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FIFA女子W杯ドイツ2011の優勝に日本列島は昨日から沸騰気味だ。
1996年”マイアミの奇跡”オーバーエイジ制度をフルに活用し編成された、スーパースター軍団のブラジルに男子サッカー日本代表チームが勝利したアトランタオリンピックから15年。
その喧騒の裏で既に大会から姿を消していたのが女子代表チームだった。
この大会から正式競技として登録された女子サッカーに参加した国は八カ国。
3戦全敗、ドイツにこそ健闘はしたが、大型選手のフィジカルを活かしたノルウェーに完膚無きまでに叩きのめされるなど、参加した中では最弱と言って間違いがないレベル。
そこから15年、僅か2世代で極めて重要な2つの世界大会のうち、1つを制するまでになったのかと思うと、底をリアルタイムで見ていただけに感慨が深いのと同時に、女子サッカーという競技の層の薄さも感じる。
また、世界大会を制したのだから世界一でいいじゃないかと、言うかもしれないが、開始15分。
そこまでを見ただけでアメリカとの実力差は歴然とした物だった。
「これは相当に厳しい」
もし、早い時間に先制点を取られれば大量失点も覚悟しなければならない様な差があったし、得点の期待はよほどのゴール前でのミスにつけ込むか、優秀なキッカーを活かすセットプレーでしかないのではと予想された。
事実、アメリカは次々とチャンスを生み出したのだが、日本の好プレーというよりも、全てミスで得点機を失い、日本はそれしかない様な得点を重ねた。
勝敗を分けたのは双方ゴール前でのディティールであった。
この点で日本はアメリカの選手起用に救われた。
アメリカの13番モーガンがスタートから出ていればもっと厳しいゲームになっていただろう。
抜群のスピードと、先制点となったエリア外から逆サイドネットに突き刺した、女子選手とは思えないシュート、2点目のワンバックへ送られたドリブル突破からのパスはタイミング、精度、スピードと完璧で、突出した能力を発揮していた。
もし、彼女がサッカー選手としての人生を選択するならば、この若く、ルックスにも恵まれた選手は今後10年、日本にとって、なんとも強力な敵となるだろう。
しかし、サッカーとはなんと公平な競技かと思わされる。
アメリカは圧倒的に強かった、だが、敗れた。
例えば、人種としてアメリカ人は強いなどと言う曖昧な物ではなく、彼女達は300万人という競技人口をバックボーンにした、300万人の中から選ばれた代表と言うのが、その強さの源だ。
それに引き換え、日本の女子サッカーにおける競技人口は100分の1、3万人程度と言われている。
この点だけ見れば、先の大戦の如く、圧倒的な物量差があると言っていいだろう。
だが、ここがサッカーの面白い所。
同じ広さのグラウンドで、90分(+30)間、11人(+3)の選手がプレーすると言う、最終決戦においては双方、公平な条件で戦わなければならない。
どれだけトロフィーを獲得していようと、どれだけ資金があろうと、最終的に相手と同じ条件で戦わなければならない。
その場所に、そのタイミングで、持っている全てを凝縮出来なければ、何を持っていようと意味が無い。
逆に、大昔の、部員が丁度9人しかいない高校野球漫画の様に、最高の11人さえいれば世界大会を制する事も不可能ではない。
なでしこジャパンが獲得したトロフィは、この一月、この大会、この決勝戦、最高のチームは日本代表だったと証明すると言えるだろう。
持っている物は劣っていたが、瞬間への凝縮力がその差を埋めた。
そして、日本でもその活躍により、注目を集めた澤が大会MVPと得点王に輝く。
これにより、日本サッカー協会が掲げた女子サッカー3つの目標のうち2番目と3番目が達成されたと考えていいだろう。
だが、1番目の目標は現時点で、その達成にはW杯で一回勝つだけよりも遥かに険しい。
昨年、南アフリカでのW杯の後、初めてJリーグを見に行った人がどれだけいただろうか?
または衛星放送を契約しイングランドやスペインのリーグ戦を見始めた人がどれだけいるだろうか?
衛星放送は知りようもないが、Jリーグは前年よりも総入場者数が減少した。
おそらく世界一と今日本中の脚光を浴びている彼女達も、来週は解らないが3ヶ月もしたら観客数百人の競技場でプレーしているだろう。
サッカーを日本女性のメジャースポーツにする。
日本サッカー協会が掲げた1番目の目標へ、次世代の種を少しでも撒く為に、まだまだ注目を集め続けなければならない。
そんな絶対に負けられない戦いをし続けなければ、世界一という看板を掲げようと存続すら危うい。
先ずは改革として、10年の猶予を与えつつJリーグ所属チームに対しユース年代の育成を義務付けている様に、女子チームの経営を義務付けてはどうだろうか。
もちろん、それには今回、日本対アメリカという他国同士の決勝戦にも関わらず、5万人収容のスタジアムを埋め尽くしたドイツの様な、サッカー文化の浸透による、Jリーグの繁栄無くして不可能に他ならない。
例えば貴方!
