プロフィール
ナオト
山口県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:11
- 昨日のアクセス:194
- 総アクセス数:167560
QRコード
▼ 乱獲
- ジャンル:日記/一般
- (釣り)
最近こんな話を聞いた。
「今ヤリイカがすごい釣れるんだ」
まあそれだけなら釣り人にとっては何でもない話。
逆に羨ましいとさえ思うだろう。
しかしこの話には続きがある。
「クーラーボックスいっぱいにして帰る」と。
僕は質問した。
「そんなに持って帰ってどうするんですか?」
それに対し、こう返答を頂いた。
「近所の人に配る」
僕はそれはそれでいいんじゃないかと思う。
だけど、よく聞いたら「いつも」らしい。
僕は更に聞いてみる。
「何軒配るんですか?一軒に何杯配るんですか?」と。
「7〜8軒、各10杯ずつ」
つまり一回に70〜80杯釣って持って帰るということになる。
まあ毎回釣行ごとにそんなに釣れるとは思えないし、それを全て
信じているわけではないんだけど、相手は自慢気に話す。
しかし僕はそこで怒りにも似た感情が込み上げてきた。
「たまに、それも10杯とは言わずにもう少し少ない数を配る
というならまだ理解できますが、そこまでするのはどうかと」
「確かに釣れれば釣れるほど楽しいけど、リリースすれば
いいじゃないですか」
そう言うと、こう切り返してきた。
「リリースしてもどうせ死ぬじゃん」と。
僕はどういう意味か解らなかったので聞いてみた。
「イカはどうせ一年しか生きないんだから、逃がしても
死ぬだけだろう」
ここからの感情は怒りと呆れてるのとが混ざり合い、なんと表現
していいのか解らない。
僕ははっきりこう言った。
「それを乱獲と言うんです」
「必要以上に持って帰る必要はないでしょう」
「毎回近所の人に配る必要ありますか?」
「どうせ死ぬと言いますけど、死んだら死んだでそれを食べる
生き物がいるかもしれないし、生きてる間に他の生き物が食べる
可能性だってあるでしょう」と。
心の中は怒りに満ちてましたけど、もちろん笑顔で言いました。
何とか理解してもらえるように。
しかし相手は「俺は釣りが上手い」みたいな言い方で、そんなこと
はどうでもいいというような感じ。
「そんな人がいるから魚資源が減るんですよ」
と言っても何を勘違いしたのか、本人は褒められて嬉しいと
いうような態度。
僕は更に言う。
「食物連鎖って知ってますか?」
すると今度はこう言ってきた。
「それを言うなら人間はその頂点だ」と。
僕はもうここで諦めました。
勘違いもいいとこです。
何を以て人間が頂点だと言い切れるのか。
必要以上に命を奪うことが頂点なのか。
僕は同じ釣り人として恥ずかしいと思った。
確かに僕もリリースばかりではない。
たまには持って帰って美味しく「いただく」こともある。
だけど必要以上に持って帰るのはどうかと思う。
彼にとっては「必要な数」だと言われれば何も言えないんだけど、
僕はこの事に納得はできない。
理解してもらえるように説得はしたつもりなんだけど、まったく
理解はしてもらえなかった。
正直難しい問題であるとは思う。
どれほどの数を持って帰ったら「乱獲」なんて決まりはないし、
その判断は釣り人自身に委ねられているのが現状だ。
そしてもちろん、僕が「乱獲だ」と言えばそれが乱獲と判断
されるものでもない。
今回の話に出る「彼」だけでなく、他にも必要以上に持って帰る
人を知ってはいるんだけど、「乱獲はやめましょう」と言っても
通じるわけもない。
たまに近所に配るのは良い事だと思うんだけど、毎回、しかも
そんな数を配らなくてもいいのではとも思う。
答えは出ないのかもしれないけど、資源は「無限」ではなく
「有限」だと一人一人が理解すれば、現状よりは良くなる
のではないかと考えている。
釣り人は狙う魚種を「絶滅」させるのが目的ではないはず。
もしも自分が狙っている魚種が「絶滅危惧種」として指定され、
釣ることが出来なくなるとしたら?
魚釣りそのものが規制されるとしたら?
