きもちゃんどこですか~ http://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) You may dream 準備 http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt56oyssfx 2018-06-24T11:00:00+09:00 残念ながら、おれには宮古島在住の知人はいない。
そこで沖縄本島の知人数人から情報をいただいた。
それにより、撮影釣行は梅雨開け直後に行う事に決定した。

宮古島の梅雨期はだいたい五月初旬から同じ五月の末あたり。
本当は海況が安定する梅雨中がベストらしいが、雨に濡らす事の出来ない撮影機材が多いために、梅雨中はパス。
梅雨があけきって暫くすると今度は台風が頻繁に発生して、魚釣りどころではないらしい。
そこで、おおよそ梅雨開けの頃である5月末に敢行することにした。

今回のカメラマンはFishmanの社員兼テスター佐藤くん。




彼は険しい地形も激しい流れもものともせず、何時間もランガンして釣り歩く渓流アングラー。
前職では流通業も経験している、もちろんタフガイ。
過酷な磯歩きではひょっとしたらおれが置いて行かれかねない。
暑さに対する耐性が不安材料だが、しっかり給水休憩すれば大丈夫だろう…と、鷹を括った。

出発までに機材や撮影方法について詳細に打ち合わせを繰り返した。
仕事熱心な彼が、早々と撮影のレジュメを作成してくれていたので、撮影される事に不慣れなおれもイメージがしやすい。



おれの方も釣りに必要な機材の収集に抜かりはない。

ロッドは自身が手掛けている『磯ベイト』BRIST 11XHと113H。



11XHが青物プラッギングモデルで、今回はリーフエッジゲームで使用する予定。
113Hは磯ヒラモデルだが、漁港やインリーフで使用するつもりだ。

リールは11XHにはシグラーSMとシグラーSG。



SMにはPE6号を巻き80gまでのルアー用。
SGはPE8号で、よりヘビーなルアーとハードなポイントに対応させる。

4月初旬に導入したSMは改造の必要もなく、地元の磯でも既に使用していて、その扱いやすさから全く問題は無い。

だだ、SGに関しては当初多いに不安があった。
入手してまだ数週間。
元々ブレーキが着いていないレバードラグのジギング用ベイトリールである。

そもそもキャスティング専用のSMがあるのに、なぜLD 機のSGまで必要なのか?
それは、レバードラグの必要性も大いに感じるからだ。 
磯でももちろんだが、特にリーフエッジでは、オーバーハングしたショアライン近くでもし魚を掛けたとしよう。
魚のサイズがそれほど大きくなかったとしても、食って即効ボトムに向かって潜られたら力勝負では勝ち目は絶対にない。
瞬時にラインをフリーにして根擦れを防ぐ必要がある。
その点、スタードラグのSMよりレバードラグのSGが有利だ。

また、SMもレベルワインドが無いリールなんだが、キャスティングの際にトラブルをなるべく減らすために、ワインディングは密巻きになるようにスローワインディングにしている。




荒く巻くファストワインディングでキャスティングした場合より、はるかにバックラッシュのリスクが少ないし、また飛距離ものばせる。

このスローワインディングにはしかしデメリットもあって、巨魚の強大なパワーとスピードで一気にラインテンションを掛けられると、ラインの食い込みを起こしやすくなる。
もちろんそれはラインブレイクに繋がる。
その際にも、瞬時にラインを解放する必要があるために、LDが必要になるケースも想定したのだ。

このLDリールをキャスティングで使用するにはブレーキ取り付けの改造が絶対条件で、その扱いにも高い習熟度が必要になる。

ブレーキは事前にかなり早い段階からLD機のシグラーSGを使用する事を想定して、特殊なパーツを準備しておいた。
『PMR super mag 』がそれだ。




イギリスのパーツメーカーPMRから取り寄せたもの。

新品未使用のシグラーSGのパーミングプレートにいきなりドリルで穴を開けるのには躊躇は要らなかったが、果たしてこれで投げられるようになるのか?不安はあった。







組み付けは非常に簡単な工作レベルだったからスンナリいった。

いざ試投!
しかし、なかなか上手くいかない。
ブレーキフォースが少し足りないのと、SGのスプールエッジの形状がサミングに不向きなためだ。

スプール形状はもうどうしようも無い問題ではあるが、ブレーキはまだ一考の余地がある。

100均でネオジウム磁石を購入して、パーミングプレート内に増設。
スチールの空き缶を金切り鋏で切り出し板金ハンマーで叩いて平らに仕上げ、少しずつ整形してベースプレートを作成。
それを両面テープでパーミングプレート内に張り付け、ネオジウムをペッタン。





時間をヤリクリして昼夜関係無しに川に港に赴き、試投とネオジウムの増減を繰り返し…なんとかフルキャストしてもバックラッシュせずに尚且つ飛距離を伸ばすブレーキシステムとサミングを獲得した。



ラインは山豊テグスの『ZEROファイター船』だ。




6号や8号の太いPEは同社ではルアーキャスティング用としては設定が無く、メーカー担当者に相談したところ船用を薦められた。
実際に使用したところ、全く問題無くキャスティングできる。




ブレーキセッティング中に数えきれないほどバックラッシュを繰り返したが、100g程度のプラグでヘビーなバックラッシュしてもダメージが殆ど無く、扱いやすいタフなラインだと確信した。

リーダーは同社の『耐摩耗ショックリーダー』。
柔らかく扱いやすいが、擦れに強いナイロンリーダーだ。



エクストリームな環境での釣りになるため、ウエアも重要だ。

スパイクも遠征前に新調。




『RBBロックショアフェルトスパイクシューズ』
実は以前から全く同じ物を使用してきた。
ソールの消耗以外にソールのベースのラバーが消耗したため、双進さんに相談したところ、新しいものを送って下さったのだ。

他のウエアももちろんRBB。




ソルトゲーターは新型を導入。



よりフィット感が増し、歩き回る釣りでもズレが殆ど気にならなくなった。
礁上でのもしもの転倒でも足首から股下までしっかりと鋭利な珊瑚からプロテクトしてくれる。

グローブは『RBBエクストリームグローブ』。




人指し指と親指にウォッシャブルレザーを採用しており擦れに対する耐久性を重視したモデル。
自分もテストに参加して、ベイトキャスティングでサミング時の耐久性と操作性に意見を出させてもらったグローブだ。