今、Jリーグで首位のチームは何処だか解りますか?(`・ω・´)
今すぐ見てみよう。
J1リーグ順位表
1996年”マイアミの奇跡”オーバーエイジ制度をフルに活用し編成された、スーパースター軍団のブラジルに男子サッカー日本代表チームが勝利したアトランタオリンピックから15年。
その喧騒の裏で既に大会から姿を消していたのが女子代表チームだった。
この大会から正式競技として登録された女子サッカーに参加した国は八カ国。
3戦全敗、ドイツにこそ健闘はしたが、大型選手のフィジカルを活かしたノルウェーに完膚無きまでに叩きのめされるなど、参加した中では最弱と言って間違いがないレベル。
そこから15年、僅か2世代で極めて重要な2つの世界大会のうち、1つを制するまでになったのかと思うと、底をリアルタイムで見ていただけに感慨が深いのと同時に、女子サッカーという競技の層の薄さも感じる。
また、世界大会を制したのだから世界一でいいじゃないかと、言うかもしれないが、開始15分。
そこまでを見ただけでアメリカとの実力差は歴然とした物だった。
「これは相当に厳しい」
もし、早い時間に先制点を取られれば大量失点も覚悟しなければならない様な差があったし、得点の期待はよほどのゴール前でのミスにつけ込むか、優秀なキッカーを活かすセットプレーでしかないのではと予想された。
事実、アメリカは次々とチャンスを生み出したのだが、日本の好プレーというよりも、全てミスで得点機を失い、日本はそれしかない様な得点を重ねた。
勝敗を分けたのは双方ゴール前でのディティールであった。
この点で日本はアメリカの選手起用に救われた。
アメリカの13番モーガンがスタートから出ていればもっと厳しいゲームになっていただろう。
抜群のスピードと、先制点となったエリア外から逆サイドネットに突き刺した、女子選手とは思えないシュート、2点目のワンバックへ送られたドリブル突破からのパスはタイミング、精度、スピードと完璧で、突出した能力を発揮していた。
もし、彼女がサッカー選手としての人生を選択するならば、この若く、ルックスにも恵まれた選手は今後10年、日本にとって、なんとも強力な敵となるだろう。
しかし、サッカーとはなんと公平な競技かと思わされる。
アメリカは圧倒的に強かった、だが、敗れた。
例えば、人種としてアメリカ人は強いなどと言う曖昧な物ではなく、彼女達は300万人という競技人口をバックボーンにした、300万人の中から選ばれた代表と言うのが、その強さの源だ。
それに引き換え、日本の女子サッカーにおける競技人口は100分の1、3万人程度と言われている。
この点だけ見れば、先の大戦の如く、圧倒的な物量差があると言っていいだろう。
だが、ここがサッカーの面白い所。
同じ広さのグラウンドで、90分(+30)間、11人(+3)の選手がプレーすると言う、最終決戦においては双方、公平な条件で戦わなければならない。
どれだけトロフィーを獲得していようと、どれだけ資金があろうと、最終的に相手と同じ条件で戦わなければならない。
その場所に、そのタイミングで、持っている全てを凝縮出来なければ、何を持っていようと意味が無い。
逆に、大昔の、部員が丁度9人しかいない高校野球漫画の様に、最高の11人さえいれば世界大会を制する事も不可能ではない。
なでしこジャパンが獲得したトロフィは、この一月、この大会、この決勝戦、最高のチームは日本代表だったと証明すると言えるだろう。
持っている物は劣っていたが、瞬間への凝縮力がその差を埋めた。
そして、日本でもその活躍により、注目を集めた澤が大会MVPと得点王に輝く。
これにより、日本サッカー協会が掲げた女子サッカー3つの目標のうち2番目と3番目が達成されたと考えていいだろう。
だが、1番目の目標は現時点で、その達成にはW杯で一回勝つだけよりも遥かに険しい。
昨年、南アフリカでのW杯の後、初めてJリーグを見に行った人がどれだけいただろうか?
または衛星放送を契約しイングランドやスペインのリーグ戦を見始めた人がどれだけいるだろうか?
衛星放送は知りようもないが、Jリーグは前年よりも総入場者数が減少した。
おそらく世界一と今日本中の脚光を浴びている彼女達も、来週は解らないが3ヶ月もしたら観客数百人の競技場でプレーしているだろう。
サッカーを日本女性のメジャースポーツにする。
日本サッカー協会が掲げた1番目の目標へ、次世代の種を少しでも撒く為に、まだまだ注目を集め続けなければならない。
そんな絶対に負けられない戦いをし続けなければ、世界一という看板を掲げようと存続すら危うい。
先ずは改革として、10年の猶予を与えつつJリーグ所属チームに対しユース年代の育成を義務付けている様に、女子チームの経営を義務付けてはどうだろうか。
もちろん、それには今回、日本対アメリカという他国同士の決勝戦にも関わらず、5万人収容のスタジアムを埋め尽くしたドイツの様な、サッカー文化の浸透による、Jリーグの繁栄無くして不可能に他ならない。
例えば貴方!
今、Jリーグで首位のチームは何処だか解りますか?(`・ω・´)
今すぐ見てみよう。
J1リーグ順位表
- 2011年7月19日
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人種と民族と国籍は別物ですね、という枝葉末節の突っ込みはさておき、アメリカの場合、女子サッカーが盛んすぎて、サッカーは女がやるものという偏見が根強いのが悲しいとこだなと思いました
kakuy
南極