ナイトロックでのパドチューの使い方

ノリーズの大人気バスワーム「パドチュー」が久しぶりに発売されました。前回の発売は2019年11月だったと記憶しており、1年3カ月ぶりに発売されたことになります。このブログを書いてる時点で発売から3日が経過していますが、既に多くのショップで品切れになっているようです。
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 そのあまりの釣れっぷりから、もはや東北、北海道でロックフィッシュを狙う人でパドチュー を知らない人はほとんど居ないのでは無いかと思います。漁港のアイナメ狙いで人気のワームですが、私は2シーズンクロソイ狙いのナイトロックでパドチューメインで釣りをしてきました。ナイトロックでの使い方や特徴が分かってきたので、整理したいと思います。

1 . なぜパドチューを使い始めたのか
 一言で言えば、パドチューは「パドルテールを持つ小型のチューブワーム」です。
 私がパドチューを知ったのは、青森の凄腕の方のブログでした。引用させていただこうと思いましたが、現在ブログは見れなくなっているようです。
 なぜパドチューを使うようになったかと言うと、この動画の水中映像を見て衝撃を受けたからです。※24秒から30秒あたり

 スプリットショットでのアクションが、ワームがシンカーに時間差で引っ張られ「スー…トン!スー…トン!」と動き、止まる様子はまるでボトムでホバリングするハゼそのもの。伊藤巧さんも言ってますが、「ハゼよりもハゼっぽい動き」です。正確にはこの動きはチューブの中に水が入ったときのアクションで、チューブの中に空気が入ったままのときはもっと浮力がありそのままアクションするとオートマでミドストっぽい動きをします。パドチューはデイのアイナメで使うのが一般的ですが、このハゼっぽい動きはクロソイにも確実に効くだろうとパドチューを購入して使ってみることにしました。

2. ナイトロックでのパドチューの使い方
 2018年シーズンからナイトロックでパドチューを使い始めました。「スー…トン!」の動きを再現したいのでリグはほぼスプリットショット、たまにジグヘッドという伊藤巧スタイルです。結論から言うと、クロソイはとてもよく釣れ、時には連続ヒットや爆発的に釣れることもありました。
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 2シーズンメインでパドチューを使い倒して、なんとなく使いどころが分かってきました。
2.1 漁港内の小場所向き
 港内のポイントでは非常に強いですが、外洋側ではほぼ釣果はありませんでした。おそらくあまりに小さく弱い動きなので水深があったり面的に広いポイントではアピールが弱く目立たないためと思います。ただし、外洋側や広いポイントでも岸壁際の縦ストに魚が付いていれば港内同様に釣れます。
 ちなみに、ナイトロックの話では無いですが、アイナメ狙いの磯ロックで使ってもいまいちで、やはり広いポイントを探るには不向きなのかなと理解しています。
2.2 釣れる魚種とサイズ
 クロソイ以外にも、アイナメはもちろん、ドンコ、オウゴンムラソイ、ベッコウなど、ロックフィッシュはどの種も良く釣れ、小ヒラメもたまに釣れます。
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 ただ、メバルは釣れますが、あまり反応が良くありません。これはワームというよりはリグの問題かもしれないので、もう少し検証が必要だと思っています。
 そして、写真のとおり、パドチューは釣れる魚のサイズを選びにくいワームです。小さな魚もガンガン食ってくるためです。目的がクロソイ40アップのみであれば、わざわざパドチューを使う理由は無いでしょう。

パドチューは一軍のエースであることにはこれからも変わりありませんが、アピールが弱いため万能ではありません。広いポイントやサイズ狙いのときには、6〜9インチのビックワームのジグヘッドリグやネコリグで攻めます。しかし、魚がいれば一撃必殺だけど大きな弱点もあるというのが必殺技っぽいロマンがあって個人的には大好きな特別なワームです。まだまだパドチューのビフテキやダウンショットは検証不足なので、これからも使いこんで行きたいと思います。




 



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