もちろんスピニングにも対応するが、ベイトキャスティングに於いては本来はPE5号程度の近海青物のラインシステムまでを前提にしている。
よりヘビーなシステムを要する今回も迷わずこれを選んだ。


あと、もちろんこれも。




アクセサリーブランドのeldoradoさんの『GTネックレス』。
おれの御守り。
釣りする時に手離した事なんかない。



今回の遠征はもちろんFishmanマターではあるが、実は多くのメーカーさんの力添えをいただいての遠征だ。

それだけに、おれ自身のフィジカルの準備にも抜かるわけにはいかない。
いや、これは実は磯ベイトの開発を引き受けて以来コツコツと身体作りに努めている。
もちろんそれは今回の遠征のためではなく、いつか本当に強い魚とタフなフィールドで闘うためにと、続けて来た事だ。
それはまだまだ途中ではあるのだけど、今まで積み重ねて来たものを試す機会に漸く恵まれたと言う気分だ。

報われるのか?
返り討ちに遭うか?

しかし、もちろん不安より期待の方が圧倒的に大きかった。
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上宮則幸
You may dream キッカケ http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5jbr35io 2018-06-23T11:00:00+09:00




キッカケは2月に山豊テグスさんに呼ばれて沖縄に行った時だった。
実釣シーンのイメージ動画を撮影する事になった。
2月の沖縄のショアは時期的に釣りものが乏しく釣果を揚げるのは厳しいとの事で、沖縄らしい風景の中でキャスト等のイメージシーンの撮影のみに終わった。

それでも、地元の友人に聞くと最近8kgを超すガーラ(GTなどのヒラアジ)がショアから揚がったらしい。
2月はベイトの接岸次第でポツンと釣れたりする程度との事。

この時の沖縄滞在のもうひとつの目的はイベント。
大きなホールにメーカーも沢山集まるフィッシングショー。
大盛況だ!

おれも折角の機会だから、山豊テグス内外で沖縄のアングラーさん達と魚釣りの話しで盛り上がる。

「え!釣りしたの?」
はい、ダメでした(笑)
「梅雨開けすぐに来なよ、沖縄の魚は水が暖かくならないと釣れないよ」
そうですね、また夏にでもガーラ狙いに来たいなぁ…
「岸からガーラ狙いなら宮古がいいよ!」
え?
「宮古島さ!ガーラの島。」
宮古島…

そんな話しをあちこちでした。

ガーラの島、宮古島か…



おれは青物プラッギングロッドの開発を担当している最中で、20kg前後のターゲットが岸から狙える場所に遠征したいと思っていたところだ。
沖縄で言うところのガーラは非常に魅力的だ。
梅雨時期のトカラも候補にあったが、サイズが30~40kgが多く竿のコンセプトにはマッチしない。

そんな時に耳に舞い込んだ宮古島ガーラ情報、興味が無いわけがない。
沖縄で方々から話しを聞きまくり、鹿児島に帰ってからも宮古島の情報収集。



ガーラの島と言うだけに、オフショアだけでなく、ショアからの釣果情報も溢れている。
そのほとんどが『打ち込み』と呼ばれるブッ込み釣方でのものだったが、間違いなくショアからルアーでも狙えるはず。

また、宮古島は珊瑚礁が堆積して出来た島で美しい環礁に恵まれている。
観光案内等のサイトの写真に目が釘つけになる。
何て美しい風景なのか…
美しい空と海と珊瑚礁の魚達。
干潮には環礁へも船を使わずにアプローチできるようだ。

既に頭の中ではリーフエッジに立ち竿を振る自分の姿が朧気に見える気がする。
リーフエッジGTフィッシング。
そんな事を脳裏に描いた事などおれの釣り人生にあっただろうか?
到底自分などが経験する事など無いだろうと思っていた憧れの釣りだ。
体力的にも技術的にもとてつもなくハードな釣りだが、一匹に辿り着くまでが究極に大きな価値を持つ釣りだと言う。


宮古のリーフエッジからもガーラは狙えるのか?
残念ながら、それに関しては情報は出て来ない。
でも、釣果情報でいくらでも漁港がヒットするんだから、リーフエッジでも当然狙える気がする。

いくつかの漁港は出口から続く航路がそのままリーフエッジにまで続いていて、どう考えてもそれがガーラの導線になっているのは明らかだ。

悶々と妄想が膨らむ日々。
出来ればその釣行の模様を動画に残したい…



それから2週間後、場所は福岡県北九州市小倉北区の小洒落た居酒屋の個室。
『西日本釣り博』のFishman一行の打ち上げの席だ。
目の前にシラフのFishman代表赤塚健一氏がいる。
シラフと言うのが肝心なポイントだ。
この男は酔ってしまうと大事な話しもことごとく忘れる。

ケンさんあのさー、宮古島でショアGTの動画やろうぜ、パンプキンの発売前に

「いいよ!やろう!」

横に座る事務を司る小野さんのちょっと不安気な視線をよそに、間髪を入れずに許可が出た。

宮古島動画取材旅行が決まった。

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上宮則幸
カラマツ http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5o3kmeo4 2018-06-22T16:58:00+09:00


そのうち面白い事はじめます(笑)

楽しみ!


