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河口から30km上流の世界 その2

  • ジャンル:日記/一般
「河口から30km」「堰の上」「ポイントには鮎師がいっぱい」そんな流域だとさぞかし手つかずな秘境が待っていると思いがちだが

良さそうだと思ったポイントというポイントには藪漕ぎの跡があり開拓されつくした感満載である。

場所によっては草刈、除草剤で道が出来ている(笑)

なのでここでの開拓は「ポイントの開拓」というよりは「ポイントに合わせた釣り方の開拓」になるだろう。

7月7日

この日は仕事終わりに夕マズメに合わせてポイントに入ることに。

天気は雨で国交省HPの水位計は2.9mだった。

この川の平水の水位は2.8mくらいだが今年は雨不足で2.5m以下が続いていた。

19時過ぎにポイントに着き、辺りは薄暗くなっている。

このポイントは瀬からの開きで右岸際に本流の筋があり、更に岸際に反転流が出来ている。

本流はまあまあの激流。

川の中央辺りも流れは早めである。

立ち位置は左岸。

とりあえず釣り方がわからないのでカゲロウ124で広範囲を撃っていく。

雨はシトシトと降っていて水色は笹濁り。

今にも何かが起こりそう。

19時20分頃を過ぎて夕マズメが終わりかけた時…

やや下流の水面が弾け水柱が上がった。

一瞬巨鯉の叩きかと思うほど大きな飛沫だったけどスズキのボイルだと確信した。

ボイルがあったのは対岸の一番流れが速い場所。

一見こんな流れにスズキが着くのかと思うほど流れが速いがそれが流れに磨かれた清流鱸の特長だろう。

対岸の流心までの距離は50m強。

俺はやや急いで立ち位置を下流に移動し手持ちのルアーで一番飛距離の出るK2Rにチェンジした。

先ほどボイルがあった地点にリプラウトをフルスイングしてK2Rを撃ち込む。

ややオイル切れ気味のタトゥーラHLCのスプールが唸りを上げる(笑)

飛距離は十二分に届き、ボイルがあった地点にK2Rが着水する瞬間に更にその周辺で3発の水柱が上がった!

もらったと思った。

着水後ウェイトボールを戻しラインを馴染ませ水面を流す。

泳がせるのではなく完全に流すだけのイメージ。

1m程流しただろうか…

俺のK2Rに水柱が上がった!

しかし、ティップに重みが乗ることは無く水面に波紋だけが虚しく残った…

即合わせを入れるべきだったか、ラインテンションをもう少し掛けておくべきだったか…

フックに触ったのだろうか、複数いたはずのスズキのボイルは止み水面は静まり返った。

K2Rのテールには薄い歯型だけが残っていた。

その後、ボイルは一発も無く、生命感すら無くなった。

その3へ続く…

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