余り感じられませんが全く問題はありません

カーボンやマグネシウムボディーのリールに比べると重量は2割程度重いですが9f超のロッドに組み合わせると持ち重りもありません


メンテナンスフリーなのもありがたい

釣行から疲れて帰ってきても簡単な洗浄だけで今の所は初期性能を維持でき、次回の釣行にも安心して使用できています

釣りは寝不足になりがちなので、釣行後は少しでも早く寝たい私にはマグシールド搭載の有無は購入動機の必須項目になってしまいました

また、2016年9月30日までだった16’セルテートメンテナンスキャンペーンも12月31日まで延長となっています

このキャンペーンは簡単なユーザー登録だけでリールの状態にかかわらず初回のオーバーホール手数料が1000円になる3年間有効のクーポンがもらえます

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読み返すと良いことばかり書いていますね(笑)

欠点は……多くの人が同じリールを使っていることかな?

でもそれは多くの人に受け入れられているということでしょう!

私は違いを出すためにハンドルは14’モアザンの金色に交換

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これからも愛着をもって大事に使って行こうと思います


16’セルテートは 正常進化してますます使いやすいリールになったと言えます!!

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