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▼ 親子の関係
「今日、行くか?」
「行く」
たったこれだけの言葉を交わし釣行は決まる。
ポイントへ向かう車中でも特に会話はない。
iphoneからイヤホンで音楽を聴いている。
釣り場に着けばそそくさと準備を済ませ、我先にとポイント入っていく。
どちらかが先に釣ろうものならさらにお互いが無言。
「もうオヤジには負けない」
「まだまだお前には負けるワケがない」
親子とはいえそこにはガチガチの勝負意識のぶつかり合いがある。
教えを乞いたい気持ちがあるのかどうかは判らない。
特に聞かれもしないので自分も技術的な話はしない。
周りからみれば親子でシーバスって理想的で微笑ましいと思われているのかもしれないが、実態はこんな感じ。
親子本来の姿がこうだとは思わないがこれがウチのスタイル。
以前書いたこともあるが小さいときから一緒に釣りで遊んできた。
少年期から思春期に向かい、何かに悩んでいるような時にも釣りに誘った。
特にこれといったことを打ち明けられることもなく、少し離れたところで黙々と二人で釣りをした
話をしなくても通い合うものがあるように感じていたのだが、本当にそうだろうか、と、ふと思う。
「親の心子知らず」とは良く言ったものでなかなか思いは伝わらない。
省みれば親として、もっと言葉で、態度で、伝えるべきものがあったのではないか。
自信をもって背中をみせることができていたのだろうか。
そんな幼稚な自問自答をしてみても仕方がないのであるが・・・
秋が徐々に深まっていく。
この夜はたまたま二人ともほぼ同時にシーバスをキャッチすることができた。
その後オヤジの貫録?でチビながらもう一匹。
帰りの車中、空気が少し緩んでいたのを確かに感じた。
しかしそれでも、結果には満足してはいないだろうと思う。
台風の余波が残りそうなこれから数日。
おそらくまた、親子間の微妙な溝を保ったまま、二人で釣りに出かけていくことになると思う。
オヤジのいつ晴れるともしれないわずかな憂いを纏いながら。
- 2014年10月5日
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