南伊豆沖磯 修行

  • ジャンル:釣行記
久しぶりに自分のまとまった時間が取れることになったので、
最近青物釣果が聞かれる南伊豆某沖磯に向かった。

週末とあって今日は結構人が多い。
ルアーマンも数名いる。

東よりの風が吹いるため、風が当たっている場所は、
潮は表層のみ東向きに若干流れている。
表層より下層の潮は殆ど動いていない。
9時の満潮に向かって小潮の緩い上げ潮であるからであろうか。

最初は、トップウォータープラグから投げる。

沈黙。

次は、シンキングペンシル表層タダ巻き。

沈黙。

さらに次は、ダイビングペンシル

沈黙。

メタルジグ、

沈黙。

いつもこの磯で最初に投げる際は、たいていポイントの雰囲気が良いので魚信を期待するのだが、
朝一から反応があるケースは殆ど無く、馴れてはいるがいつも期待を裏切られるのだ。
沖磯は、一度のってしまうと当然ながら、ポイントという選択肢がないため
自分の引き出しを全て出し尽くし、諦めずにひたすら投げて
来るか来ないかわからない青物の回遊を待つのである。
まさに修行である。

こういう状況にいるからこそ、邪念を無くして釣りに集中できるというメリット(自分にとっては)もある。
とことん集中して引き出しを増やしつつ、使う。それが自分は好きでもある。
だからこそ沖磯に自然と足が向いてしまう。

ただ、この磯で何回投げただろうか、釣れたのは数えるほどしかない。
釣れる確率としては時期さえ合えば、ポイントを選べる自由がある地磯の方が高いだろう。
それだけに釣れた時の喜びと感動は相当なものである。
達成感は半端ない。


今日は昼まで投げたが、残念ながらその達成感は味わえなかった。


今日の釣行で自分の中にはテーマがあった。
ダイビングペンシルを投げまくって、身体で操作を覚えることだ。

何種類かのダイビングペンシルを試したが
一番自分が扱い易いのが、以前から使用していたシマノのオシアペンシルだった。
プラスチックプラグなので、ウッドプラグに対して浮力が小さい分浮き上がるまでの時間が
多少長いが、泡をまとってS字スラロームを描きながら良く泳ぐ。
(泳がずにフラフラするアクションが好きな人もいると思いますが)

オシアペンシルひとつを、何度と無く投げ、
リールの巻き方、アクションのバリエーション、波のうねりに対するアクションの強弱、
自分との距離によるアクションの強弱、アクションのタイミング、ロッドの振り幅等の
ダイビングペンシルの操作には様々な要素があり、実に奥が深い。
”修行”を通じて、実際に使わないとわからない様々な感覚を
多少なりとも自分のものにできた気がする。
それが本日の収穫だ。

あまりにも集中しすぎて(面白すぎて)iPhoneで写真を撮るのを忘れたため
船で写真をパチリ。

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渡船についてネガティブな出来事もあったが、
今日も成長できたので良しとしよう。

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