【そんだもんなろう】雨の日のぬけがけ

仕事終わりに出撃して釣友さんと合流する予定の8月初旬。
昼過ぎに、ふと外を見ると滝のような雨。

あれ…？これ無理じゃない…？

河川の水位をチェックすると今にも水門が開きそうな増水ぶり。

夕方に上がるはずだった雨予報も、全く止む気配なく夜まで続き、
まずは安全なところの様子を見てみることにしました。

とりあえず入りたかったポイントには先行者さんが。

仕方なく風を避けられる明暗部にエントリーしましたが、
何の反応もない上に、雨が強くて粘れる状況じゃない。

やめましょうと連絡しましたが、釣友さんが到着したところで少し雨が止み。
談笑しながらビーフリーズを流していると、
ストラクチャーの際で…コンッとバイト！

60㎝くらいで、コンディションの良いキレイな魚。

ミノーのヘッドを上流側へ向けたまま、
ほとんど巻かずに明暗部へ流し込んでいくと小さな反応が出る展開。

これがなかなかに難しくて、釣友さんに場所を譲って楽しんだところで、
また雨が強くなってタイムアップ。

簡単じゃないねぇ…と言いながら解散したのですが、
帰り道、入れなかった最初のポイントへ一人で寄ってみたら空いていて。

ついつい…少しだけ…とか言いながら、
ビーフリーズを投げ込んでみたら、ゴンッと鋭く強いバイト！

一番流れの強いところでかけたので、
そのまま流れに乗ってずいぶん走られました。

最後は上流へ突進するベストコンディションの良型らしい抵抗。

また雨が強くなっていましたが、こうなると帰れるわけもなく。

瀬の流速差で渦を巻く流れの中に、しっかりと魚が入り込んでいて連発。

ぬけがけしたみたいな罪悪感もあったし、深夜12時を回っていたし。
焦って巻きが速くなっていたかもしれません。

しばらく反応が遠ざかり、できれば他のプラグに変えたかったけれど、
まずは落ち着いて、これまで反応を得られたパターンに集中。

メンタルで追い詰められると一番厄介ですが、何とか結果を出せました。

ちょうど水量と流れが、馴染んできたタイミングだったのかもしれません。

入ってから1時間も経たずに、明らかに流速が落ちていて。
ここから先は、腰を据えてルアーローテーションしていくしかない。

その時間も体力も残っておらず、ようやく納竿です。

■タックルデータ
ロッド：オールウェイク86フィネス
リール：18 ステラ C3000MHG
ライン：エックスブレイドアップグレード X4 1号
リーダー：DMVナイロンショックリーダー 20Lb
主なヒットルアー：ビーフリーズ78SP