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上宮則幸
ファミリーフィッシング http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5urrgz7y 2018-06-21T12:11:00+09:00
先頃、不幸にして幼いお子さんが父と兄が魚釣りに夢中になっている間に堤防から転落し発見された時には水面に浮いていたと言う事故を耳にした。

魚釣りは、楽しいレジャーだが一転、最悪の事故に繋がりかねない。



今も鮮明に思い出す。
この話しはおれが高校生の時に実際に体験した事だが…

夏休みの夕方、おれはダム湖にバス釣りに来た。
ポイントは桟橋。
沖に向かって開く『コ』の字形の桟橋。
ダムは増水していて桟橋のすぐ下まで水面がきている。
『コ』の内側には細かい木屑のゴミがビッシリ水面を覆っていて、桟橋下の狭い隙間とゴミの際をノーシンカーワームのスキッピングで狙っていた。

そうしたら、父母幼児三人の親子が桟橋にやって来た。
幼児は3歳くらい。
親子はいったん桟橋のすぐ近くに停めたクルマに戻り、カメラを持って来て記念撮影を始めた。
三脚を忘れたようなので、おれが三人の写真を撮ってあげた。

お父さんはカメラを持って、少し離れた場所を撮影しに歩き始めた。
お母さんは、子供を桟橋の上に残してクルマに戻った。

おれは大丈夫なのかな?と思い、幼児をチラッと見た瞬間、幼児は桟橋横にビッシリ溜まったゴミの上に足を進めた。
多分、ゴミがあまりにビッシリでそこが水面だとは思わなかったんだろう。
幼児は吸い込まれるように湖に落ちた!

驚いたのは、落ちた際に音も水飛沫もほとんど上がらなかった事だ。
もちろんおれは慌てて駆け寄り飛び込んだ。
幼児を探すと、暴れたのか桟橋の下に潜り込んでいた。
掴み放り投げるように桟橋にあげた。

すぐ近くだが、背中を向けていて何が起こったのかわからないお母さんが駆け付けたが、風景写真に夢中になっていたお父さんはまだ事態に気付いてさえいない。
金切り声で泣き叫ぶお母さんの声に漸く慌てて走って来た。

幸い、子供は少し水を飲んだだけで大事には至らなかった。


そんな思い出がある。




先日父息子で魚釣りに行った。
一緒に楽しめる手軽な釣り。
道具は『小林重工』小林さんの御厚意に甘え送っていただいていた『お手軽ウキウキセット』だ。






竿、仕掛け、餌さ(589EX 日本一)のセットで、練り餌さを作るボウルだけ持って行けば釣りが出来る。













何より嬉しいのは、仕掛けは全てスナップとチチワで接続できて本当に手軽な事だ。

みなもにはライフベストと目を保護するアイウエアを着用させた。
それとキャップ!
キッズ用とて手抜かり無しのBlueBlueさんらしいカッコイイキャップ。




ライフベストは島原の友人からのオサガリ。
みなもも凄くお気に入り。
着るとやる気になるようだ。

アイウエアは気になってすぐにはずしてしまうんじゃないか心配したが、おれが日常的に着けてるからだろうか?これまたお気に入り(笑)
キャップは言うに及ばず、おれが在籍していて、毎日被っていた品の全く同じキッズ用だから誇らしいみたい。

少し落ち着きの無い彼も、自分の釣竿を握って集中集中!




日頃なかやか見られない真剣な眼差しを見れたり、生き物をいたわる気持ちの芽生えめ感じられたり、父ちゃんも大満足だ。



おれも父からしてもらったように、おまえの道をちょっとだけ父ちゃんが敷いておこう。










楽しい!

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上宮則幸
DAIWA STEEZ A-TW を一年使ってみて http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt54ijbuov 2018-06-20T12:51:00+09:00 超久しぶりのリールインプレ(笑)

昨年導入してからもう一年になるダイワのベイトリール、スティーズAだ。






ダイワのシーバスユースに耐える機種としてはハイエンドにあたると思うのだが、使う程に素晴らしさが理解でき愛着が湧く機械でしたわ!

このリールに際立つのは高いバーサタイル性と圧倒的剛性感なのよね。

まず、注目すべきスペックを列記すると

・TWS 
・マグシールドベアリング
・ATDドラグ
・マグフォースZブレーキ、スプール
・超高剛性メタルハウジング

等だ。



・TWS 
パカパカするレベルワインド。
巻く時






投げる時






クラッチに連動してレベルワインドが回転して、キャスト時のラインの擦れる抵抗を劇的に減らす機構だよね。
摩擦抵抗が減るとどういいか?
飛距離が伸びるのは誰でも想像できるっしょ?
でももっと凄いのは、遠投命の鱸釣りでは非常に厄介な、あのバックラッシュ野郎!あの野郎を減らす事が出来る!!
ベイトシーバス野郎って、ちょっとキャストに慣れた人ならガッツリ飛ばそう!と、ブレーキを緩めまくるっしょ?
で、ブーンと思いっきりキャストすると、スプールからアババババとラインが浮き上がり、バックラ!最悪スプールから高切れ。
まぁ、おれも散々経験あります。
バックラは飛んでるルアーの飛行速度の失速に対して、リールのスプールからのラインの供給量がオーバーして、スプール表面のラインにダブつきが出来発生するよね?
で、その際に弛んだラインがレベルワインドの穴の内側に詰まる(スタック)事がバックラをより助長するのよね。

さてTWSのキャスト時の写真を見て下され。

開口部が広くなり、スタックが起き難くなっているのは一目瞭然!

でも、稼働部が増えると壊れやすくなるんじゃないの?
釣行頻度も用途も釣る魚のサイズも…なかなかのヘビーユーザーであるおれはそれを懸念して、いいのは知っていてもなかなか使用に手が出なかったダイワリールだが…
ダイワ使い始めて3年目、一回も壊れて無いですからー!!
全く要らぬ心配して損したわ(笑)
ちなみに、わたしの住む鹿児島では年中火山灰が降ります。
降灰の中でも釣りするのが当たり前ですが、全く不具合を来した事などありませんね。



・マグシールドベアリング
要らんわい!と思ってました。
いや、間違いでした(笑)




ここ!この中央の金色の部品がピニオンギア。
このピニオンを支持しているベアリングがマグシールドになってる。
マグシールドベアリングはご存知だと思うが、海水が侵入しないためゴリゴリにならないんだって。
え~、ほんまでっか~?ここのベアリングは直ぐにゴリゴリなりまっせ~…と思ってましたが、まる一年使ったが全く問題無し!
非マグシールド機では年1か2で必ずゴリゴリになって交換していたベアリングなのに。
加えて、ピニオンの手前が円筒状になっているのが分かると思うが、それはスプールベアリングが納まるハウジング。
この構造も水をシャットアウトするのに貢献している点も大きい。



