【ＳＥＡ　ＳＣＡＰＥ】進化を遂げたmorethan BRANZINO AGS87LML アーバンサイドカスタム

これまた７年ぶりとなります。

モアザンブランジーノ８７ＬＭＬアーバンサイドカスタムの

監修をさせてもらってから７年・・・

テスト期間を入れると８年になりますが、

そんな最高の右腕として活躍してくれたロッドも

いよいよモデルチェンジとなるときがきました。

モアザンブランジーノＡＧＳ８７ＬＭＬアーバンサイドカスタムの登場です。

ＡＧＳ化とトップガイドの変更、

Ｘトルクの技術を盛り込み

従来８７ＬＭＬから大きく進化しました。

まずは、従来の８７ＬＭＬにＡＧＳを

取り付けるところからテストしていきました。

ＡＧＳの素晴らしさと恩恵は現行のＡＧＳ８７ＭＬＵＳＣＯ３で

十分得ているのでわかっているつもりでしたが、

従来８７ＬＭＬと、

それにＡＧＳを乗せたロッドを使い比べたときに、

かなりの差を感じることができてしまうほど明らかなものでした。

「ブランク自体は一緒なのにこれほども違うロッドのように感じてしまうのか・・・」

それが従来８７ＬＭＬにＡＧＳを乗せたロッドを使ったときの最初の感想です。

長いロッドならよりその差を感じやすけど、

短いこの８，７フィートというレングスですら

差を感じられるほどの違いが出てしまうＡＧＳ。

まだこの時点ではＸトルクは組み込まれていませんでした。

正直、従来８７ＬＭＬにＡＧＳを乗せただけでも十

分じゃないかと思ってしまったくらいでしたが、

その後、ＡＧＳとＸトルクを組み込んだサンプルが届き、

テストを開始。

Ｘトルクも使いどころが重要でど

こでもなんでもＸトルクを巻けばいいというわけではありません。

そのロッドのコンセプトに合わせたＸトルクの使いどころが重要でした。

モアザンブランジーノＡＧＳ８７ＬＭＬアーバンサイドカスタムは

主にティップ付近にＸトルクを配置。

それにより、柔らかめのＬＭＬというパワークラスながら

従来よりもティップ部のブレの収束を速め、

キャスト時の捻じれも軽減させることにより、

キャストアキュラシーをさらに高めることに成功しました。

これはトップガイドを従来の８ｍｍから７ｍｍに

若干サイズを落としているのも貢献しているかもしれません。

これでもラインシステムの結び目の抜けはかなり良いです。

ティップ部のブレの収束を抑えることで、

その伝達部分でもあるバット部の収束も

心なしか速く収まるように感じ、

バットまでもがよりシャキッとしたロッドに仕上がりました。

小型のルアーはもちろん

ミニエント５７Ｓや

モンキー６９バイブ

コウメ７０など

僕的に湾奥でよく使うバイブレーションプラグも

アンダーからのキャストでも

バシバシ決まります。

また、フォール中のバイトも従来８７ＬＭＬより

遥かに取りやすく

アワセも入れやすくなりました。

ジャークやトゥイッチといった

ロッドで行う操作も

もたつき感だけを排除した感じの仕上がりです。

なのでミノーを動かすときだけでなく

トップウォータープラグの操作性も向上しています。

曲がり方は従来８７ＬＭＬとほぼ同じです。

さらにＡＧＳ化と相まって

キャスト時のロッドの反発を従来よりも高めることができたため、

飛距離面にも好影響を得ることができました。

遠くにキャストするときもキャストアキュラシーを失わない、

アーバンサイドカスタムの根幹となるコンセプトを完全に踏襲し、

さらに高みへとその性能を上げることができた

モアザンブランジーノＡＧＳ８７ＬＭＬアーバンサイドカスタムは

過去最高の湾奥ロッドと言えます。

モアザンブランジーノＡＧＳ８７ＭＬアーバンサイドカスタムＯ３と

合わせ持てばかなり多くのシチュエーションを網羅することになります。

それでは

ＡＧＳ８７ＬＭＬ
と
ＡＧＳ８７ＭＬ

の適応ルアー例を挙げてみます。

扱いやすさ、という意味の表です。

AGS87LML
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
	→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
			AGS87ML

アルデンテ９５Ｓ	ブラスト	サルディナ１０７Ｆ	サルディナ１２７Ｆ
キャロット７２Ｓ	フラグマ９０Ｆ	ウルングマ９０	マリブ９２
ヤルキバ	モルモ８０	ヤルキバ９３	ごっつぁんミノー１２５Ｆ
カーム８０	モンキー６９バイブ	コモモＳＦ１２５	フルエント８２Ｓ
スーサン	ミニエント５７Ｓ	コモモＳＦ１１０	コウメ９０
ブラスト６５	コウメ６０・７０・８０	コモモＳＦ９０	ウルングマ１２５
Ｂ－太７０	マリブ６８・７８	サスケＳＦ／ＳＳ９５	ソラリア１００Ｆ
ポッキー８０	ごっつぁんミノー８９Ｆ	アーダ８６
TDペンシル９ｃｍ	グラバーＨｉ８９Ｓ	ヨレヨレ

