原始の時代から拒まれていた

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磯。





日本という国の地上に残された数少ない原始の世界。





その波濤に、釣り人は夢を追う。







山を越え、小磯を越え、やっとたどり着いたその岩肌を前に、時に人間は無力。







絶妙に登れない。






登ったとしても降りられない。







タックルを持ってたら到底たどり着けない。








そのような磯はいくつもある。









磯は、自然の力以外で形を変える事はほとんど無いだろう。







だから、僕が磯に行って、その先に進めない場面があるならば、それは必然。








自然が「来るな」と言っている。








そう思う。










でも、そんな磯が、時に邂逅をもたらしてくれることもある。












地域は違えど、魚は違えど、磯が、海が、自分が見たことも無かった世界に連れて行ってくれるかもしれない。















竿を持たず、ひたすら歩いて、登って、拒まれたあの時間は、きっと無駄じゃない。











そう思わせてくれる、ワクワクするような出逢いをした。










きっと、原始の時代から導かれていたんだな。














なーんて言ったら言いすぎかな笑







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