・ATDドラグ




まぁ、今まで触った小型ベイトリールでは比較対象が無い、ずば抜けて優れたドラグ。
滑らかに出るのにしっかり粘る。
はい!別格です!!
中堅機種ジリオンとは全く違う内部。





要所にオーリングのパッキンが施されている。





細工が細かいねぇ(笑)
でもソレが作動のスムーズさに貢献しているのが良くわかる。
ちなみにこれのドラグmaxは6kg!
シーバスで多用する3kg以下だけでなく、5kg付近でもスムーズさがしっかり維持されてるのは本当に凄い!
でもおれのはYTフュージョンの『ハイパーロックDワッシャー』で強化してるから8kgでも更にスムーズだけどね(笑)



あと、メーカーが意図したかは不明だが、前述のパッキンのオカゲで防水性もあるようだ。
水や塵が侵入しないからドラグ性能の長期安定にも繋がるだろう。



・マグフォースZブレーキ、スプール




ブレーキとスプール、セットで語るべきだろうな。
肝は、このスプールに着いてる金色の輪っか。




これインダクトローター。
インダクトローターがサイドプレートのマグブレーキユニットに納まる事で、スプール回転時に磁界の影響を受けてスプールの回転を抑えるのが普通のマグフォースブレーキ。
で、マグフォースZの『Z 』、何が違うのかと言うと…
前述のインダクトローターが、キャスト時にスプールからビヨーン!と飛び出して来る。




すると、インダクトローターがよりブレーキユニットに深く入り込むわけだ。
つまり、磁界の影響をより強く受けてより強いフォースを生む。
インダクトローターはキャスト初期の回転が早い時には飛び出しが多く、回転が遅くなるに連れ飛び出しが少なくなっていきやがて完全にスプールに収納される。
つまりですよ、最もバックラが多いリリース直後はガッツリとブレーキが効いて、次第にブレーキが弱まりキャスト後半には伸びが生まれるわけだ。
これ、スッゲー気持ちいいよ!!
ブレーキのダイヤル設定次第では、肝心な所はブレーキに助けられてる感もありつつ、後半ブレーキが抜けてから、腕次第だけど微妙なサミングで更に飛距離を伸ばせる!なんてマニュアル感もあり、キャストが楽しい!
また、まだ不慣れな方はダイヤルの数字を15以上にすれば着水時のサミングすら必要無いオートマ的なセットも出来る。
メカニカルブレーキは一切触る必要無く、マグダイヤルだけでエキスパート向きにもエントリーユーザー向きにも簡単に設定出来るのは、マグZの凄いところだ。
まぁ、変態的欲を言わせてもらえば、もう完全にノーブレーキが可能になれば…いや、やっぱいいや(笑)
あ、スプールのラインキャパもちょうどいい感じだった。
PE2.5号が140m、2号が160m、1.5号が200m入る。



・超高剛性メタルハウジング
これ、フレームもギアボックスもパーミングプレートもアルミで出来てんだぜー!




カルコンとか丸型リールの巻き上げが凄くダイレクトで力強いでしょ?
丸型はだいたいがフルメタル。
スティーズAもそのフルメタルボディ。
だったらスティーズAも重いんでしょ?って思うのは自然だ。
おれもそうだった。
でも実際は190gといたって軽量!

スピニングユーザーがこのリールでシンペンを引けば多分ビックリするだろうな。
ルアーのスイング、潮流の変化、バイトの前触れ…
ハンドルノブからの情報量が半端無い。
超高剛性メタルハウジングの恩恵!




さて、長々書いてきたが、まだまだ書き足らない(笑)

スティーズAを使うまでのおれのメイン機は…ベンダにジリオンTW、リプラウトにはジリオンSV TW、マリノには…と言う感じでアレコレ使い分けていた。
ところが、スティーズAを使うようになると、ベンダにもリプラウトにも最近発売されたクローラにもスティーズAを合わせていて、挙げ句に磯ヒラプロトの113にもセットするようになってしまった。

よく以前は、ベンダには36mm径以上のリールをセットして下さい!と、ユーザーさんにも薦めていたもんだが、スティーズAは34mmと、小径だ。
え~!と、自分でも思う(笑)
確かに、ベンダだと36mmのジリオンTWを合わせた方が飛ぶ。
しかし、バックラがジリオンの方が少ないか?と言われれば、理論上はそうなんだろうが、実戦ではスティーズAも何も不都合は感じない。
TWSとマグZのアンチバックラ相乗効果で快適そのものだ。
で、たまにベンダでサスケSF 95とか小型プラグを投げる場合には明らかにスティーズAが飛ぶ!
アレコレ快適に使える幅はジリオンTWより明らかにスティーズAに軍配が挙がる。

リプラウトには以前はジリオンSV TWをセットしていたんだが、これもスティーズAになってしまった。
リプラウトはご存知の通り、川幅20~40mのシチュエーションをメインにしたピン撃ちスペシャリストだ。
7gのライトプラグも扱えるが、普段使用するのは8g以上でメインは15g前後だ。
すると、全然問題無くスティーズAの守備範囲になる。
例えば10g以下のルアーがメインの釣りならば、迷わずジリオンSV TWだ。
ライトプラグ使用でのSVスプールのアンチバックラ性とアキュラシーは抜群だ。
だけど、10gもあればスティーズAのマグZスプールはものともしない。
それに加えて、スティーズAのドラグ性能の良さが光りまくる!
上流域の元気なランカーシーバスを相手にするには3kg~5kgの負荷で安定したドラグ性能が求められる。
ジリオンのドラグが悪いわけじゃない。
ただスティーズが飛び抜けているんだ。


前述の様々なロッドに合わせて使ってみたが、もう1つ大きなポイントがある。
このリール、凄く小さい!




