【ブログ】你好(ニーハオ)ランカー川鱸

『アルッ！アルヨー！！！』

声の聞こえる方を振り向くと、僕の下流に居るツレのロッドが曲がっていた！

どうやら「アル！」と言うのは、ルアーに「何かが掛かっている！」

と言うことらしい…

つまりそれは彼のヒットコールなのだ。

陸に上がり小走りで駆け寄り…

「よーしッ！ゆっくりッ！ゆっくりイイヨ！ウシロ！ウシロサガル！」

と、カタコトになった日本語で声を掛けた。

仕事仲間の張さんの日本での初フィッシュ！

(日本の魚じゃねぇか！？（笑）)

その後、良型の本命を掛けた自分は久しぶりのファイトに焦りバラし（涙）

暗闇の大河に声にならない悲鳴が響いたw

激しいエラ洗いの音とブチ曲がる竿のシーンを目の当たりにした張さん…

「まだアルヨ〜！まだアルヨ〜！」

と、鼻息荒くロッドを振りまくる

けど、このエリアにそんなに多くのチャンスは転がっていない。

張さんの期待むなしく、その後はアタリのない時間を楽しんで終了となり…

残念ながら海から100km以上を遡上してきた鱸との出会いはお預けとなってしまいました。

しかし、先日…

またまた暗闇の大河に響き渡った謎のヒットコール

「アル！アルですヨーー！！」

原産地北アメリカで日本在住のスモールマウスと
中国国籍で日本在住の張さんの記念の一枚

そして・・・

先生〜〜マタアルヨ〜♪
(俺、釣りの先生らしい（笑）)

良型の綺麗なハス
中国語では馬口魚と書くらしい

絶好調（笑）

そしてそしてさらに！！

「アル！あッ、あ、あ、あーーっ！！アルヨーー！！！」

今までにない「アルよ！」

からの「ガボォガボォッ」激しいエラあらい！！

なんと、本命「川鱸」を掛けたみたい！

しかも良型！？

絞り込まれるロッドと反転するたびに逆転するリール！！

なんの音かわかってないだろうが、たまに出るドラグの音に興奮しているww

ちなみに、一つしかない僕のヘッドライトは彼の首にかけられたまま…

もちろんライトを点ける余裕は彼にはない

どうせ「ライトを点けろ！」と言ったところですんなり言葉が伝わらないだろうし…（笑）

まぁイイか…バレてもw俺の魚じゃないし（爆）

と、暗闇の中で張さんの記念すべき初シーバスとのファイトが始まった！

魚が水面を割る位置とうっすら見える竿先の向きで魚の位置を予測しアドバイスする…

下流に向かう魚を追いかけ

「こっち来い！こっち来い！竿！横！横！」

時折水面を割る音は間違いなく良型！！

そして激しく水面を割って飛び出し、暗闇に浮かぶ本命のシルエット…

やっぱ、この瞬間はホントにシビれるね！

久しぶりに見るシーンに僕もハラハラドキドキ

激しいエラ洗いだったが、なんとかバレることなく無事に手前の方に寄ってきた…

「ゆっくり！後ろ！バック…そう、そのまま！後ろ！ウシロイイヨ！！」

今思い返すと、じゃっかんセクハラにも似たカタコトの日本語にも感じるが…（笑）

そんな俺の声援のおかげもあってか、張さん、人生初のシーバスをゲット！