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魚を釣ることだけじゃない僕の釣り

2020年の目標のひとつ"肝属川のカワヌベキャッチ"。

先月の釣り初めに肝属を選んだのが第1回目、そして家族みんなでドライブがてら様子を見に行ったのが1.5回目。
今回は、一年で最もフィールドコンディションはよくないんじゃないか?と勝手に思っている時期の、第2回肝属遠征ログです。 

 
■ 工程は一泊二日の車中泊スタイルで
 
最後に車中泊したのは10月の熊本シーバスパーティだったから、約3か月ぶりの車中泊での釣行に心が躍る。
 
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"子供たちの送り迎えなど後部座席もしっかり使えるここ最近の家族優先スタイル"
 
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"助手席までフラットにした車中泊スタイルへ。移行に掛かる時間は15分ほど"
 
午前中の息子の幼稚園の発表会を終え、いつものラーメン屋に家族全員で行ってから「すまん、行ってくる」と申し訳なさそうに妻に伝え、意気揚々と出発した。
 
第一回目は陸路を片道130キロ程走ったが、夕方には釣り場に立ちたかったので片道40分ほどの船旅で大隅半島へ渡れる垂水フェリーを利用した。
軽箱バンで片道1800円と決して安くはないが、陸路で時間とガソリンと体力を消費するよりは良い。

今後も、ケースバイケースで利用していこうと思っている。


■ 支流で迎える二月の十五夜
 
安全面でも怪奇現象面でもビビりな自分は、初場所で単独でいきなりナイトゲームなんて出来る気がしない。
ましてやウェーディングゲームなんて、その場所特有の流れが発生するかもしれないしデイで安全を確認しない限り、ほとんど膝から上が水に浸かることはない。
 
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"最終目標はカワヌベだが、流れの強さや雰囲気を感じる為に使い慣れたスズキタックルを手に取った"
 
午後の干潮時にフィールドを下見しておきたかったが、着いたころにはもうある程度水位が増していて地形調査は出来そうにない。

上げが始まってそう時間が経っていないのに、えらい水があるな…なんて思ったけど、そういえば前回の遠征時は小潮回り。
大潮周りは初めてとなるが小潮と大潮で水位が大幅に違うのなんて当たり前なのに、そんな当たり前のことに現地に到着して実感する自分に少し笑える。
 
でもこのくらい緩い感じが、今はちょうどいい。
どうせその時が来たら、また周りが見えなくなるほどにのめり込むんだろうから。
 
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"夕日が姿を消すと河口から月がのぼる。月齢15.2日。今夜は2月の十五夜だ"
 
普通遠征となると「一匹でも魚が釣れたらなぁ」とか「釣るまで帰らん!」といった目標を立て奮起するものだと思うが、「魚は釣らなくて良いからフィールドの雰囲気に身を置ければ」と僕は思って釣りをすることが多い。
そこにはさらに"程度の問題"が加わると思うが、もしかしたら他の釣り人が呆れる程に僕は「釣れなくていい」と思っているかもしれない(笑)
 
ざっとフィールドを見渡して中流域にベイトの存在は確認できない今の時期、魚に出会う為の定石でいえば河口域なのかもしれないが僕は支流の下流側に入った。
肝属にはいくつかの支流が合流するが、まずはこの支流たちの癖や表情を知っておきたいと思った。
 
満潮からの下げ。支流からの流れの筋が、沖へ離れたり護岸に近付いたり目まぐるしく変化する。
自分がスズキなら何をしにここへ来るか?とイメージしながら、この支流の水がどこから生まれどんな生き物たちを育み養分を蓄えて本流に合流するかを想像する。
 
答えは出ない。まだまだ肝属もこの支流も知らなさ過ぎる。
でもひとつだけ、微かな気付きを手に入れた。
 
支流の流れが大きく手前に寄る時、わずかだがベイトの気配が生まれルアーに引っ掛かり、回収直前でフックアウトした。
チラリと見えたのは、5センチほどのイナッコらしき魚。
ただそれはなんとなく流れに付いているベイトとは思えない。