同じTWS登載のジリオンを見ると結構前後長がある。




左がスティーズAで右がジリオンSV TW、両者とも34mmスプール機。
ボディーはジリオンぐらいあった方が…と、思っていたのだが、いざこの小さなスティーズAを使ってみると全く考えが変わった。
パーミングしたままのロッドアクション時の操作性がまるで違う。
小さなスティーズの方が断然アクションさせやすい。
そして、ロッドからのバイトが取り易くなる。
ベイトの欠点は、ロッドからのインフォメーションがスピニングより断然少ない事だ。
竿とリールを一緒に握り込むために接点が太くなり、ロッドに入力された信号が分散されるからだ。
小さいリールは握りがより小さくなり、入力の分散がそれだけ少なくなる。
ファイトの時だけは、ガッツリ握り込めるジリオンのボディサイズが頼もしいが、それに至る全ての場面で小さなボディが有利だ。



そんな感じでおれはスティーズAをリバーシーバスフィッシングのあらゆるシチュエーションで愛用しています。
このリールをオススメしたい対象は、ベイト初心者。
おいおい、いきなり初心者にハイエンドかよ?って思われるんだろうが、結局後の事を考えると安上がりなんだ。
例えば最初の一本にベンダ買った後で、おやベイト楽しいぞ!とクローラ83も買うとする。
最初でベンダにジリオンTWを買ったとしたら、クローラ83にジリオンTWはどうだろう?
15g以上しか使わないなら全然アリだが、ベンダを既に使ってる人が15g投げるためにワザワザクローラ買う筈がない、だってベンダとジリオンTWで15gなんか全く不満無く快適だからだ。
むしろ、それより軽いルアーをやっぱ使いたいんだろう。
すると、ジリオンTWで8gは、まあまあ苦手だ(笑)
よっしゃそれならジリオンSV TW買うか!ってなったら出費は六萬円だ。
スティーズAは四萬円だ。
そりゃあ安くはないが、1台で両方にマッチするなら安い気がする。
でもねぇ、結局みんな何台も買っちゃうんだけど(笑)
色々使った方が楽しいし。
ただ、おれが色々使ってきた中で、最初の1台に最も相応しいと感じたのがスティーズAだと言うのは力説しておきたい。
間違い無く後悔はしないはず!


最後におれが合わせているラインの紹介。



最近発売された山豊テグスのFAMELL ショアジグ8の1.5号だ。
あれ?と思う方も多いだろう。
8ブレイド?4本のレジンシェラーじゃないんかい?
いや、もちろん皆さんにオススメするのはレジンシェラーの2号です。
4本編みでハードコーティング系ラインがやはり安心感もあり使い易い。
最近愛用のこの8本編みのショアジグ8のはやはりレジンシェラーと比較すれば擦れにうんと弱い。
軽いバックラッシュでも致命的な傷が入り、最悪高切れします。
しかも1.5号。
それでもわたしがショアジグ8を導入したのは4本より8本の方が真円度も高く水切れがいいため、ラインメンディング性に優れているためです。
加えて号数を抑えているのはもちろんラインメンディングと、あと感度向上のため。
でも、バックラしてたら使いものになりませんよね?
それが、TWS とマグZ 、アンチバックラ2大性能登載のスティーズでは、普通に使えています。
もちろん、ブレーキ設定には気を使いますが、ちょっと安全マージンを確保した設定で挑めば、全く問題無くフルキャスト可能です。
ブレーキを強くしてしまえば、飛距離をスポイルしそうなもんですが、細い糸はスプールが痩せ難い分飛距離も伸び、結果レジンシェラー2号と同等に飛ばせてしまいます。
オカゲでベイトのデメリットであるロッド感度のスポイルもかなり改善できています。
細糸ですから、ラインのもちが悪い点はありますが、絶対感度が必要な条件で、腕に自信があればトライしてみるのもベイトシーバスの新たな楽しみに繋がると思いますよー!]]>
上宮則幸
夢追五夜 第五夜(最終夜) http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5vjbs26c 2018-06-19T12:00:00+09:00 最終夜


昼過ぎに待ち合わせてやはり現場の下見。
干潮で明け透けに曝された地形に、何かしら見落としが無いか探る。
本当は、立ち位置からキャストして距離感やアングルを身体に叩き込んだほうがいいが、もうそれは不要だろう。

実はこのポイントはルアーロストが多い。
キャストミスによるものではなく、ボトムに沈められたマンメイドに引っ掛けるのだ。
その周辺が狙い目で、またカワヌベのつき場になるのは明らかだ。
際どくストラクチャー際を流したり、沈めたりするのだが、奴等が回遊するタイミングはほとんどが上げが込む時で、上潮と底潮が同調しないから、ルアーの送り込みが難しい。
事実、昨夜までにもう何個か引っ掛けた。
ルアーロストを恐れていてはバイトは出せない。

そのマンメイドも昼の干潮には頭が覗く。
乗ってみる。
昼と夜の干潮時の水位差は70cm 。
夜にはだいたいこの位の水深か…
それだけ確認できればもう充分だった。
昨夜までに引っ掛けたルアー達も回収できた。

ベイトの確認もしっかり出来た。
もうここしかない。




深夜入水前にポイント近くのファミレスで決戦前に食事。
時間はたっぷりあるので、のんびり暇を潰す。

やはり魚釣りの話しはソコソコに仕事の展望の話し。
友人もおれも、これから先の人生の行き先は自分に全てが懸かっている。
レールは自分で敷かなければならない。

『賢者は歴史に学び愚者は経験から学ぶ』

義務から教えてくれる教師はもういない。
責任から諭してくれる上司も居ない。
教えてくれ!諭してくれ!と、自分から強く誰かに頼んだり書物を開かない限りは、我の小さな思い込みの殻に閉じ籠るばかりだ。



ズパァッ!
昨夜の炸裂音。
一気に全てが明るく見えたと感じた瞬間。
なぜアレに遭遇できたのか?
自分達で強烈にソレを求め考え動きまくったからだ。

アレみたいな瞬間が人生にもいくつかあるとするなら、ソレが会社から飛び出しちまったおれ達自身にも呼び込めるとするならば、もっともっともっと強烈に求め考え動き続けなきゃいけない。


おれ達にとって、魚釣りは人生の投影。

人生は険しい山に登るようなものだが、楽しんだ!と言える何かも欲しい。
充実してると実感できる成果が欲しい。
その成果の究極が夢だとするならば、少しでも夢に近付けたと実感出来る何かをこの釣行で得たい。




遠征最終夜


ボフッ!
昨夜に続き炸裂音を聞いた。
やはり淀みの中。
それは望んで望んでやっとヤツが応えてくれたかのように不思議な感じがした。
おれ達が着け狙い忍び寄ったには違いがないが、ヤツもおれ達を探して逢いに来てくれたかのように錯覚する程に思い通りだ。
この四日間、血眼になりながら逢いたいと願ったカワヌベが目の前に居る!