ちょっとわかりずらいかもしれませんが

上の→がＡＧＳ８７ＬＭＬで
下の→がＡＧＳ８７ＭＬです。

オレンジ色の→の部分が二つのロッドが被っている部分だと思ってください。

より軽いルアーや水の抵抗の少ないルアーはAGS８７LML寄りで

1oz近いバイブレーションや空気抵抗や水の抵抗の大きなルアーはAGS８７ML寄り

といった具合です。

二つのロッドが被るルアーも多数存在します。

その被るルアーを使うんだけどどっちのロッドを選んだらいいかは

釣り場の状況で風が強いとか流れがあるとか条件的にハードなときは

風が切りやすくパワーのあるAGS８７MLを

風も穏やかで流れも速くない状況であればAGS８７LMLを

セレクトするといいと思います。

アーバンサイドカスタムシリーズ共通の

クリッカー付きリールシートとグリップデザイン。

この手馴染みの良いグリップと

カチカチと音を出しながらしっかりとリールフットをホールドできる

リールシートはいつでも快適さを提供します。

見た目がAGS87MLとほぼ同じなので

見分けが付けやすいように

尚且つデザインを邪魔しないように

各所の飾りリング部分のカラーをAGS87LML独自のものにしました。

左がAGS87MLで

右がAGS87LMLです。

インデックスフィンガーリングも同様に

ワインレッドような透明感あるカラーになっています。

黒のアーバンサイドカスタムと赤のアーバンサイドカスタム・・・

メチャクチャさりげないけどメチャクチャカッコイイです・・・

今まで出逢ったことのない

シーバスに出逢うために

ハイグレードなスタンダードロッドを・・・

スペック
全長	継数	自重	ﾙｱｰ重量	ライン
8'7"（2,61m）	2	128g	5～24g	6～16

今春発売決定！！
2月末ころ発売じゃないかという話もありますが
確定次第報告します☆

2013年1月22日
コメント(6)

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みんなからのコメント (ログインが必要です)

初コメです♪

いやー僕も旧87ＬＭＬ使わせてもらってますが、今までにない過去最高のロッドだと思ってましたが更に進化ですか！
アキュラシーに感度の向上間違いなしですね♪
今から大興奮です笑
最高最強のロッドだと確信してます！
楽しみにしております！

2013年1月22日

101

東京都

大野ゆうき

東京都

>101さん
87ＬＭＬ使ってもらっていて有難うございます！
ＡＧＳ８７ＬＭＬはそれからしっかり進化していますよ☆
シーバスの乗りは変わらないのにキャストの時の
シャキッと感ＵＰは間違いないです！

2013年2月1日

87LMLで出来なかった事が87LML AGSで出来たりする場面も多々ありそうですね☆見た目も赤色のリングが最高にオシャレで高級感があります♪Newセルテートと合わせたらどうなるんだろぅ…と妄想が膨らみます（笑）

2013年1月22日

とも

山形県

大野ゆうき

東京都

>ともさん
そうですね、トップウォータープラグを使ったり軽いシンペンを使う場面ではＡＧＳ８７ＬＭＬの方が格段に扱いやすいです。
中間ルアーゾーンはＡＧＳ８７ＭＬを使うかＡＧＳ８７ＬＭＬを使うかは
もう好みの問題かもしれません。
ＮＥＷセルテートもまた格好よくなりましたね☆
とくにガンメタスプールのハイギアモデルはイグジストより高級感あるかもです・・・

2013年1月22日

大野さん

待望の８７LMLにAGSですね。
それ以上にXクロスで振りぬけがよくなったところに期待しています。

高いんだろうな…
でも、買っちゃいそうです。

2013年1月22日

Masakichi

東京都

大野ゆうき

東京都

>Masakichiさん
待望ですね！
僕も色々なアングラーの方々に８７ＬＭＬのＡＧＳバージョンは出さないのかと言われていたもんですから、やっと出せたといった感じです。。
振り抜けは断然よくなっていますよ。
ヨレヨレとかバイブレーションプラグをフルキャストしてみると
従来モデルとの差がよくわかります。
この少しウエイトのあるルアーを使ったときのキャストアキュラシーが
向上しているのは間違いないです。

高いですね・・・
最新カタログではＡＧＳ８７ＭＬと同じ値段になっています。

2013年1月22日

87LML使ってます。
ただですら感度が良かったと思いますが、AGSガイド搭載してどんな感じなのかめちゃくちゃ気になります。

試投会とかやって欲しいです。

2013年1月22日

miKING　P1号

東京都

大野ゆうき

東京都

>miKINGさん
今回のＡＧＳ化とＸトルクによって
従来８７ＬＭＬよりもキャスト時の快適さがアップしているのと
ファイト時のリフトパワーも感覚的にアップしています。
なので若干従来８７ＬＭＬから
ＡＧＳ８７ＭＬ寄りに近づいているロッドといっていいと思います。
自重自体は従来モデルと数グラムしか変わっていないのに
やはりＡＧＳ化によってロッド全体の重心がグリップに少し近づいているためか従来８７ＬＭＬよりも軽く感じます。
Ｘトルク分の重さがプラスされてますが
それが関係ないと思えるほどの効果があります。

試投会やってほしいですね！
従来モデルと投げ比べ！