館山湾辛くもイナダ1匹

  • ジャンル:釣行記
前回までの湾奥、Redondo Beach、館山と、今まで3連ボウズの苦行を重ねてきたが、なんとか今日は魚の顔を拝むことができた。

台風15号・16号が太平洋上にあり、沿岸は大荒れの状況ということであるが、なんとか時間のある今日はどうしても外せない自分にとっての釣り日和だ。まあ15号はまだ沖縄に近づいている段階、16号は東ほうへ離れていく傾向なので、東京湾内であればOKだろうということで、うねりの影響が最も受けにくいと思われる、北向きの沿岸がある館山湾に決定。
 
実は前日夜、魚探が故障しているため、別の予備機の電源を入れると、これも電源入らずの状態になっている。このタイミングでこの始末。Garmin新製品の欠陥か?と思うがとにかく明日のためにはなんとかしなければならない。本体をチェックするが電源接触不良等では無いため、これはあきらめて日本製を買ってくることにする。とにかく一番安いヤツでもいい。近所のキャスティングにとんで行くと、ホンデックスPS500Cというものが売っていたが41,000円もするではないか。日本製はこんなに高かったの?と思いネットでチェックすると、ほかでは3万円ほどで売っていた。しかしほとんどがSOLD OUTだし、ネット販売では明日の釣行に間に合わない。必至でHONDEX販売店リストに電話をかけまくると、横浜の舵シープラザというところに在庫があるそうだ。蒔田(まいた)駅のそば、と言う場所なのでこんどは横浜方面の電車に乗りこむ。購入の際、店主にGarmin故障の話をすると、「潮がかかるとダメですよ」と言われた。「防水じゃないんですか?」「防水だけど、とにかく潮はダメなんです、淡水ならまだいいんですが、うちの修理依頼はほとんど潮かぶりが原因で、それを防ぐよう、なにか袋をかぶせたりしてください」初耳だがしょうがない。

朝4時に家を出るが、到着は5:30頃で、すでに日は昇り十分明るくなってしまった。一番うねりが無さそうな沖の島公園に向かうが海水浴シーズンで乗り物系は閉め出されている。波左間方面へ移動。

まずは沖に向かう。網の沖まででると、網の西側で鳥が騒いでいる。すかさず向かうと、なにかの魚がさかんにボイルしている。無風なので、ボイルの音が強烈に響く。実はこれは恐怖映画並みの心臓への負担だ。すかさずルアーを投げるが、反応なし。ジグでちょっとバイトがあったがフックできず(これはボイルの魚ではないだろう)、1時間ほど粘ってあきらめる。

今度は東側、沖の島方面へ漕いで行くと、沖合水深60M付近でも鳥山が立っている。鳥を目指してまた漕ぎ、投げ、巻くがヒットなし。

今日はとくにベイトの魚探反応が無い。もっと湾奥方面が良いのか?さらに東の湾奥方面へひたすらこぎ続ける。

沖の島の沖を過ぎ、さあどこまで行こうかと思ったが、とにかく今日は魚探にベイトが映らず、いよいよあきらめモードになってきた。
では早めに出艇場所へ戻るか、ということでゆっくりと戻り始める。途中、定置網の先端のピラミッド型のマークが近づいているあたりで、大きなベイト反応がでた!これはなかなかの反応だ。なにしろベイトの群れがなにかに襲われているようにちゃんと一部が丸い形でえぐられたような反応になっているではないか。急いでジグを落とすと3回目でグイときた。ライトタックルということもありファイトもなかなかで、巻いては出され、を何度も繰り返す。このやりとりは面白い。動画に撮れればよかった。上がってきたのは55cmのイナダだったが、乗合船で回りに気を遣いながらさっさと巻き上げなければならないときのブリのファイトを凌ぐ楽しさだった。
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帰り際には、魚を絞めてストリンガーに吊るし海中で引っ張っていたが、ふと、最近のサメ騒動を思い出した。こんな事をしていたらサメをおびき寄せているだけではないか?サメにかじられたらこの艇は一発で撃沈だ。恐怖がよぎるが、それよりサメが来るまえに早く漕いで岸に戻ればいいじゃん、ということでさっさと岸に向かう。
 
今回使用したHONDEX 500Cは良い機械だ。細かい作りもよく出来ているし、折り畳みのケース兼チルト台もいいアイデアだ。しかし残念ながらカラー液晶は自分の選択肢ではない。今回も光りが入り見えなくなることが度々あった。とくに朝マズメの日差しの角度は、遮光フードを付けたところで全く効き目がなかった。やはり自分はバックライト不要のモノクロ液晶が選択肢だ。

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