数投の後、彼が何かに驚いたような声を発したと同時に鈍い水音がした。
数瞬置いてけたたましい破裂音。

長いファイトが始まった。
ロッドはFishman BRIST VENDAVAL 。
パワー、粘り、スズキ科のファイトを研究し尽くしたかのようなベストバランスに不安があろう筈が無い。


やがて抵抗を諦めた暴君がおれのネットに導かれた。
彼のフィッシュグリップを使うか尋ねた。

いや、上宮君のボガで頼む。
おれのじゃ何となく不安だ。

震える声を聞いておれはボガを撃った。
ガチャリとジョーが閉まる音で勝負が決した。









おれの望みでもあった彼の夢が叶った。
いや、夢と言うにはまだサイズが不満だろうか?
つまり、まだ夢の続きが楽しめるわけだ。


夢追い人生に強烈な加速となるだろう。

人生が山ならば、魚釣りは道だ。









高い山を目指せ
登る道が急である程、山の頂は高い


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上宮則幸
夢追五夜 第四夜 http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt544hpas5 2018-06-18T11:00:00+09:00 第四夜



三日を費やしていまだ絞れないでいる。
下流側にもまだ可能性を感じる。

上流側は毎年魚信を得る一級ポイントながら、この数日カワヌベだけでなく鱸からもコンタクトは全く無し。
左岸側の漁港は二日目の下見での印象は薄いが、ベイトは少なからず居る。



昼、おれのアパート近くにある、嫁と同じ名前が屋号のラーメン屋で昼飯。
テーブルの上に置いてある、刻みニンニクが漬けの『デコー醤油薄口』をすすめる。

ケンさんをここに連れて来た時にこの醤油をスープに溶かして飲んでもらったら「エッジが立つ!」とか言ってましたよ。
でも、別のラーメン屋で辛子高菜をスープに溶かした時も同じ事言ってました。

あ、おれも同じ表現使う(笑)

そうでしたっけ?(笑)



のんびり店を出る。

とにかく、昼間の下見が鍵を握る筈だ。
夜中の実釣で関知できていない事実を見付ける。

先ずは漁港。
相変わらず浚渫作業中のエリアは黒い濁りで生命感ゼロ。
しかし、少し離れた場所は明らかにベイトが増えた。
20cm程のイナが頻繁にライズ。
串良と汐入の水が改善されるならば選択肢に充分なり得る。

次に河口を見に行く。
左岸側から水を見た。
タイミング的には昼間のソコリを迎えた頃。
川の水の色が一番良くわかるタイミングだ。

先ず、河口に最も近い汐入の水。
左岸のテトラに巻き付くように茶色い汐入の水の筋がある。
ダメな水。
ただし汐入の水の筋は細く、串良の水が改善されていれば、左岸も断然可能性がある。
ただし、昨日一緒に仕事した後輩から偶然、串良上流の護岸改修工場の話しを聞いた。
かなり濁りは出ているらしい。
そう言えば、最近串良の水色が少し変だとずっと思っていた。
ただし、それによる影響がいいものなのか悪いものなのか?まだ判然とはしない。
河口から見る限りでは、今日も串良は濁っている。

右岸に目を転じる。
上流側に蠢くおびただしい生命感。
40cm程のボラが時折ライズを見せるが、ライズ以外にも水中にも凄まじい生命感。

対して下流側は微妙にそれが薄い。
前夜までの印象では、ベイトの絶対数は若干上流側が多いものの、下流側は岸際のブレイクに犇めくようにボラが固まっていた。
今も多分そんな状況なんだろう。

明らかに、上流側のポイントは岸際の深みが魚道となる雰囲気で、流れはほとんど受けず淀んでいるが、広い範囲にベイトを多くストックしていて、絞り難い印象。

対して下流側のポイントは地形的な要因から明確に流れが発生しやすく、ベイトも充分でしかもステイするブレイクがはっきり掴めていて、狙いが絞りやすいように感じる。

アングラー側の勝手な印象では、『地形』『流れ』『ベイト』の複合要素が明確で、且つ数日前には外道ではあるがシーバスが連発した下流側が美味しそうに決まっている。

ただし、今回本命としているカワヌベを春に長年追い掛けて来た経験では、地形流れベイトの必要比率が鱸や夏のカワヌベとは異なるのは明らかだと感じている。

ベイトに重きを置こう。




夜中、漁港をちょっと叩いた後で河口右岸へ。
クルマを停めたら、いったん川辺の堤防から耳を澄ます。
やはり上流側が騒がしい。

今夜は迷わず上流側にエントリー。
ただし、未だに下流側も気に掛かる。

浸かってすぐに、鱸が一匹釣れた。

しかし、変な釣りだ。
ガンガン流れる流芯に立ち、全然流れが利かない淀みに投げ込む。
立ち込んでみると流芯にも少なからずボラが居るのがまた決心を鈍らす。

今やってる釣りとは真逆の、淀みに立って流芯に撃ち込む釣りで、正にこのポイントでもう何本もカワヌベを掛けているし、そっちの方がセオリーだと言える。
対して、自分達がやっているのはそのセオリーに反しているんだろう。
しかし悩ましいのは、おれはこのアンチセオリー的釣りでより多くのカワヌベを掛けて来た実績があるからだ。

セオリーとアンチセオリー。
その時々で頭と釣りも切り替えて実績を重ねて来た。
その切り替えの根っこには、PDCAの繰返しがあったからだ。
プランドゥーチェックアクションをひたすら繰返して結果に繋げて来た。


ところが今シーズンは現場に通い込んでの実践が出来ていない。
それが不安要素。
信じるべき何かに霞をかけてしまう。
経験による勘?
それを積めば積む程に、日頃の考察と現場での実践以上のものは無いと確信するようになった。




小波立っていた水面が、にわかに鏡のように静まり返った後、トプントプンと少し波長の長い波が来た。
今に上げが込む。

もちろん実績ある時合は今からもう少し続くが、採るべき策が見出だせない限りは神頼みしか打つ手がない。
釣れさえすれば万々歳だ。
しかし神頼みが最善の策だと、今夜の一時と明日一晩しか時間が無い、わざわざ遠方から来た友人にそう打ち明けられるだろうか?

