膝下水深程度の河川中流域をウロチョロウロチョロ。

足周りの装備は、まだ導入したてのパズデザイン製ウェットゲーター。

そしてルアーは1作目を作ってから4年という月日が経過しているハンドメイドミノー10Parabellum。

一度水の中につけ、ゆるく絞ったフェイスガードを首にまくと、決して良いとは言えない匂いが…どうやら今日は"色んな水"が多く混ざっているようです。

一通り探りますが反応は一切なく、来たルートを戻っていると、後からやってきた親子連れが何やら楽しいことをしています。

15センチ程に育った豊かな恵みを横目に見つつ、次の場所へ移動しました。

なんとなくどこに立っても良い感触は得られないと思う日だったこともあり、河口エリアまで車を走らせ水やベイトの様子をチェック。

足を止めたのは、いくつかある下流エリアの小規模な流入河川。

ひと月ほど前からそこに多くのチヌの姿が見えるのを確認していましたが、この日もちゃんとチヌ達はいました。

…ちょっとだけ投げてみようか。

河川中・上流域にこだわると決めた今年の夏ですが、ちょっとした息抜きステージと思うことにして、オカッパリチヌゲームの開始です。

船だまりや橋脚まわり、そして何もないオープンなエリアにもチヌの泳ぐ姿を確認。

水深は浅いとこで1メートルないくらいで深くても1.5メートル程、水質はクリア。

ルアーを誤魔化すのでなく完全に見せてやる、いわゆる真っ向勝負の釣りになります。

おそらくチヌゲームをやるならば多くの人がトッププラグを使うであろうシチュエーションに、10センチのミノーで攻める相変わらずセオリー的なものを無視した僕の釣り。笑

試しにタダ巻きで見せてやるとガン無視されます…むしろ逃げていく。

そこで水面ステイからのワンアクションでダイブ→またステイという、トッププラグのようなアクションをさせてみたところ…

いくつかの個体がソロソロと付いてくるではないか。

その光景に可能性を見出すことが出来たのでテンポ良くキャストを繰り返します。

この日は台風がやってくる前ということで風が強く、風向きもコロコロと変わり不安定。

ダイブ後の浮上するタイミングで横から強く風が吹きラインスラックがフワリと宙に弧を描き、本来浮上するはずのミノーがまるでサスペンドするかのように水中で留まりわずかなアクションをさせていた時…

横からルアーを持っていくように、とうとうチヌが口を使った！

んですが…残念ながらフックアップならず。

その後も同じようなパターンで探りましたがバイトまではいかず、ルアーがフグに見つかった時は執拗なアタックをくらい、おそらくチヌの幼魚かな？っていう集団に見つかった時はPEとリーダーの結束部分を執拗にアタックされたり。笑

キャッチには至っていませんがその一つのバイトから可能性はあるのかなと思うことができました、シャローにいる見えチヌのミノーイング！

「ひとつのルアーを多彩な見せ方で」

次こそはキャッチまでしたいと思います。

【tackle data】

Rod:Golden Mean OUTRANGE ORS-90ML

Reel:DAIWA 18CALDIA LT4000-CXH

Line:SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

Leader: SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.

Hook:Shout! TCスパーク #2

Lure:10Parabellum …all handmade lures(1989Lures)

【wear ＆ tool data】

Cap:Pazdesign フラットバイザーIII

EYE WEAR:DANG SHADES LOCO　

Protect gear:Pazdesign フェイスガード グレーカモ

Life jacket:Shimano XEFO ショートゲームベスト VF-274L

Wader:Pazdesign ウェットゲーター ZAC-953

Fish grip:STUDIO OCEAN MARK OG2100Newbie M/Go

Camera:Nikon COOLPIX A900

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