釣りを楽しむ人全員が、そんな事は望んでいないはず。
僕自身にも言えることだけど、今から考え、行動していかないと
未来に釣りというものは存在していないかもしれない。
釣りがすごく楽しいものと理解しているなら、自分たちの子孫
にも残していきたい、伝えていきたいものとして考えられない
だろうか。
釣り業界も生まれ変わる時ではないだろうか。
釣りという素晴らしいものに出会えて本当に良かった。
だからこの素晴らしいものを残していく為に、何か恩返しが
したいと思う。
そう考えると、確かに僕に必要なのは
「伝える力」なのかもしれない。
「今ヤリイカがすごい釣れるんだ」
まあそれだけなら釣り人にとっては何でもない話。
逆に羨ましいとさえ思うだろう。
しかしこの話には続きがある。
「クーラーボックスいっぱいにして帰る」と。
僕は質問した。
「そんなに持って帰ってどうするんですか?」
それに対し、こう返答を頂いた。
「近所の人に配る」
僕はそれはそれでいいんじゃないかと思う。
だけど、よく聞いたら「いつも」らしい。
僕は更に聞いてみる。
「何軒配るんですか?一軒に何杯配るんですか?」と。
「7〜8軒、各10杯ずつ」
つまり一回に70〜80杯釣って持って帰るということになる。
まあ毎回釣行ごとにそんなに釣れるとは思えないし、それを全て
信じているわけではないんだけど、相手は自慢気に話す。
しかし僕はそこで怒りにも似た感情が込み上げてきた。
「たまに、それも10杯とは言わずにもう少し少ない数を配る
というならまだ理解できますが、そこまでするのはどうかと」
「確かに釣れれば釣れるほど楽しいけど、リリースすれば
いいじゃないですか」
そう言うと、こう切り返してきた。
「リリースしてもどうせ死ぬじゃん」と。
僕はどういう意味か解らなかったので聞いてみた。
「イカはどうせ一年しか生きないんだから、逃がしても
死ぬだけだろう」
ここからの感情は怒りと呆れてるのとが混ざり合い、なんと表現
していいのか解らない。
僕ははっきりこう言った。
「それを乱獲と言うんです」
「必要以上に持って帰る必要はないでしょう」
「毎回近所の人に配る必要ありますか?」
「どうせ死ぬと言いますけど、死んだら死んだでそれを食べる
生き物がいるかもしれないし、生きてる間に他の生き物が食べる
可能性だってあるでしょう」と。
心の中は怒りに満ちてましたけど、もちろん笑顔で言いました。
何とか理解してもらえるように。
しかし相手は「俺は釣りが上手い」みたいな言い方で、そんなこと
はどうでもいいというような感じ。
「そんな人がいるから魚資源が減るんですよ」
と言っても何を勘違いしたのか、本人は褒められて嬉しいと
いうような態度。
僕は更に言う。
「食物連鎖って知ってますか?」
すると今度はこう言ってきた。
「それを言うなら人間はその頂点だ」と。
僕はもうここで諦めました。
勘違いもいいとこです。
何を以て人間が頂点だと言い切れるのか。
必要以上に命を奪うことが頂点なのか。
僕は同じ釣り人として恥ずかしいと思った。
確かに僕もリリースばかりではない。
たまには持って帰って美味しく「いただく」こともある。
だけど必要以上に持って帰るのはどうかと思う。
彼にとっては「必要な数」だと言われれば何も言えないんだけど、
僕はこの事に納得はできない。
理解してもらえるように説得はしたつもりなんだけど、まったく
理解はしてもらえなかった。
正直難しい問題であるとは思う。
どれほどの数を持って帰ったら「乱獲」なんて決まりはないし、
その判断は釣り人自身に委ねられているのが現状だ。
そしてもちろん、僕が「乱獲だ」と言えばそれが乱獲と判断
されるものでもない。
今回の話に出る「彼」だけでなく、他にも必要以上に持って帰る
人を知ってはいるんだけど、「乱獲はやめましょう」と言っても
通じるわけもない。
たまに近所に配るのは良い事だと思うんだけど、毎回、しかも
そんな数を配らなくてもいいのではとも思う。
答えは出ないのかもしれないけど、資源は「無限」ではなく
「有限」だと一人一人が理解すれば、現状よりは良くなる
のではないかと考えている。
釣り人は狙う魚種を「絶滅」させるのが目的ではないはず。
もしも自分が狙っている魚種が「絶滅危惧種」として指定され、
釣ることが出来なくなるとしたら?
魚釣りそのものが規制されるとしたら?
釣りを楽しむ人全員が、そんな事は望んでいないはず。
僕自身にも言えることだけど、今から考え、行動していかないと
未来に釣りというものは存在していないかもしれない。
釣りがすごく楽しいものと理解しているなら、自分たちの子孫
にも残していきたい、伝えていきたいものとして考えられない
だろうか。
釣り業界も生まれ変わる時ではないだろうか。
釣りという素晴らしいものに出会えて本当に良かった。
だからこの素晴らしいものを残していく為に、何か恩返しが
したいと思う。
そう考えると、確かに僕に必要なのは
「伝える力」なのかもしれない。
- 2012年1月15日
- コメント(2)
コメントを見る
ナオトさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 42nd SPLASH
- 17 時間前
- pleasureさん
- ジャッカル:ジョッキー120
- 3 日前
- ichi-goさん
- 百虫夜行
- 10 日前
- はしおさん
- 雨雲レーダーの間違った使い方
- 21 日前
- rattleheadさん
- 淀川バス釣り開拓記と66センチ…
- 22 日前
- 登石 ナオミチさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 下越サーフでアイザー125F置いておい…
- そそそげ
-
- BELUGA復帰戦
- ハマコー
最新のコメント