人生。



それは「答えのない道」とも言える。


どういう人生を送れば良いのか、悪いのか、その答えを知る者はいない。




この世に生を受け、成長していく過程で自分がこうしたいと思うようになり、

その道を歩んでいく。



そしてその道を歩んでいくと、ふと立ち止まり、こう思う。



「この道で良かったのか？」



そこでまた歩を進め、「やっぱり正しかった」と思う者もいれば、

「いや、間違ってた」と思う者もいる。


そう思うにも、様々な理由がそこには存在する。




生きていく中でいろんな知識や経験を得て、人は成長する。


成長していけば、やはり考え方も変わってくるだろう。


そして、そこで歩く道を変える者もいれば、そのまま進んでいく者もいる。




言い換えれば、「先が読めないのが人生」だ。





だからどんな人生を送ればいいのかなんて、解っている者はいない。






「生まれてきたから、ただ生きる」


僕自身は、それが出来ない。



少し大げさな表現になってしまったけど、そんなにカッコいいもんじゃない。


仕事に置き換えて表現するなら、

「就職したからただ働いていればいい」

それが出来ないということになる。



僕は会社に雇われている人間だ。


だからその会社の方針に従わなければ、給料を貰う資格はない。



しかし、ただ従っていればいいのか。


僕個人の考えは、「ＮＯ」である。




言われたことだけをしてればいいと言うなら、僕である必要はない。


会社にとって、僕を雇っている価値はそれほどない。




僕はそう意識しながら仕事をしてきたつもりだ。


中には、もう就職できたし、大きな会社だし、人も少ないし、自分がクビになる

ことはない、と思っているかは分からないが、時間が過ぎるのを待つだけの

人もいる。




それを否定しはしないが、僕にはできない。




自分はこんなに頑張っているんだから、これぐらいの給料じゃ少ない。


自分なら主任になって当然だろう。




そんな考え方も、僕にはできない。




まず、そんな給料の貰い方をしてたらどんな会社でも潰れます。


給料が高ければ高いほどいいというのは誰もが思うこと。




自分なら主任になって当然だろうというのは、驕りに過ぎない。


そういったものは自分が努力して勝ち取るものであり、役をくれなきゃおかしい

という方がよっぽどおかしい。




これも否定しはしないが、僕は自分に対して驕り、溺れていると思う。





先に言ったように、「人生」には答えが存在しない。



どう生きようが人それぞれだし、それに干渉するつもりはない。




だけど、自分達はすごいんだ！！

と、言うのは勝手だけど僕をそれに巻き込まないでほしい。



僕はこの１０年間、会社の方針に従いながらも自ら目標を立て、努力してきた。




会社の方針にも従わず、驕り、溺れ、他人を否定し、最後には自分達の

いいようにしてしまう。


会社という組織も、そんな人間のご機嫌を伺い、機嫌を損なわないように

動いている。



ちゃんとやってきた人間がいるのに、そこを見ることもない。




もはや組織として機能していない。




そこで何を信じていけばいいのか、解らない。


僕には堕落した世界にしか見えない。



自分の価値を分かってくれないというよりも、そんな組織の為に何かをする

価値があるとは思えない。





答えはもう出ているのかもしれない。