腹付近まで水位が上がり、ブーツの外からの水圧による締め付けを強く感じ、ボトムに底潮が動いているのがわかっる。
来るんならそろそろ…


ズパァッ!


唐突に炸裂音を聞いた。

ヤツですよ!聞きました?

え?いや、多分キャストと重なって聞こえなかった。
本当に?

明確に聞いたおれには疑うべくもない。
間違いない!カワヌベの補食音!!

不安、疑念、悩み…
ネガティブから一転、強烈なモチベーションに奮い立った。

このままでいい。
策は1つに絞られた。


希望スイッチ起動





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上宮則幸
夢追五夜 第三夜 http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5fontg5w 2018-06-16T11:00:00+09:00
第三夜


自分の会社はどうにでもなる。
仕事入れるのも適当に暇を作るのもだ。
おれも久しぶりの肝属カワヌベ探しをガッツリやりたかったから、この5日だけはスケジュールを空けておいた。
まぁ、繁忙期を乗りきり余裕もあったんだ。

ところが、友人を迎える一日前に高校の後輩から電話が。
彼も小規模であれこれ土木絡みの仕事を生業にしている。
急な仕事でダンプの運転手が必要になって加勢してくれと。

重労働じゃないだろうな?
いや、かんさんは運転手だから…

同じ小規模経営で助け合っていこうな!と手を握った相手だから二つ返事で受けた。

ところがだ!重労働だった(笑)




日当弾むから!と言われても日中30℃近くになる中で久しぶりの人力破砕。
身体に堪えない訳がない。

なんで  .  2をリースしねーの?
ごめん!請けた金額的にリースしたら合わないから…

おれも自分の仕事で急な無茶を振られ泣かされる身だからわからなくもない…



まだ陽が高いうちになんとか仕事を終わらす。

釣りするのは夜遅くからだとしても、どうにか疲労感を少しでも抜きたい。

友人に温泉に浸かってから釣りしようと提案して快諾してもらう。
温泉は釣り場まで15分のところにある。
入湯料は310円と格安。
温泉と水風呂を交互に出入りして手足をマッサージすると疲労物質も流れるように感じる。

湯からあがり休憩室で横になりのんびり。
離れたところでビールを飲むおっさん達が究極に羨ましい。
だが、もちろん飲むわけにいかない。


なんとなく疲れもほぐれた気になって釣り場に向かう。

今夜は先ずは下流側に入り、干潮を迎えたタイミングに上流側に移る予定。
駐車スペースから下流側を見ると、浸かりが一人、陸っぱりが二人。
陸っぱりの二人まで浸かっているようなら厳しいが、浸かってないからスペース的に問題は無いだろうと判断して入水ポイントに向かう。


しかしなんと、予想以上に海からのウネリが高い。
まぁ、釣りにならない事も無いから入水してみたが…

釣り始めて分かったのだが、陸っぱりでやっていた二人も、本当は浸かってやりたいようなんだが、入水できる場所が良くわからなくて立ち往生していたような素振り。
そう、ちょっと前までの入水ポイントは深く掘れてしまって使えなくなってしまっていた。
おれ達は前夜の釣りでそれは掴んでいて、他の場所を見付けていた。

あ、これは遠慮すべきだなと判断してすぐに水からあがる。
もちろん、入水ポイントを知ってるおれ達にアドバンテージはあるんだろうが、わざわざ早くから来てあれこれ悩んでいる先行者を尻目に釣りするのは気が引ける。

サッサと上流側に移動。
まぁしかし、下流側、岸際にベイトが居た。
後ろ髪を引かれる…



そんな事がありつつ上流側に改めて浸かる。
しかし、やはりこのポイントは全く流れを感じない。
ベイトは居なくもない。
いや、むしろ多い印象があるが…

タラ~ンとした水に様々なルアーを通すも何も無し。

タイドグラフ的には干潮を迎えた。


が、上げが込む頃になれば岸際に下げる向きの流れが起きる事は元々掴んでいた。
このエリアは上げの流れが左岸側に向けて斜めに指してくる。
その反転流が右岸に発生するわけだ。

このポイントでの過去のカワヌベ釣果は上げっ端に集中している。
今から暫くがチャンスタイム。

と、言うタイミングでおれは身体が言う事を効かなくなった。
やはり過労だ。
ロッドを掴む右手が痙攣し、頭もボーッとしてきた。

友人に、ヒットしたら大声で呼ぶように言葉を掛けて一人川岸に上がった。
ちょっと体調が良くなったらまた入水するつもりだったが良くはならない。
そのクセ、様子が気になってゆっくり休めない。

新月の闇に彼のシルエットがボンヤリ見える。
ライトが灯りやしないか、補食音が響きやしないか、彼のヒットコールが聞こえやしないか…

朧気にシルエットが近付いてくる。
立ち止まり撃ち、少し歩いてはまた立ち止まり撃ち…
歩く方向は一方向。
上流だ。



呻くような声を挙げておれは立ち上がりまた入水。
彼の元へ行く。



おれを見付けて彼から溜め息が漏れる。

何も無い…
ダメだね…


油のように静かに、たゆたゆと揺れる水面が急激に嵩を上げ今夜の諦めの時を迎えた…


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上宮則幸
夢追五夜 第二夜 http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5e4s8wut 2018-06-15T12:00:00+09:00
第二夜



