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上宮則幸

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六日目 大潮二日目

  • ジャンル:釣行記
いつの間にかコタツで寝てしまい、昨日セットしておいたスマホのタイマーで辛うじて起きる。

23:00

現着して釣り支度を済ませば潮止まりの時間のはずだが、多分そうはならない。
干潮時間を過ぎても平気で一時間は下げが効くはず。
慌てる必要はない。

今夜入るのは此処一カ所のみ。
砂の堰と呼んでた場所だ。
二日前の増水で様変わりした。
川を横切るように存在したブレイクは流れに平行ななだらかな駆け上がりに変化していた。
もはや先日までとは別の場所になっていた(笑)

ぶっちゃけ、ただ釣りたいだけならば他にテッパンなセイゴポイントがある。
この時期はアジングタックルでセイゴと遊んでも楽しいだろう。
もちろんおれもそう言うのも嫌いじゃない。

それでも今夜は此処に浸かった。
何故ならば、なんとなくこの場所が気に入ったから。
何て言えばいいんだろう、多分鱸が此処を通ると信じられた。



寒い!
降りる前にみたクルマの温度計は6℃。
ところが上流からの吹き下ろしの緩いかぜの冷たさと言ったら…
ベイトタックル使いのおれの手は、キャストのたびに水しぶきですぐにずぶ濡れになりやがて悴んで思うように動かなくなった。
さっさと釣って、帰ったら相方の乳の間で温めようと誓った(笑)。
おれのジャケットには手を突っ込んで暖められるようなポケットが無いから、襟元のネックウォーマーと喉頸の間に指先を突っ込んでお月様を観ながら温めた。

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白い月が寒さを助長しやがる。

押せ圧せの川の流れが一方的に下るのを止めたのは1:10ぐらいだったか?タイドグラフからずいぶん遅れての事だったが、肝属の大潮の晩はだいたいこんなもんだ。

とっぷりと水が動かなくなったころにラインの手応えに違和感を感じた。
とっさに合わせるが竿は曲がらず…
魚か?ゴミか?それを判断できないほどに手の感覚が寒さに奪われてしまっていた。

ゴミと判断していたら多分もうあきらめしまったかもしれない。
それくらい何も起こらない。
ベイト気も釣り始めから一貫して無い。

正直諦めて帰っても良かったが、この夜はその違和感をバイトと仮定してパズルのピースを集める事に専念した。

バイトの主が稚鮎の残像を意識していると仮定した。
そう考えるとあの違和感はレンジ違いによる弱バイトと更なる仮定が持ち上がった。
稚鮎はどのレンジ?
温かい海水がジンワリ上げてくる底なのか?
ひょっとしてレンジを落としたら?

勝手な仮定の数々で、パズルのピースを無理やり集め、本当でも嘘でもいいから完成の絵を夢想して好き放題に絵を描いた。
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60ちょいの小僧だが、ハイシーズンの90よりも嬉しかったよ。



この時期の河川内の釣りは、難しくて取っつきにくい遊びかもわからんが、やり込むほどにアジがある。


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