今はこの支流の水を嫌っているのかな?
そんな気がしつつ、少し寒さが顔を出し始めたタイミングで、夕方から5時間振り続けたロッドを納め車に戻った。

 
■ 朝焼けと共に肝属を抜け出す
 
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"目を開けると朝焼けが車を包んでいた"
 
肝属の早朝は冷え込み、寒さのせいでアラームより早く目が覚めた。
スマホのアプリでチェックすると、10時ごろから10メートルを超える風が吹く予報。
少し迷っているととうとう朝日が顔を出す。
 
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現在の時刻だと潮位は満潮、本来の目的の地形調査が難航することは目に見えている。
…よし、決めた。

肝属遠征と銘打ってはいるが、第2有明橋を通過したのち気になる他の河川へ向かうべく、南へハンドルを向けた。
 
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"僕の普段のフィールドは東シナ海及び錦江湾。太平洋に流れ注ぐ河川はどれもまた違った表情に見え、とても魅力的に感じる"
 
いくつか気になるポイントを見て回るも、予報よりはるかに早い段階で風が強くなってきた。
サーフの砂は音を立てて人工物を叩き、展望所の旗を引きちぎらんばかりに吹きさらす。
 
朝食は持ってきたレトルト食材とガスコンロでまったり食べるつもりだったが、風が強くてとてもじゃないが外で食べれる状況ではない。
結局地元のスーパーで昼ごはんとも取れる時間帯に弁当を買い、車内で食べながらまた作戦を練る。
 
「今日はどこに行っても風が強くてダメだろうなぁ。笑」
 
午前中はまるっとドライブとなり、明らかに風が強くなってきている干潮前の肝属川へとまた戻ってきた。
 

■ 魚を釣ることだけじゃない僕の釣り
 
予報より強いのではないか?と思う風が、僕に邪魔だと言わんばかりに肩を当てるかの如く吹き抜けてゆく。
風だけならまだしも、立っていられない程の突風が何度か吹く状況には思わず笑ってしまった。
 
夜は風が止む予定だが、また満潮からのスタートとなる。
やるなら干潮前後の時間帯を打ちたい。だがそれを実行すると、待ち受けるのは徹夜明けでの翌日の仕事。
 
無理はしない。でも肝属には、もうちょっとだけ居よう。
川の傍に止めた車内でなんとなく時間を過ごしながら、今回の遠征のこと、家族のこと、明日からの仕事のこと、これからの釣りのことを考える。
 
僕のログは、釣行記と題しながら魚はあまり登場しない。
それでも僕は、釣りをしていると胸を張って言える。
 
家族と過ごす時間も、仕事をこなす時間も、釣り場に向かう車内で流す音楽を聴く時間も、ロッドを持たないでフィールドを歩き回る時間も、車中泊で寝袋に潜っている時間も、それらすべてが僕にとっては釣りだ。
 
帰りはフェリーでなく陸路を選択し、錦江湾奥沿岸をトコトコ走りながら今回の釣りを振り返り、今後の釣りの展望を組み立てる。
 
"春風が吹くころに、何かひとつきっかけを掴めたら"
 
今年の初めにそんなことを考えたりしたけれど、第2回肝属遠征を終えた今抱く所感としては"まだまだたくさん時間が必要だな"ということだった。
 
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"桜島に沈みゆく夕日。月がのぼるシーンを一回、朝日を一回、夕日を2回も見ることが出来た大満足で至福の釣り時間だった"


 
【タックル&ウェア】
[ロッド]ZENAQ PLAISIR ANSWER PA89 -Technical Surfer-
[リール]SHIMANO 18 STELLA 3000MHG
[メインライン]SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)
[リーダー]SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 20lb.
[キャップ]1989Luresフラットキャップ(OTTO)
[ゲームベスト]SHIMANO XEFO ショートゲームベスト VF-274L
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
[小物]Columbiaポーチ,CHUMSエッグ型コインケース
 
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