昼の干潮前にポイント近くで待ち合わせ、彼のレンタカーにおれのタックルをブチ込む。
元々の職業柄、恐らく彼が几帳面であろう事はおれにも察しがついてはいるが、おれはそんな事気に掛けたりするタマではない。
ぞんさいに積み込みおれがハンドルを握り河口を目指した。

実は、二日前から肝属河口の左岸側に位置する波見漁港には異変が起こっているのをおれは知っていた。





漁港内と漁港から延びる航路に溜まった砂の浚渫作業が始まっていた。
関係機関に作業の内容は既に聞いている。
作業期間は7日間の予定。
浚渫した砂泥を一度漁港の広場に下ろし、乾燥させた後に再び台船に積み込み、他所に運ぶとのこと。
同じ作業を同じ場所で以前見た事がある。
確か7年前だ。

その時には魚釣りにも甚大な影響があった。
浚渫作業によりボトムのゴカイやカニやシャコや…様々な生物が砂泥中から沸き上がり、重機が轟音挙げて作業するのも構わずスーパーボイルが作業期間中に起きたのだ。
当然、デカいシーバスが爆釣!
今回も同じような事にならないとも限らない。
その様子を見に、ポイントから除外しても構わないと踏んだ左岸に向かった。
ボイルは起きているのか?

果たして漁港の水は作業中のエリアは黒濁りだった。
ボイル無し。
作業現場から離れた場所ではイナの姿がチラホラ…

7年前とは随分印象が違う。
そもそも、以前浚渫された砂と今回の砂泥は色質ともかなり違う。
今回の作業では恐らくあの時のようないい影響は期待できないのか?
まだ状況を計りきれないが、違う場合も気になる。

移動。

右岸の様子をうかがう。
水の色は良いが、ベイトの姿無し。

昨夜浸かって探ってみた印象では二ヵ所が気になった。
仮に上流側と下流側と呼ぶ事にする。

上流側には現在は不在だが、昨夜はボラが居た。
サイズは50cm程で、カワヌベにはちょうどいいサイズ。
地形的変化はあるが流れが足りない。
下流側には地形にも流れにも変化が豊かでアングラー的に投げたくなるファクターに富んでいるのだが、ベイトの姿が見られない。


今夜、どちらに入るべきか?を議論する。
その選択肢から漁港は除外した。
ベイトの数は間違いなく多いが、水の色を見て無いなと感じたからだ。
汐入と串良の水の悪さが先ずベースにある上に、浚渫作業の影響が致命的と判断した。

すると、右岸の上流側か?下流側か?
おれ達は下流側を選択。
地形と流れの変化は充分。
あとはベイトが着きさえすれば、可能性は膨らむ。
今夜はそれに賭けた。



その賭けは、ターゲットが鱸であれば当たりだったのだが…
釣果は鱸が数本。
鱸のバイトは多数。

ただしかし、本命のカワヌベの気配を感じる事は残念ながら無かった。

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上宮則幸
夢追五夜 第一夜 http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5gca39gx 2018-06-14T12:00:00+09:00 夢追五夜(むついごや)










第一夜

おれより少し歳かさの遠方からの友人は会社を退職したんだと言う。
もうウンザリするほど働いたし稼いで貯えもしたから、今までみたいに奴属的に働く人生はもうマッピラだと。

遠征アングラーを迎える時にいつも案内するポイント近くのラーメン屋で、親父の怠慢でなかなか出てこないラーメンを待ちながら、辛くて美味いので有名な辛子高菜をチビチビ摘まみながら彼の話しを聞いている当のおれも数年前に時間の余裕が欲しくて…いや、もっと正確に言えば、魚釣りする時間がもっと欲しくて会社勤めを辞めちまったクチだ。
同じく奴隷のように会社に支えて、家庭も健康も時間も台無しにしてきた。

会社や家庭の近況や世相に関する意見をかわす。
魚釣りの話しなんかそっちのけだ。
でもそれがいいんだ。



なかなか出てこないラーメンを待つ間に結構な時間が過ぎてしまって、味わうのもそこそこにスープと麺を胃の府に流し込み店を出た。

おれが前々から詳細に状況の分析を済ませ、撃つべきポイントが絞れていればもう少しこの店で話し込んでから向かってもいいんだが、今回はそうもいかない。
実は全く川に行けていない。

魚釣りするために会社を辞めたが、それはそれで色々な課題を抱えてしまって…
いや事業が楽しく家庭に癒される毎日が愛しく、魚釣りから自然と脚が遠ざかっている。

それでもこの数日は川の水の状態はウォッチしておいた。





本流の水はいい。
串良の水は代掻きの濁り。
荒瀬は澄んでいて、汐入は水も泥の臭いがキツい。
ヤツは汐入と串良の水は避けるハズだ。
ザックリ絞るならば本流肝属と荒瀬の水の筋。

だから右岸一帯に張り付くべき…

そう言ったザックリとした情報と印象を肝属に向かう車内で伝えながらクルマを走らせる。
今回は地形の把握はサッパリ。

もう何度目でしたっけ?
う~ん、2、3、4、6月と来て、今回が5月だから5回目だね。

彼は5年連続して初春~初夏の肝属を訪れている。

ターゲットは『カワヌベ』、標準和名はアカメ。


数日前からわかっていたいた事ではあるが、肝属河口は強風が吹き荒れていた。
何故だろう?
彼の遠征のタイミングに必ず荒れる。

やっぱり今回も持ってましたね!(笑)
いやぁ~ウンザリだよ~…


今回の遠征は6日間、実際釣りが出切るのは5夜。
その初日が何も無く終わった。

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上宮則幸
おひさしぶりでございます http://www.fimosw.com/u/nknk/4yeuvt5726trw5 2018-06-13T18:53:00+09:00
まぁ~本当はネタだらけなんですが、書く時間と気力がちょっとアレで(笑)

不在にしていた間のあれこれはまたそのうち気が向いたらね。

さて、鱸釣りに川に行くべ!]]>
上宮則幸