【疾風怒濤】サッカーの祭典、栄冠を勝ち取ったのはドイツ

この１ヶ月続いた激闘の最後の試合も素晴らしい戦いになった。

決勝戦での戦いが今回で３回目というドイツ対アルゼンチン。

ワールドカップに歴史を作ってきた常連国同士の戦い。

私が注目していたのはマラドーナと比較されることの多い神の子メッシ。

個の力だけで決定的な仕事ができる今大会唯一無二の存在。

組織的な攻撃と守備が完成の域に近づきつつあるドイツのチーム力と

相棒のディマリアをケガで欠くメッシとの戦いという構図が

試合前の大方の予想だった。

試合はドイツが予想通りパスを回してボールを支配するが

決定的な場面までは作らせないアルゼンチンのディフェンス。

逆に攻められていたアルゼンチンの方がドリブル突破と一本のパスで

シュートまで行く場面が多く見られた前半戦。

後半開始と同時にアグエロを投入して攻撃的にシフトしてきた

アルゼンチンがペースを掴むが得点するまでには至らず

徐々にドイツが盛り返してきて一進一退の攻防が続く。

イグアインとメッシが１対１の場面でどちらかが決めていれば

延長戦後半のゲッツェのゴールは生まれなかっただろう。

試合を決めたのは交代出場してきてそれまでは消えていたゲッツェ。

レーブ監督が試合後ミラクルボーイと呼んだ選手の値千金弾。

アルゼンチンは最後の決定的な場面の精度を欠き、得点できないところを

最後の最後でマスチェラーノを中心とする守備陣が破られてしまった。

アディショナルタイムのメッシのフリーキックが大きく枠を外れると

スタンドのアルゼンチンサポーターが頭を抱えて下を向いた。

今回の大会全体を見てみると攻撃だけでもダメ、守備だけでもダメ

パス回しだけでもダメ、個の力だけでもダメ

全てにおいて最高レベルだったドイツが優勝したのは納得できた。

ドイツチームには心からおめでとうを言いたいです。

４年後のロシアまでこの戦いが見られないのは少し残念だが

再開するJリーグや新シーズンがはじまる欧州リーグで

日本人選手がとれだけ活躍して次のワールドカップを迎えられるか

これからもサッカーが楽しみでならないです。

日本代表の次期監督がアギーレで決定と取り沙汰されたいますが

その前に日本サッカー協会の大仁会長と原専務理事を更迭し

新しい組織で監督を選考していただきたいですね。

私は日本人の中から監督を選んで４年後、８年後と継続できるサッカーを

日本代表には期待しています。

日本のワールドカップ優勝はいつの日になるか？

１０年かかるか・・・２０年かかるか・・・それとも５０年後、１００年後・・・。